【結論】
猫の脱走対策で重要なポイントは「物理的に防ぐこと」。非常にシンプルですが脱走防止扉や柵を設置し簡単に出れないよう工夫することが対策として効果的です。
- 猫が脱走しかけてヒヤリとした
- 飼っている猫が脱走して大変な目に遭った
- いつ脱走してしまうか不安
猫を飼われている方の多くが、上記のような思いをしたことがあるはず。筆者も猫の脱走を経験していますが、あのときの心労は計り知れませんでした。
今回は猫と20年以上一緒に暮らしている筆者「たけのこ」が、猫の脱走対策について解説します!
紹介する対策をぜひご自宅でも試してみてください!
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猫の脱走は危険!
- 猫が事故に巻き込まれるリスク
- ノミやダニ、感染症、ケガのリスク
- 野良猫やカラスに襲われるリスク
- 心無い人間に虐待されるリスク
なぜ猫の脱走に気を付ける必要があるのか?みなさんは答えられるでしょうか?様々な理由が挙げられますが、特に危惧するべきなのが猫が自力で帰ってこれないリスク。
明確な研究調査はありませんが、一説では脱走した猫が自力で帰宅できる可能性は限りなく低いと言われています。室内飼育の猫は土地勘がなくパニック状態になるため、帰ってこれない子が多いです。
家猫が脱走する理由
そもそも、どうして猫は脱走を試みるのか?原因を知るだけでも脱走を防げる可能性が高まります!
①好奇心
猫が脱走する理由として最初に挙げられるのは好奇心です。
猫は警戒心が強い動物ですが、好奇心旺盛な一面もあります。品種や育った環境、性格などにより好奇心の度合いは異なりますが、若い猫ほど外の世界に興味を示す傾向があります。好奇心旺盛な子は、勢いで脱走してしまうケースがあるため油断できません。
②外猫時代の名残
元々、外猫として育った子の場合、その名残で外に出ようとします。
外で経験してきた刺激を求めたがるため、室内飼育で過ごした猫よりも脱走に対する注意が必要です。
外には野良猫やカラスなどの外敵、感染症リスク、交通事故に遭う危険や心無い人間の存在など猫にとって危ないものだらけです。外で過ごしていたからといって、放し飼いがいいわけではありません。
③発情期
猫は2〜4月の春と6〜8月の夏に発情期を迎えます。発情期になると猫は相手を求めて外に出かけようとします。発情期の脱走は避妊・去勢手術をすれば自然と止めることが多いです。
④室内への不満とストレス
室内に不満・ストレスを抱いている猫も、脱走を試みることがあります。
引っ越しの直後、新しい家族が増えるなどによる環境の変化によって、猫は大きなストレスを抱きます。もしかしたら以前の環境に戻ろうとしているのかもしれません。新しい環境に慣れるまで、猫に寄り添うことが大切です。
⑤ビックリして飛び出した
猫が脱走する理由として、何かの拍子に驚いて勢いで飛び出してしまう可能性も考えられます。たとえば、たまたま外に出られる状態で猫が外を覗いていたとします。そんなとき飼い主さんが見つけ大きな音を出してしまうと、ビックリして反射的に外へ逃げ出してしまうリスクもゼロではありません。慌てて捕まえようと駆け寄るのもNGです。
猫の脱走ルート
猫が脱走する経路は多岐に渡りますが、中でも発生件数が多いのが玄関・窓・ベランダです。具体的に「どのように脱走してしまうのか」を解説していきます
①玄関
玄関は猫が脱走するリスクが高い場所のひとつ。脱走するタイミングとしては、「外出・帰宅の出入り」や「お客さんや配達などが訪問時」が挙げられます。
脱走常習犯の猫の場合、玄関の扉前で待ち構え、すれ違いで出ようとする子もいます。扉が開いた瞬間、走って逃げだそうとするため油断も隙もありません。
筆者も扉を開けるたび猫が逃げ出さないよう慎重に開けてます
②窓・網戸
次に注意が必要なのが窓・網戸です。換気や洗濯物を干そうとして開けた瞬間に脱走します。目を離した一瞬の隙に脱走するため、多くの飼い主さんが防ぎ切れず脱走が発生してしまいます。
また意外に危険なのが網戸。閉まっているから大丈夫なように思えますが、猫は網戸程度なら簡単に開けられます。「ちょちょい」と前足と鼻先を器用に使ってスライドさせます。
猫ってけっこう器用なんですよ
③ベランダ
ベランダも猫の脱走ルートとして定番。2階以上の高さにあるベランダは、猫が脱走できないように思えますが、なんだかんだで脱走してしまうケースが多いです。フェンスの僅かな隙間から脱走する猫もいます。
ベランダからの脱走で怖いのが、転落事故。猫はバランス感覚がよく高い場所もスイスイ移動しますが、突然の出来事には弱い生き物。
ベランダを歩いているとき、何か大きな音が聞こえるなどしてビックリすると足を滑らせ転落してしまうこともあります。
猫の転落事故は意外と多いもの。油断なりません
猫の脱走防止対策
猫の脱走を防ぐには日頃からの対策が必要不可欠。ここでは、具体的にどういった対策を施せば猫の脱走を防げるのか詳しく解説していきます。
①脱走防止扉
猫の脱走を阻止するとき、まず導入を検討したいのが脱走防止扉です。特に玄関からの脱走対策に有効なアイテム。玄関を開けた途端、猫が足元を通り抜けて脱走することを防いでくれます。
脱走防止扉と聞くと、高そうな印象がありますが、だいたい1~3万円程度で販売されています。種類は様々で楽天やアマゾンで手軽に購入できます。
見栄え、強度、採寸の微調整が行いにくいなど、商品によって性能の差は異なりますが、安価な脱走扉でも最低限、突然の脱走を阻止するのには役立ちます。
脱走防止扉を家に導入されている飼い主さんは多いです。
②脱走防止柵
洗濯物を出し入れするタイミングも、猫が脱走しそうでヒヤヒヤする瞬間です。筆者も飼い猫が子猫の頃、気付かぬうちに足元に忍び寄っていたので警戒していました。
そんなとき便利だったのが、持ち運びできるタイプのペットフェンス。
猫のジャンプ力は凄まじいため、完全に脱走を防止できるわけではありませんが走り抜ける程度であれば抑止になります。
③脱走防止ステッカー
直接脱走を防ぐことには繋がりませんが、玄関に猫の脱走注意ステッカーを貼っておくのも有効な対策です。
自宅を訪れたお客さんや配送業者さんが扉を開ける際、注意深くなってくれるため、脱走防止にある程度、貢献してくれます。重要度は低いですが、手軽に設置できるのでオススメです。
④網戸ストッパー
定期的に窓を網戸にして換気を行われている方は、網戸にストッパーをつけることをオススメします。
ストッパーといっても使い方は簡単。窓や網戸の上部に、設置するだけです。網戸用ストッパーは100均でも販売されています。100均でも、それなりに使えますが剥がれてしまうことも多いです。
⑤キャットタワーなどを設置
こちらも直接的に脱走を防ぐ対策ではありませんが、キャットタワーなどを設置することで室内環境の不満を解消するのも効果的です。
見晴らしのいいキャットタワーは設置しておくだけで、猫のストレス緩和が期待できます。キャットタワーを用意するのが難しい方は、背が高い家具に猫が登れるなどの工夫でもOKです。
窓の外が見える位置に用意してあげるのも大切なポイントです
⑥脱走対策グッズをDiyしてもOK
ここまで紹介した脱走対策グッズをDiy(手作り)するのもアリです。しっかりした設計の商品を導入するとなると、どうしても出費がかさんでしまいます。
猫のための必要経費と割り切れる方はそれでも問題ないと思いますが、少しでも節約したいという方はDiyで代用するのもオススメです!
Diyと聞くと日曜大工みたいなイメージで、ハードルが高く感じるかもしれません。ただ、本格的に木材を切ったりせずとも、100均商品を組み合わせるシンプルなDIYでもOKです。
とはいえ、初心者のDiyは作りが甘くなりがち。耐久性・脱走防止機能は劣りやすい点は注意しましょう。脱走リスクをできるだけ低くしたい方は、商品販売されているものを選びましょう。
【併せて行いたい】猫の脱走への備え
猫を脱走させない対策は上記の通りですが、それ以外にも脱走したとき役立つ備えがあります。どれも簡単に用意できるので、脱走防止対策と併せて一緒に準備しておきましょう。
①マイクロチップ
マイクロチップは長さ8~12mmしかない小型の電子標識器具。猫の皮下に埋め込み、割り振られた識別番号から登録情報を特定できます。
猫のマイクロチップ装着は2023年7月時点で、飼い主に対しては努力規定とされています。一方、ペットショップ・ブリーダーとして猫を販売する事業者にはマイクロチップ装着が義務付けられています。そのため、拾ったもしくは保護猫には飼い主さんが動物病院で装着させなければいけませんが、購入した猫たちは対応済みな状態となっています。
ただし、マイクロチップにGPS機能はありません。脱走猫の居場所特定はできないため脱走させないことが大事なのは変わりないです。
②首輪・迷子札
猫の脱走対策として、定番なのが首輪です。首輪を装着していると飼い猫だと一目で認識してもらいやすく、脱走時の分かりやすい特徴になります。また迷子札を付けておけば、より脱走猫が発見される可能性が高まります。
ただし、首輪は猫のストレスとなる可能性もあります。そのため、猫との相性をみながら付けるかどうかを決めましょう。
猫の脱走対策 まとめ
猫の脱走の怖さは一度経験すると嫌でも痛感します。
最悪の場合、二度と猫に出会うことができなくなるため、すべての飼い主さんが正しく危険性を理解しておく必要があります。大多数の脱走は、飼い主さんの日頃の備えで防げます。
これを機に大切な愛猫を守る脱走対策を見直してみてください!