【結論】
オシキャットはスポットタビーと呼ばれる豹柄模様が特徴的な猫種。ワイルドで野性味を感じる猫種ですが性格はフレンドリーな個体が多い傾向にあります。
オシキャットは、斑点模様のスポットタビーで野性味あふれる猫種。性格もフレンドリーで人見知りせず、好奇心旺盛な個体が多いとされています。犬のような活発さから日本でも人気が高く愛されています。
この記事では、オシキャットの特徴について猫歴20年以上の筆者「たけのこ」が解説していきます。
オシキャットはワイルドでフレンドリーな子が多い印象です
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オシキャットの特徴
英語表記 | Ocicat |
毛色の種類 | ブルー チョコレート シナモン フォーン |
瞳の色 | ゴールド グリーン |
体重 | 個体差はあるが 約3.5~5.5kg前後 |
平均寿命 | 10~15歳という意見が多い |
オシキャットは、猫の中でも野性的な特徴を持つ品種です。斑点模様のスポットタビーの毛並みにはワイルドな印象を受けます。そのため、「野性味あふれるワイルドな猫」として親しまれ、日本でも飼われていることが多い猫種です。
性格
オシキャットはは非常にフレンドリーで人懐っこい性格が多い傾向にあります。そうした個体は、人見知りすることが少なく、家族・他ペットともコミュニケーション友好的なコミュニケーションがとれやすいです。
好奇心旺盛でアクティブな性格であることも多く。犬のように感じる飼い主さんもいるようです。遊び好きなのでオシキャットとの暮らしは退屈が少なくなりそうです。
オシキャットの子猫
子猫のオシキャットは、成猫よりも活発で好奇心旺盛。室内を探索したり、遊び回ったりすることが大好きです。家中を駆け回る姿は、まさに野生動物みたい。オシキャットの個性である斑点模様も子猫の頃から現れます。
オシキャットとキジトラは違う
オシキャットと混同しがちなのが、キジトラ模様の猫。
パッと見は似ているため混乱しやすいですが、オシキャットは豹を彷彿させる斑点模様のスポットタビー。キジトラは茶色と黒の縞模様が混ざった毛並みパターンです。
オシキャットとベンガルの違い
オシキャットとベンガルはどちらも斑点模様の猫の品種ですが、いくつか違いがあります。まず、外見の違いとしては、オシキャットは斑点模様のスポットタビーのみなのに対し、ベンガルはスポットタビーに加え、ロゼット・マーブルの個体もいます。一方毛色はベンガルがシルバー・ブラウン系がメインなのに対し、オシキャットはブルー・シナモン・チョコレート・フォーンなど毛色の幅が広いです。
性格はどちらもフレンドリーでアクティブな個体が多く、ワイルドで筋肉質なのも同じです。
オセロットとの関係
オシキャットの名前は、ネコ科の肉食動物である「オセロット」に由来しています。オセロットは南北アメリカに生息する小型の野生猫。毛色や斑点模様が、このオセロットに似ていることから、オシキャットと命名されました。
オシキャットの歴史
オシキャットの歴史は比較的新しいものです。1964年、アメリカにて初めてオシキャットが生み出されました。シャム猫(サイアミーズ)の個性を併せ持ったアビシニアンを生み出そうと交配していたとき、たまたま斑点模様を持った個体が生まれたそうです。これがオシキャットのはじまりとされています。
その後、シャム猫×アビシニアンの個体にアメリカンショートヘアーも交配させることで現在のオシキャットの基盤が誕生したそうです。
オシキャットを飼うときのポイント
オシキャットを飼う際には、いくつかのポイントに留意する必要があります。
まず、オシキャットは活発で好奇心旺盛な性格を持つため、適度な運動や刺激を与えることが重要です。十分なスペースを提供し、遊び道具やキャットタワーなどの遊び場を準備しましょう。また、定期的な遊びや運動の時間を設けることで、彼らのエネルギーを発散させることも重要です。
甘えん坊な性格のオシキャットには、孤独を感じさせない配慮が必要です。毎日、飼い主さんと戯れられる時間を設けてあげましょう。また、オシキャットは好奇心旺盛であり、室内の様々な物に興味を示すことが多いです。興味本位で危険な行動に出ないよう注意しましょう。家具を壊したり電源コードに甘噛みできないよう対策を講じることも有効です。
定期的な健康診断も欠かせません。オシキャットには特別かかりやすい病気はありませんが、猫全般が患いやすい腎臓病・泌尿器疾患などには気を配る必要があります。
オシキャットの食事
オシキャットの食事には、バランスの取れた栄養が重要。特に持病がない場合、総合栄養食を与えれば栄養面では問題ありません。総合栄養食とは、飲み水と一緒に与えることで猫に必要な栄養素をクリアできる設計のフード。
フード量は、オシキャットの年齢、体重、活動レベルなどに合わせて調整しましょう。与え過ぎは肥満の原因となるため、適量を与えることが大切です。
水は常に新鮮な水を飲ませられるようにしてあげましょう。特にドライフードを主に与える場合は、水分摂取量が不足しがち。ウェットフードを取り入れてあげると、食事と一緒に水分補給もできるのでオススメです。
市販フードより原材料にこだわったプレミアムキャットフードの方がいいのでは?と思われる方もいますが、そのあたりは飼い主さんの気持ちや考え方次第です。
オシキャットのイタズラ対策
オシキャットのイタズラ対策には以下のポイントがあります:
- 適切な遊びを提供する
:オシキャットはアクティブな性格を持つため、適切な遊びを提供することが重要です。キャットタワーやトンネル、登ることができる場所など、エネルギー・ストレスを発散できる環境を作りましょう。適度な運動と刺激を与えることは、イタズラ対策にもつながります。 - 適切なおもちゃを用意する
:オシキャットは好奇心旺盛で遊ぶことが大好き。興味を引くおもちゃを用意してあげましょう。特に飼い主さんの手足に甘噛みしてくるとき、おもちゃに誘導するのは効果的な対策です。次第に猫も噛みたいときは、おもちゃに噛めばいいと学ぶようになっていきます。 - 環境の安全確保
:イタズラを防ぐために、環境に工夫を施すことも有効です。家具の保護シートや電源コードカバーの導入などの対策を講じましょう。
猫は犬のようにしつけで行動をコントロールすることが難しい生き物です。そのため、環境や飼い主さんの行動に工夫を取り入れることでしつけ対策をした方が効果的です。
オシキャットと楽しく暮らそう
オシキャットは、ワイルドで活動的な猫種ですが、同時にフレンドリーな猫種でもあるため比較的飼育しやすい品種と言われています。体も丈夫な個体が多く、特筆すべき遺伝子疾患も持たないため猫初心者の飼い主さんでも飼育しやすい品種といえます。
とはいえ、甘えん坊で寂しがりな子も多いため分離不安にならないよう配慮してあげることも大切です。
今回の記事を参考に、オシキャットと楽しく暮らしてみてください。