【結論】
軽く猫にとって肌触りがいい物がおすすめです。併せて安全性が高いセーフティバングル付きだと安心です。
猫の首輪は、どんな物を選べばいいのか?悩まれる方は多いです。
首輪選びで重要なのは、猫にとって負担が少ないストレスフリー仕様であるかどうか。最適な物を選ぶことで、猫も違和感なく装着してくれます。
この記事では、上記の悩みをお持ちの飼い主さん向けに猫の首輪について解説しています。
猫首輪の大事なポイントを解説していきます
猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。
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室内飼育の猫にも首輪は必要
うちは室内飼育だから首輪はいらない
そう思われている飼い主さんも多いと思いますが、猫の首輪は付けた方が好ましいです。
万が一、室内から脱走してしまった際、首輪をしていることで「飼い猫である」と一目で分かり、捜索時の目印にもなります。
名前入りの迷子札が付いていれば、保護されたときの連絡も期待できます。
マイクロチップを埋め込んでおけば問題ないという意見もありますが、必ずしも情報を読み取れる施設に保護されるとは限らないため、保険として付けてあげることを推奨します。
猫の首輪選び4つのポイント
猫は束縛を嫌う動物ですので、首輪をつけることを嫌がり、暴れてしまう子もいます。そのため首輪は猫の好みに合わせた物を選ぶ必要があります。
①ストレスフリーを意識
首輪が猫にとってストレスフリーであるかどうかは非常に重要です。締め付けが強く重い首輪は猫が嫌がりやすいです。ストレスは猫にとって大敵。飼い主さんはストレスが少なくなるよう、環境に配慮してあげることが大切です。
②セーフティバングル付き推奨
首輪は引っかかりそうなのが心配
上記のような心配はごもっとも。そこで重要となるポイントが「セーフティバングル」です。
ある程度の重みがかかると留め具が外れる仕組みの首輪
猫が高いところから飛び降りる際、首輪が何かにひっかかっても、外れやすく事故に繋がりにくい特徴があります。
ただし、セーフティバングルは100%安全というわけではありません。
一定の負荷が発生しないと外れない、壊れていると正常に外れる保証がないなどが懸念されるため過信は厳禁です。どうしても猫の首輪事故が心配な方は、ゴム紐シュシュタイプの首輪も検討の価値があります。
こちらも確実に安全とはいえませんが、物に引っかかってもゴム紐が伸びて猫の頭から取れやすいです。
③迷子札・名前入りだとグッド
猫の首輪に迷子札や名前入りプレートが付いていると、より安心です。
猫の名前や飼い主の電話番号などを記載できるため、迷子猫を保護した心優しい人や団体の方が連絡してくれる可能性が高まります。
首輪によっては裏面に、そのまま記載できるタイプもあります。
注意点として、悪意ある人間に個人情報を悪用されるリスクも捨てきれないため、細かく記載し過ぎないようにしましょう。
④おしゃれ&かわいいも意識
猫の首輪を選ぶなら、おしゃれでかわいいなどデザインも意識したいところです。
人によっては飼い主のエゴと感じるかもしれませんが、大事な愛猫には可愛くいてほしいという気持ちは決して悪いことではありません。
猫首輪のタイプ
猫の首輪には様々なタイプが存在します。デザインやつけやすさなども異なってくるため、猫首輪を選ぶ参考にしてください。
①猫首輪ストレートタイプ
最もベーシックなタイプの猫首輪です。多くの方が猫首輪と聞いてイメージするのが、このタイプではないでしょうか。シンプルゆえに余計な装飾が付いておらず、軽くなりやすいのが特徴です。
脱走時の目印としての機能や可愛さなどのデザイン面では少々物足りないと感じられるかもしれませんが、軽くて付け心地がいいため首輪デビューにオススメなタイプです。
②猫首輪シュシュタイプ
薄い布にゴム紐を通したシュシュタイプの首輪は軽くて付けやすいのが特徴です。
硬めの留め具なども付いていないため、猫も違和感なく装着しやすいです。
セーフティバングルは付いていないことが多いですが、引っかかってもゴム紐が伸びるため自然と取れやすい特徴があります。
初めての首輪としても人気が高いです
③猫首輪リボンタイプ
リボンが付いたタイプの首輪もあります。このタイプの首輪を選ぶときに重要なのがリボンの大きさです。
あまりにもリボンが大きいと、付けている猫の行動を妨げ重くもなります。
リボンを噛んで誤飲に繋がる恐れもあるため、猫が気にしている様であれば首輪の種類を見直されることをオススメします。
④猫首輪バンダナ
比較的、最近増えてきた印象があるのがバンダナ風の首輪です。その名の通りバンダナを首に巻いたようなデザインの首輪で他の首輪にはない独特な可愛さがあります。
バンダナ部分が大きく目立つため、脱走時の目印として大いに役立つことが期待されます。
⑤猫首輪鈴付き
猫の首輪には、チャリン、チャリンと鳴り響く鈴が付いているイメージを持たれている方も多いはず。
室内飼育が普及した現在では、あまり鈴を付けるメリットはありませんが、脱走時に鈴の音が手掛かりになる可能性はあります。
首輪の鈴には、あまりメリットがありません
猫首輪の素材
猫首輪は素材によっても、それぞれ性質が異なります。軽い物もあれば少し重めの素材もあり、アレルギーの出やすさも違います。
素材と猫との相性で首輪を選ぶのもおすすめです
革製の首輪
革製の首輪のメリットは丈夫で長持ちしやすいところ。そのため人気も高いですが、若干重いというデメリットもあります。猫によっては首輪の重さが気になってストレスを感じ、嫌がるかもしれません。
また、革素材は独特な匂いがする点も猫の好みを左右するポイントです。
布製の首輪
布製の首輪のメリットは、なんといっても軽い点。革のように頑丈ではありませんが、ストレスフリーを意識するのであれば布製首輪をオススメします。
首輪のタイプもバンダナやリボン、コットンなど幅広いので、可愛い商品もたくさんあります。
猫への負担が軽いのは布製ですね
ダニ・ノミよけの首輪には注意点もある
ホームセンターやドラッグストアなどで、ときどき見かけるダニ・ノミよけ効果があるとする猫用首輪。動物病院で処方してもらう手間や自分で駆除薬を点滴しなくてもいいため手軽。最近ではダニやノミに加え、蚊よけの効果が追加された物も販売されています。
一見、便利なアイテムですが、その効果は限定的と考える専門家は多いです。効果範囲は首周辺のみに限定され、体全体には届きにくいです。
また、あくまでも医薬部外品なので、効果もダニ・ノミを忌避させるだけ。既に体にノミなどが寄生している場合は、完全な駆除に至らないケースも多いです。効果が限定的なことに加え、猫によってはダニ・ノミよけ首輪の素材に対してアレルギー反応を示したりすることがある他、好奇心で噛んで誤飲し重篤な状態になる可能性もあります。
あんまりいい評判は聞きませんね……。
猫の首輪に鈴は必須ではない
猫の首輪選びに悩むことが多いのが、鈴の有無。
結論として、猫の首輪に鈴はなくても大丈夫です。室内飼育であれば、そもそも家のどこかに猫がいるはず。脱走時の備えとしてなら首輪だけで十分です。また耳がいい猫にとって、鈴の音がストレスとなる可能性も捨てきれません。
鈴を付けるメリットを強いて挙げるなら、飼い猫が脱走したとき病気を媒介する恐れがあるネズミなどの捕獲率が下がりやすいことくらいです。猫が飛びかかる前に鈴の音がするので、ネズミが早めに察知して逃げていきます。
だからといって、積極的に鈴付き首輪を選ぶ必要はありません。基本的には脱走させないことが第一です。
猫首輪おすすめ専門店ネコソダテ
猫首輪の専門店としておすすめなのが「ネコソダテ」です。猫に優しい首輪を追求し続けており、その品質・デザインの優秀さから数多くのメディアでも取り上げられています。
- 他の首輪は嫌がるのにネコソダテの首輪はあっさり付けれた
- デザインが可愛い!
購入者から、付けやすさ・デザイン性が高く評価されている首輪ブランドです。
実際に筆者も愛猫トモくんのためにバンダナ風首輪を購入してみました。束縛されることを嫌う裸族気質なトモくんが、抵抗なく首輪を受け入れた衝撃は今でも忘れられません。
トモくん首輪付けたー!と騒ぎましたね
最先端テクノロジを用いた猫首輪「Catlog(キャットログ)」
上記のネコソダテさんの首輪もお気に入りですが、最近のトモくんのトレンドは「Catlog(キャットログ)」。最先端テクノロジーを用いて設計されており、猫の行動から元気消失などの項目を検知し知らせてくれる次世代猫用首輪です。
テクノロジーがすごいのもそうですが、首輪としても非常に優秀。首輪の重さはわずが9gしかなく素材も猫が嫌がりにくいものを採用。実際、多くの猫たちが違和感なく装着したという評判があり、筆者の飼い猫トモくんも違和感なく装着してくれています。
デザインもシンプルで可愛いので気に入っています!
猫の首輪Q&A
- 猫の首輪のゆるさは?
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人間の指2本くらいが入る程度のゆるさがオススメです。
あまりきつく締めると猫も息苦しくなり、逆に緩すぎると猿ぐつわみたいになって事故の原因となります。
- 猫の首輪の交換時期は?
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首輪に「ほつれ」や「よれ」、「落ちない汚れ」が目立ってきたら交換を推奨します。
また、1ヶ月を目途にお手入れすると長持ちが期待できます。特に梅雨の湿っぽい時期は汚れやすいため要注意です。
- 猫が首輪を嫌がる場合は?
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嫌がる場合は無理に装着させず、一度外しましょう。
しばらく時間を置いた後に、また装着し嫌がったら再び外すことを繰り返し少しずつ猫に首輪を慣れさせていきます。
たけのこ「馴化」というそうです
完全室内飼育の猫にも首輪は付けてあげたい!
猫の首輪は多種多彩であり、それぞれメリット・デメリットが大きく異なります。とはいえ、まずは猫に首輪を慣らすところからがスタートです。
はじめはシンプルなストレートやシュシュタイプを試しましょう。
最適な猫首輪を選ぶ参考になれば幸いです