猫の日はいつ？意外と知らない11の記念日を一覧で紹介【2024年版】

2月22日は猫の日ということは、ご存知の方は多いはず。しかし、猫の記念日は多種多様。世界に多く存在しておりシャム猫の日など、あまり知られていない猫の記念日も多いです。

今回は猫好き歴20年以上で猫の日は徹底チェックしている筆者「たけのこ」が、マイナーな猫の日も含め解説していきます。

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日本における猫の記念日一覧

	猫の日	世界猫の日	黒猫の日	サビ猫の日	キジトラ猫の日	シャム猫の日	招き猫の日	野良猫の日	茶トラ猫感謝の日	猫をハグする日	世界りんご猫デー
日付	２/22	8/8	8/17	3/1or毎月31日	3/22	4/6	9/26	10/16	9/1	6/4	12/12
対象猫	猫全般	猫全般	黒猫	サビ猫	キジトラ猫	シャム猫	招き猫全般	野良猫全般	茶トラ猫	猫全般	ネコエイズ罹患猫
目的	猫と暮らす日々に感謝する	猫に安全な生活を過ごさせることを考える、という説が多い	黒猫の迫害・偏見をなくすため、魅力を広める	強いて言うならサビ猫との暮らしへの感謝	強いて言うならキジトラ猫を愛でる日	強いて言うならシャム猫を可愛がる日	招き猫の魅力を広める	不幸な猫を増やさない	その名の通り茶トラ猫と過ごせる日々に感謝	猫を抱きしめる日	ネコエイズの偏見をなくす

①猫の日（2/22）

2月22日が猫の日であることは、猫に関心がない人でも知っている方は多いです。猫の日になると、街中で猫関連のイベントが催されX（旧Twitter）やInstagramなどのSNSでも猫に関する投稿が増加します。

猫の日はなぜ2月22日に制定された？

知名度が高い猫の日ですが、そもそもなぜ2月22日に制定されたのか？その答えは、2（にゃー）月22（にゃーにゃー）日だから。

1987年に一般社団法人ペットフード協会と猫の日実行委員会によって制定されました。

制定日を公募した際、愛猫家たちから最も投票日が多かったという理由もあるようです。

猫の日実行委員会とは

猫の日実行委員会とは、猫を愛する学者・文化人で構成された団体です。上記の通り、一般社団法人ペットフード協会と協力して猫の日制定に貢献しました。

2023年現在ではホームページなど活動を確認できる情報がなく、社団法人・NPOといった組織ではありません。

本格的な活動は停止していると考えられます。

海外における猫の日

	日本	アメリカ	イタリア	フランス	イギリス	韓国	台湾	トルコ	ポーランド
日付	２/22	10/29	2/17	8/8 (世界猫の日)	8/8 (世界猫の日)	8/8 (世界猫の日)	4/4	2/17	2/17
有名な イベント	ー	CatSummit（ねこサミット）	ー	ー	National Cat Awards（ナショナル・キャット・アワード）	ー	ー	ー	ー

猫の日は国によってバラバラ。世界猫の日（8/8）以外定めていない国もあれば、個別に制定されているところもあります。ヨーロッパの一部では、イタリアが定めた2/17をWorld cat day（猫の日）として扱っている国もあるようです。

国独自の猫の日がある場合、自国の猫の日をNational Cat day、世界猫の日をInternational Cat Dayと区別します。

ちなみにイタリア語で猫の日は「Festa del gatto」と書くそうです。

②世界猫の日（8/8）

世界猫の日とは、2002年に海外の動物愛護団体「国際動物福祉基金」によって8月8日に制定された記念日です。

海外ではWorld Cat Day、International Cat Dayとも呼ばれています。猫の日同様、世界ネコの日が訪れると日本のSNSでは猫に関する投稿が増加し、猫にちなんだイベントが様々な企業や団体から催されます。

世界猫の日(8月8日)はなぜ制定された？

世界猫の日を制定した「国際動物福祉基金（IFAW：International Fund for Animal Welfare）」が何故、猫の日を制定したのかは明確にされていません。8月8日である理由も不明です。

そのため、ネット上では様々な予測や仮説が飛び交っております。特に多く見られるのが、猫に安全な生活を過ごさせることを考えるなど猫に対する愛護精神に由来する理由です。

いずれにせよ何をするわけでもなく、ただ純粋に猫を愛でればOKだと推測されます。

世界猫の日のイベント2024

世界猫の日が近付くと、日本だけでなく海外でも猫イベントが催されるようになります。

たとえばイギリスでは、世界猫の日が近付く8月にナショナル・キャット・アワードという猫イベントが開催されます。イギリスの猫福祉慈善団体CatsProtectionが主催となり、イギリスで人々に勇気と感動を与えた猫たちに表彰が行われます。

マレーシアでは毎年8月に、クチン・フェスティバルと呼ばれるお祭りが始まります。世界中から猫好きたちが猫のコスプレをして街を歩くパレードや猫に関わるコンサートなど、街全体が猫一色となります。

日本でも写真展や展示会が盛んになり、限定猫グッズもたくさん販売されます。ただし、猫の日(2/2)よりは知名度が低く海外のように大規模なイベントも催されません。

③黒猫の日（8/17）

猫の日よりも知名度が低いですが、8月17日は黒猫感謝の日です。

黒猫感謝の日が訪れると、SNSに黒猫が溢れるようになり、黒猫の譲渡会なども催されたりします。黒猫は全身真っ黒な見た目から、非道い扱いを受けていた歴史があり、いまでも偏見を持つ方はいます。

そうした事情から黒猫は里親が見つかりにくいといわれていますが、黒猫感謝の日が制定されたことで少しずつ状況は好転しました。

黒猫感謝の日はなぜ制定された？

黒猫感謝の日が制定された理由は、アメリカの愛猫家Wayne Morris（ウェイン・モリス）の呼びかけがキッカケです。

Wayne氏のご家族で同じく愛猫家だったJune（ジューン）さんは、飼っていた黒猫が虹の橋へ旅立った数ヶ月後、追いかけるようにこの世を去ってしまいました。

Wayne氏はJuneさんの命日を大好きだった黒猫の記念日にしようとFacebookに投稿。それから宣伝活動を続け、いまではアメリカだけでなく日本でも黒猫感謝の日が祝われるようになったとされています。

世界における黒猫の日

	日本	アメリカ	イギリス	イタリア
日付	8/17	8/17	10/27	11/17

実は黒猫の記念日は世界によって異なります。

アメリカの影響を受けた日本は同じく8/17となっています。一方、イギリスでは動物愛護団体が10/27をNational Black Cat Dayとして制定しました。制定の目的としては里親が見つかりにくい黒猫を普及させること。SNSを中心に黒猫キャンペーンが開催されます。

かつて黒猫に対する偏見と迫害が強かったイタリアも、現在では黒猫を守る記念日を11/17に制定しています。動物愛護団体「AIDAA」の活動によってイタリア国内に普及していきました。イタリアにおいて17とは不吉な数字。黒猫が不吉という迷信を覆すため、あえてその日を選んだとされています。

どの国においても迫害されやすい黒猫たちを守るため、里親として迎え入れてくれる人を増やすために記念日を制定しイベントなどが開催されています。

④サビ猫の日（3/1or毎月31日）

サビ猫の日は、3/1もしくは、毎月31日に訪れるサビ猫たちを愛でることを目的とした記念日です。

正確には、団体などで正式に制定された記念日ではありません。X（旧Twitter）などSNSにて、サビ猫をこよなく愛する方達によって盛り上げられている日となります。

3/1と毎月31日はX（旧Twitter）などSNSにて「#サビ猫の日」「#サビ猫本祭り」などのハッシュタグと、かわいいサビ猫写真が多数投稿されます。

ちなみに由来は恐らくサビ→サビィ→サイ→サンイチ→31だと思われます。

⑤キジトラ猫の日・キジ猫の日（3/22）

3月22日はキジトラ猫の日です。正確には、日本の国鳥「キジ」の記念日ですが、便乗する形で猫も登場しました。元々はフェリシモ猫部によるX（旧Twitter）への投稿がキッカケとされています。

他の日同様、SNSにキジトラ猫が溢れます。

⑥シャム猫の日（4/6）

シャム猫の日（4/6）は、アメリカ由来の記念日です。猫の保護活動普及を目的としているという説もありますが、正確な理由は不明です。

4月6日である理由としては、4（シャ）6（ム）だから、という可能性があります。

⑦招き猫の日（9/26）

9月26日は招き猫の日です。

記念日の由来は9（くる）26（ふく）→来る福だからといわれています。1995年に招き猫愛好家組織「日本招き猫倶楽部」が発起したのが始まりです。

毎年9月26日には、西日本中心に招き猫まつりが開催されています。

⑧野良猫の日（10/16）

10月16日は野良猫の日です。元々は、アメリカの動物愛護団体が定めた日とされTNR（地域猫活動）・保護活動推進を目的としていました。

日本にも普及していますが保護活動よりも、野良猫に対する認識を深める意味合いが強くなっています

⑨茶トラ猫感謝の日（9/1）

茶トラ猫感謝の日は9月1日です。

アメリカのソフトウェア開発者クリス・ロイ氏の普及によって浸透しました。クリス氏は飼っていた茶トラ猫が虹の橋へ旅立ったことをキッカケに動物保護マッチングアプリを開発。9月1日を茶トラ猫感謝の日と制定されたそうです。

茶トラ猫感謝の日には、茶トラたちがSNSにたくさん投稿されています。

⑩猫をハグする日（6/4）

6月4日は虫歯の日や蒸しパンの日など様々な記念日とされていますが、全米では猫をハグする日も含まれます。全米と付いている通り、元々はアメリカの記念日です。

SNSなどを通じて日本の猫好きにも浸透し、かわいい愛猫をハグしている投稿が多数挙げられます。

⑪世界りんご猫デー（12/12）

りんご猫とは、猫エイズを患っている猫に対する造語です。ネコリパブリックによって命名された造語ですが、人間のエイズ差別撲滅運動「レッドリボン」から連想し同じく赤くて可愛いイメージがあるリンゴを思いついたとされています。

猫エイズに対する偏見をなくすため制定された日であり、正しい知識の発信活動が行われます。

世界と付いていますが、元々「世界エイズデー」にちなんだ名称というだけで海外でも普及している記念日ではありません。

スーパー猫の日とは（2022年2月22日）

2022年2月22日は、2（にゃー）がたくさん付くため、スーパー猫の日と呼ばれました。

スーパー猫の日では、街中、SNS、テレビ含め至るところで猫が取り上げれます。あちこちで猫イベントが開催されるため、猫に関わらないことが難しいレベルです

猫の日の楽しみ方

猫の日は、猫に関わる様々なイベントが開催されます。街の外観やSNSの投稿などにもたくさんの猫たちが現れるようになる不思議な日。そんな猫の日の楽しみ方を紹介します。

飼い猫にプレゼント

猫の日には様々なグッズがたくさん販売されます。猫向けグッズのセールなども多いため、大事な飼い猫にプレゼントを贈るのもおすすめです。

楽天やAmazonでも、「猫の日」と検索すると福袋やらセール品、限定商品などが出てきて面白いですよ。

猫好きな人へのプレゼント探しもアリ

猫の日にはネコモチーフのグッズもたくさん販売されます。

シャツにトートバッグ、おやつなど猫をイメージもしくはプリントした可愛い商品が多数販売されます。限定商品も多いため、猫好きの方へのプレゼントを探すのにピッタリです。

猫好きな方とお出かけ

猫好きな方と仲良しな場合は、街にお出かけするのもオススメです！猫の日は、全国各地の街中にたくさんの猫が出現します。イベントも多いため猫好き同士なら退屈することはないでしょう。

猫を健康診断に連れていく

猫の日に猫の健康状態を気遣ってあげるのも、ひとつの猫孝行です。猫は自分が弱っている姿を人には見せない生き物。もしかすると何かしらの病気やケガを抱え込んでいるかもしれません。

そうでなくても病気や体調不良の早期発見に繋がれば、猫のためにも好ましいです。

猫の日をいい機会だと思って、健康診断に連れていってあげることも検討してみてはいかがでしょうか。

猫について勉強する

猫の日をキッカケに、猫について理解を深めてみるのも悪くありません。

そのとき、おすすめなのが猫の飼育本を読むことです。正しい猫の飼い方は勿論、ふだん気にしていなかった仕草の意味や効果的なイタズラ対策、NGな行動などを学ぶことができます。

困ったときにネットの情報を調べるのもいいですが、信頼性が低く誤情報が紛れ込むことも少なくありません。局所的にしか知識も蓄積していかないため、一冊でも猫本を手に取って読まれることをオススメします。

猫好き芸能人をチェックする

バラエティー番組やドラマ、映画などが好きな方は猫好き芸能人をチェックするのもアリです。

芸能界には猫好きな方がけっこう多く、出演番組などでも猫の話をされることがあります。InstagramなどのSNSにも飼い猫が登場する芸能人も多いため、親近感を覚えます。

下記の記事で猫好きな有名人について解説しています。参考にしてください

猫好きな恋人探しを始めてみる

猫が好き・猫の飼育に理解がある恋人が欲しい方は、猫の日をキッカケに恋人探しを始めてみるのもいいかもしれません。もしかしたら同じようにスタートしている運命の相手と出会えるかもしれません。

たとえば、街コンの一種として猫カフェなどで開催される猫好き限定のイベント「猫コン」などもあります。

恋活よりも婚活重視、という方であればペット婚というサービスに登録してみるのもひとつです。ペット婚とはその名の通り、犬猫などペットが好きな方限定でマッチングするサイト。初期費用が発生しないため、本気で猫好きな相手と結婚したいのであれば検討する価値はあります。

猫の保護活動について理解を深める

日本をはじめ世界各国では猫の記念日に、保護活動・啓発運動が積極的に行われ、引き取り手を探している保護猫譲渡会なども開催されます。SNSなどでも猫の保護活動に関する発信が多くなるため、猫を取り巻く社会問題と課題について理解を深めるのもいいかもしれません。

【2024年】猫の日に楽しみたいイベント

日本でも猫の日には、全国各地で様々なイベントが開催されます。ここでは猫の日に開催しているイベントを紹介します。

ねこにすと

「ねこにすと」とは、有名百貨店・デパートなどで開催される猫写真展示イベントです。猫好きから好評のイベントで全国各地で開催されています。

Instagramを通じて応募された猫ちゃん達が写真パネルとなってエリア一帯に展示される、猫グッズ物販や人気グランプリなどの企画も行われます。

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コンビニスイーツにも猫が登場

近年では、猫の日が近づくとコンビニスイーツなどにも猫商品が多数登場することがあります。特に大手コンビニチェーン「ファミリーマート」では、猫をイメージしたスイーツや飲み物などがたくさん販売されることでも知られています。

猫の日が近づく時期には、コンビニに足を運んでみるのもオススメです。

カルディは猫の日に限定商品を販売

海外のコーヒーやお菓子、お酒など幅広く取り扱っているカルディでは、毎年2月22日前後に猫の日バッグを販売します。

猫のイラストが描かれたかわいいトートバッグにネコモチーフのグッズが詰め込まれ、猫好き大興奮の逸品と言えます。ただし、残念ながら、抽選制となっているため必ず購入できるとは限りません。

当選確率は公表されていないので定かではありません。必ず購入できると過信していると、落選したときのショックが大きくなるので当たったらラッキー程度に捉えておきましょう。

• 公式アプリでの購入
  抽選申込み期間：2024年1月23日（火）～2月5日（月）
  当選発表：2024年2月14日（水）
  受取期間：2024年2月22日（木）～2月27日（火）
• 公式オンラインストアでの購入
  抽選申込み期間：2024年2月14日（水）～2月18日（日）
  当選発表：2024年2月19日（月）
  購入可能期間：2024年2月19日（月）～2月22日（木）

2024年度における販売は公式アプリおよびオンラインストアでの事前抽選に当選した方のみを購入可能とされています。アプリ・オンラインストア両方で申し込みは可能です。

2023年版のネコの日バッグの内容は

• オリジナル ネコの日バッグ
• オリジナル ニャッフル orオリジナル くろねこケーキ（プレミアム）
• オリジナル 紅茶のチョコレートorオリジナル ラズベリーチョコレート（プレミアム）
• ジャンナッツ メルシー（ティーバッグ）orジャンナッツ メルシー（茶葉40g）＆ティーフィルター（プレミアム）
• ジャンナッツ カレンダー
• オリジナル ネコプレート or・オリジナル 蛍手ネコマグカップ

通常版とプレミアム版の2種類が用意されており、カバンのサイズ、お菓子の種類、ホーロー食器の種類などが異なります。購入は1人各1個までとされています。

ベローチェから猫の日特別記念グッズが登場

黒猫をシンボルとしているカフェチェーン店ベローチェでは、2024年の猫の日にあわせて特別猫グッズが販売されます。今回の黒猫グッズは2段階に分かれており、第1弾が2月22日（猫の日）から、第2弾が3月9日より販売されるそうです。

• 第1弾「黒ねこエコバッグ」
  価格：税込 650円　
  カラー：レッドorグリーン　
  サイズ：高さ36cm×横幅28cm×マチ12cm 持ち手25cm
  販売開始：2024年2月22日（木）～（数量限定）　
• 第2弾「黒ねこまみれグッズ」
  価格：税込3,300円
  内容：
  ①黒ねこトートバッグ
  ②黒ねこフェイスタオル
  ③黒ねこ巾着
  ④ドリップバッグ（3杯分）
  ⑤クッキー、バームクーヘン（各1品）
  販売開始日：2024年3月9日（土）～数量限定

ベローチェの黒猫グッズは人気が高く、2024年福袋のときは即完売してしまう程。気になる方は販売当日にベローチェへ足を運ぶことをオススメします。

ちなみにベローチェが黒猫をシンボルとしているのは、前身である「珈琲館・シャノアール」に由来しているとのこと。シャノアールはフランス語で黒猫を意味するらしく、その影響もあってベローチェとなった現在でも黒猫を推しているそうです。

参考：ベローチェ公式サイト「”猫の日”特別記念の黒ねこグッズ発売のお知らせ」

猫の日を楽しもう！

猫の日といっても、その種類は多種多様。正式に制定された日もあれば、猫好き達の間でのみ浸透している日もあります。国によっても猫の記念日の日付などが異なる点も面白いところです。