【結論】
ムカデは毒を持っているため危険です。食べたり刺されたら早めの動物病院受診をオススメします。
筆者「たけのこ」は、ものすごいムカデ嫌いなため、当記事にはムカデに関わる画像を極力除いています。見たい方はご自身で虫を検索してご覧ください。
漢字で「百足」と書くほど、たくさん足があるムカデ。その独特な形状から、虫の中でも特に苦手と思われる方は多いはずですが、猫にとっては格好のおもちゃです。しかし、猫がムカデに接触するのを放置すると思わぬ危険に巻き込まれる恐れがあります。
この記事では、人生でもう二度とムカデに会いたくないと願っている筆者「たけのこ」がムカデ対策を猫のいるご家庭向けに解説します。
ムカデ、いやぁ
猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。
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黒猫トモくん(Tomo)
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!
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猫にムカデは危険!
家の近くで見かけることもあるムカデですが、実は蜂に並ぶほど危険な害虫です。
油断していると痛い目にあいます!
ムカデには毒がある
実はムカデには、害虫の中でも特に強力な毒があります。猫だけでなく人間も噛まれたら、痛みやアナフィラキシーを引き起こす恐れがあります。
万が一、猫がムカデに刺されたら
猫がムカデに刺されてしまった場合、早い段階で動物病院で処置してもらう必要があります。猫が暴れてしまい状態が悪化する恐れもあるため、早い内から相談されることをオススメします。
夜間でも緊急外来に連絡された方がいいです
また猫がムカデを食べてしまった場合、何も起きなかったケースもありますが念のため獣医師に相談した方が無難です。ネット情報として患部をお湯で温めるもしくは氷水で冷やすなどが挙げられますが、所詮は民間療法です。
猫について学ぶならオススメ本はこれ!
ムカデ対策 猫がいる家庭でのポイント6選
ムカデ対策を施すにあたり、下手に薬剤を撒いたら猫に悪影響がないか心配ですよね。目の前にムカデが出現したときも、駆除スプレーの使用ためらってしまう方もいらっしゃるはず。ここでは猫がいる部屋でも安心なムカデ対策のポイントを6つ解説します。
①絶対に素手で触らない
ムカデ対策で重要なのは、絶対に素手で触らないことです。上記で解説した通り、ムカデの毒は人間にとっても脅威です。
退治しようと下手に触って噛まれてしまったら元も子もありません
②ムカデ専用駆除薬
ムカデは危険な毒を持っているだけでなく非常にタフです。生命力が強いためバラバラにされても生き延びたり、通常の駆除薬にも耐えることがあります。そのため、ムカデ専用の駆除薬を使うことを推奨します。
使いやすいのが、アース製薬の「ムカデコロリ」。スプレータイプの他に設置型の罠もあるため、侵入対策としても活用できます。
玄関の外で使う侵入対策向きです
③猫がいても安心「ムカデシャット」
ムカデ対策したいけど猫がいるから薬を撒けない。そんな方にオススメするのが「ムカデシャット」です。天然由来の成分を使用しているため安全性が高く、猫がいる環境でも問題なく使用できます。室外用・室内用の2種類が用意されているため、ムカデの侵入経路によって使い分けることも可能です。
目の前にムカデがいる場合、牽制にしかならない点は理解しておきましょう。
④ムカデは熱湯に弱い
目の前にいるムカデを退治したいなら、熱湯が最も効果的です。ムカデは熱に弱いため、沸騰したお湯をかけるだけでも倒せる可能性があります。倒した後は濡れた床を拭くだけなので、猫が近寄ってきても安心です。
ただし、お湯を沸かしている間、猫がムカデにちょっかい出さないよう隔離するなどの配慮は必要です。
⑤ゴキブリ対策を徹底
あまり考えたくない話ですが、ムカデはゴキブリを食べます。餌であるゴキブリが家庭内にいなければ、ムカデが侵入してくる可能性も低くなります。ゴキブリも猫にとって悪影響をもたらす害虫なので併せて対策されることをオススメします。
⑥何度も出現するならプロの業者を推奨
退治してもムカデがいなくならない場合、プロの害虫駆除業者に依頼されることをオススメします。1匹目を自力で退治しても、2匹、3匹と現れない保証はありません。プロの害虫駆除業者に相談することで、ムカデの侵入経路を特定し、猫に配慮した駆除方法を提案してくれます。
【害虫駆除110番】
寝ている間にムカデが現れるとか想像するだけでゾッとします
\ムカデは危険!コワイ!/
他の害虫にも注意!
ネコノミ | ダニ | 小蟻 | 蜘蛛 | ムカデ | 蜂 | 蚊 | ハエ | ナメクジ | セミ | カメムシ | ゴキブリ | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
危険度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★ | ★ | ★★★★★ |
猫への危害 | アレルギーや寄生虫を媒介 | ダニの種類にもよるが、いずれも悪影響を及ぼす | 基本的にはそこまで高くない。ただし、ヒアリがヤバイ | 蜘蛛の中には毒を持っている種類もいる | 痛み アナフィラキシー | スズメバチがヤバイ | アレルギーとフィラリア | 不衛生 | 猫肺虫・肺吸虫のリスク | 特別、大きな危険性はない | 特別、大きな危険性はない。だが、臭い。 | 細菌や寄生虫のリスク |
人間への危害 | 血を吸われる アレルギー | マダニがヤバイ | ヒアリがヤバイ | セアカゴケグモがヤバイ | 猫と同じく痛み アナフィラキシー | スズメバチの毒がヤバイ | 感染症を媒介 | サルモネラ菌やO157 | 寄生虫媒介のリスク | 特別、大きな危険性はない | 特別、大きな危険性はない。だけど、臭い。 | 猫と同じく細菌や寄生虫のリスク |
有効な対策 | 駆除薬 ブラッシング | 駆除薬 ブラッシング | 駆除薬 | 他の害虫対策 | 熱湯 餌となるゴキブリ対策 | 避難 害虫駆除業者に相談 | 蚊取り線香 フィラリア予防 | めんつゆトラップ 駆除薬 | カフェイン 駆除薬 | 猫を外に出さない | 室内に入れない 素手で触らない | 駆除薬 害虫駆除業者 |
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猫を守るためにムカデ対策しよう!
ムカデは猫にとって、面白い動きをする獲物ですが、噛まれてしまうと危険な相手でもあります。しかし、猫はムカデの危険性を知らないため飼い主さんが対策しなければなりません。
ムカデの侵入経路は様々。台所やお風呂の排水口、玄関の隙間、エアコンなどからも入り込んできます。素人で施せる対策には限界があるため、事前にプロの業者に対策を相談されるのもアリです。