こんにちは!色んなキャットフードを試してきた「たけのこ」です。





そんな悩みを解決するために【猫と20年以上暮らし、ペットフード/マナー検定合格】の「たけのこ」がフード選びのポイントと実際に使用しオススメと思ったメーカーを解説していきます。
結論から言うとキャットフード選びで重要なのは「信頼」と「実績」となります。
この記事を読まれている皆様は、今よりも「キャットフードについて詳しくなりたい!」そう思われているのではないでしょうか?

この記事で「良質なフード選び」ができる飼い主さんを目指しましょう
② フード選びのポイントが分かる
③ もうキャットフード売り場で迷わずに済む

「猫飼育歴20年以上」「ペットフード/ペットマナー検定合格」「記事執筆を複数企業から継続受注中」「管理栄養士」「上級心理カウンセラー」「JADP認定メンタル心理カウンセラー®」
Twitterはコチラ:たけのこ@猫パシリな栄養士
キャットフードの選び方9つのポイント
前提としてキャットフードは市販されている物でも大丈夫です。



そんな飼い主さん達に質問です。
私達、人間の飲食する物は「厚生労働省」、「内閣府」、「食品衛生法」などにより、悪影響が生じないよう厳しく取り締まられています。
これは猫も同じで猫の健康を害する可能性がある原材料や添加物の使用上限も、国の法律で取り締まられています。
下記の環境省ホームページにて「ペットフード安全法」のパンフレットが掲載されています。
詳しく知りたい方はそちらをご確認ください。
【環境省 パンフレット「ペットフード安全法のあらまし」動物の愛護と適切な管理】
当然、添加物の影響に関して判明していない点もありますが、過剰に心配する必要はありません。

ポイント① 「信頼性があるメーカー選び」が大前提
キャットフード選びの大前提として「信頼性があるメーカー」の物を購入しましょう。
・科学的根拠に基づくフード開発
上記のようなメーカーは、キャットフード研究に多くの時間と費用を費やしており、安全で高品質なフードを提供していると判断できます。

ポイント② 猫のライフステージに合ったフードを選ぶ
キャットフード選びでは「猫の年齢(ライフステージ)に合っているか?」が重要です。
猫の場合、ライフステージに合っていないフードを与え続けると「肥満」「食欲低下」「内臓への負担」などトラブルが生じやすくなります。
【猫の年齢】 | 【ライフステージ】 |
1歳未満 | 子猫期 |
1歳~10歳 | 成猫期 |
11歳以上 | シニア期 |
※猫の老化には個体差がありシニア猫の定義も様々です。当ブログでは11歳以上をシニア期として扱います。

➡子猫が餌を食べないときの手軽な対処法6選【動画付き】注意点も併せて解説!
➡老猫がご飯食べない悩みを解消する8つの工夫|長寿猫との体験談も含め解説
ポイント③ 基本的には「総合栄養食」を選択する
・総合栄養食
・間食(おやつ)
・療法食
・その他の目的食
特に重要なのは「総合栄養食」と「療法食」です。

猫の食事は理由がない限り「総合栄養食」と表示された物をメインに与えましょう。
ポイント④ 療法食は「獣医師の指導を受けてから!」
上記で重要なフードの種類に「療法食」を挙げました。
「療法食」とは猫の疾病治療を栄養面でサポートするよう配慮されたフードとなります。

注意点として、必ず獣医師の指導と許可を得てから与えましょう。
療法食は食事面での治療となるため、不用意に与え続けると猫に悪影響を与えてしまう恐れがあります。
お店などで簡単に購入できますが、獣医師に「必要」と言われた場合のみ利用しましょう。
ポイント⑤ ドライとウェットを組み合わせる
キャットフードには目的別の分類の他にも、ドライもしくはウェットタイプに分けられます。
乾燥していて保存性が高いが、水分は含まれていない。
水分含有量が高く、効率よく水分摂取が可能。
大きな違いは「水分含有量」ですが「ウェットフードは保存性が低く価格が高い」、「ドライフードよりウェットフードの方が猫の食いつきが良い」といった点も異なります。


ポイント⑥ グレインフリー(穀物不使用)を過剰に評価しない!
「グレインフリー(穀物不使用)」は「アレルギーに配慮されている」、「消化に優しい」という謳い文句はフードの宣伝でよく見かけます。

まず猫のアレルギーは小麦などの「穀類」だけではありません。
・牛肉
・鶏肉
・魚
・小麦やトウモロコシ
・乳製品
「グレインフリー(穀物不使用)」でも、肉や魚などは使用されるのでアレルギーの心配は必要です。
消化に関しても、加熱処理されている穀物であれば猫でも問題なく消化されます。

ポイント⑦ 「高級キャットフード=猫の幸せ」ではない


飼い主さんの中には猫が大切過ぎて自分の生活費を削ってでも尽くそうとされる方もいますが、あまりオススメしません。
家計の圧迫は心の余裕を奪い、場合によっては猫に対して強くあたってしまう可能性もあります。
「安いフード」がいい訳ではありませんが、家計と猫の満足度のバランスも意識しましょう。
ポイント⑧ 「酸化防止剤」は必要な添加物
添加物は過剰に意識しなくても大丈夫とお伝えしましたが「酸化防止剤」だけは含まれているか確認されることをオススメします。
キャットフードは酸化によって「品質の低下」や「栄養の損失」が発生しやすいです。
それを防ぐ添加物が「酸化防止剤」です。

酸化してしまったフードは、猫が「おいしそう!」と思わないことも多いので酸化防止剤の有無はチェックしましょう。
➡猫の餌を置きっぱなしはNG!置き餌より自動給餌器をオススメする5つの理由
ポイント⑨ 試行錯誤する
最終的にキャットフードを気に入るかどうかは猫によって異なります。

・匂い
・フードのサイズや形
・肉or魚
地道に飼い猫の好みが合うキャットフードを探していきましょう。
【2021年】おすすめキャットフードメーカー5選
② 販売実績と科学的根拠はあるか?
③ 猫がおいしそうに食べるか?

オススメ① キャットフードの王道「ロイヤルカナン」
オススメ度 |
【ロイヤルカナンとは】
世界的に大手のペットフードメーカー。
栄養バランスを重視した商品開発を行っており、50年以上にペットフードを販売してきた実績があるメーカーです。

「たけのこ」がロイヤルカナンを選んでいた理由として以下が挙げられます。
【ロイヤルカナンを選んだ理由】
① 50年以上の販売実績がある
② 科学的根拠に基づきフード開発を行っている
③ 動物病院からの推奨
④ 先代猫モモが好きだった

価格は少し高めですが、猫の食いつきも良く栄養に関するエビデンスもしっかりしているので安心して与えておりました。
特徴として猫の品種、気になる症状、生活環境などの要因ごとにフードが開発されている点となります。
オススメ②科学的根拠に基づく「 ヒルズ」
オススメ度 |
【ヒルズとは】
世界的ペットフードメーカー。
ペットへの高品質なケアを重視しており、「サイエンス・ダイエット」や「プリスクリプション・ダイエット」などのペットフードブランドも展開している。
【ヒルズを与えていた理由】
① 世界的な販売実績と知名度
② 栄養学に基づいたフード開発
③ かかりつけ動物病院の紹介
「たけのこ」はヒルズのフードの中でも「サイエンス・ダイエット」を与えておりました。
・科学的根拠に基づいて栄養を配合したキャットフード
・米国獣医師がNo.1に推奨しているブランド(※CM Research社調べ)

オススメ③ 「アイシア」MiawMiawや黒缶のメーカー
オススメ度 |
【アイシアとは】
アイシアは日本のメーカー。
1977年に販売された「黒缶」(※当時の名称は「ピュリナ缶」)は40年以上経過した今でも販売されている定番キャットフード。
北里大学の獣医学部と共同開発している。

アイシアを好んで与えていた理由は下記になります。
【アイシアを愛用した理由】
① 「黒缶」はロングセラー商品で信頼性が高かった
② 「miawmiaw」は北里大学との研究に基づいていたから
③ 価格も安価でお財布事情に合っていた
アイシアのキャットフードは、スーパーやコンビニなどでも販売されており、価格もそこまで高くありません。
安価で安心できるフードをお探しの方にオススメのメーカーです。

オススメ④ 豊富な種類のフードを販売「ピュリナ」
オススメ度 |
【ピュリナとは】
ピュリナはコーヒーなどでお馴染みのネスレグループが運営しているブランド。
おいしさや栄養価だけでなく消化性や原材料にも力を入れております。
ホームページにはミックスフィーディングの解説もあります。
ピュリナのキャットフードにはいくつかブランドがありますが中でも有名なのが「プロプラン」、「ピュリナワン」、「モンペチ」です。
・「プロプラン」:科学的根拠に基づいたフード
・「ピュリナワン」:ピュリナの獣医師が提唱する「健康6要素」に基づいたフード
・「モンペチ」:100を超える豊富な種類のフード
注目すべきはピュリナから新発売されたキャットフード「ピュリナ プロプラン リブクリア」です。
このフードの特徴として、猫アレルギーの原因物質に対する抗体がフード中に含まれています。
猫が「ピュリナワン リブクリア」を食べることで猫アレルギー物質を最大47%も軽減させることが期待できるフードとなっています。

販売も一部のイオンショップ限定での取り扱いとなっております。
オススメ⑤ ライフステージごとの総合栄養食に強い「カルカン」
オススメ度 |
【カルカンとは】
「カルカン」は日本でも人気のキャットフードの一つですが、世界30か国以上でも販売されています。
30年以上の販売実績もあり、ウォルサム研究所と協力して研究を行っております。


【2021年度版】おすすめのキャットフードメーカー まとめ
この記事の内容をまとめると以下になります。
【オススメキャットフードメーカー】
① 信頼性や栄養学的根拠を重視するのであれば「ロイヤルカナン」
②「ヒルズ」のキャットフードも科学的根拠に基づいて開発されている
② フードの購入費を安く抑えたい方は「アイシア」のキャットフードがおすすめ
④ 「ピュリナ」から新たに猫アレルギー軽減が期待できるフードが販売
⑤ 「カルカン」はライフステージごとの総合栄養食を探している方向け
今回、ご紹介したメーカーはいずれも販売実績や研究開発に力を入れており、信頼性も高いため検討してみる価値があります。
ぜひ、今回の記事を参考にご自身の飼い猫に合ったキャットフードを選んであげてください。
このブログが少しでも多くの飼い主さんと猫たちの幸せにつながることを祈っております。