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記事に登場する猫トモくん
筆者の飼い猫&編集長
運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫のオス。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中

シンガプーラを飼うのは後悔する?大きさは?飼い主あるある含め解説

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シンガプーラ後悔
シンガプーラを飼うのは後悔する?

【結論】

シンガプーラを飼育することで、特別後悔しやすいことはありません。猫全般にいえる苦労や負担は飼育するうえで当然伴いますが、シンガプーラだからこその後悔はないです。

シンガプーラは小さな妖精という愛称でも親しまれている猫種。公認猫種の中で最小と言われているほどサイズが小さく、かわいいという印象が強い品種です。

今回は猫歴20年以上の筆者「たけのこ」が、シンガプーラの魅力を解説します。

執筆者情報
#たけのこ

猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)

プロフィール
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。

登場する猫

猫YouTuber・ライバー
黒猫トモくん(Tomo)

プロフィール詳細
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!

目次

世界一小さい猫シンガプーラの特徴

シンガプーラ
英語表記Singapura
猫の品種
人気ランキング
22位
アニコム家庭どうぶつ白書2023より
毛色の種類セピアアグーチ
瞳の色イエロー
ヘーゼル
グリーン
体重個体差はあるが
約2~4kg前後
平均寿命個体差はあるが
10~15歳という意見が多い

シンガプーラは、「世界一小さい猫」と称されるほど、サイズが小柄な猫種。大きい個体でも体重が4kg程度。公認猫種の中では最小の部類に入ります。そうした小柄なところもシンガプーラの魅力といえます。シンガプーラの鳴き声も基本的には小さめです。ささやくような鳴き方がより可愛らしさを際立てています。

一方、体が小さいながらも筋肉質な体を持ち、活発で俊敏な動きをしますジャンプも得意なためタンスや冷蔵庫などの上に飛び乗ることも多いです。

シンガプーラの原産地はシンガポール。シンガプーラの名前もシンガポール出身であることが由来です。シンガポールは1年中温暖な気候の国であるため、そこで誕生した品種であるシンガプーラは日本の寒さには弱い傾向にあります。特に冬の季節は、シンガプーラの負担も大きくなるため室温管理には配慮してあげる必要があります。

シンガプーラはその小さく可愛らしい姿から「小さな妖精」と称されることもあります。原産国シンガポールでは国の象徴・国宝として扱われることもあり観光PRでもよくその姿を目にします。

性格傾向

シンガプーラは好奇心が強く、甘えん坊な個体が多いと言われています。非常に社交的で、飼い主とのコミュニケーションも問題なく行えます。そのため、飼い主に対して甘えて膝上に乗ったり、すり寄ったりすることもあります。

運動することも大好きなので、こまめにおもちゃで遊んであげましょう。

シンガプーラに黒猫は基本いない

シンガプーラの毛色は、基本的にセピアアグーチと呼ばれるセピア色の配色のみ。被毛パターンもタビーと呼ばれる模様のみです。そのため、シンガプーラの黒猫や白猫、長毛などはいません。

もしも、いる場合はシンガプーラと別の猫種との交配で生まれた個体である可能性が高いです。

シンガプーラの子猫

シンガプーラは子猫の頃は、小さく可愛らしいです。成猫よりも、妖精という愛称が似合います。活発で行動的な分、危ない場所にも潜り込んでしまう危険があります。そのため、室内にはなるべく危ない物を設置するのは避けましょう。

また、子猫の頃からお世話やしつけなどを習慣づけておくと、成猫になってからも一緒に暮らしやすいです。

シンガプーラを飼うのは後悔する?

猫を飼育することに伴う苦労は多々あり、それに対して後悔される方もいます。ただ、シンガプーラだけに限った後悔するポイントはありません。そのため、シンガプーラが特別飼いにくいわけではありません。

猫の飼育に伴う苦労として代表的なものを下記に挙げます。

  • 甘噛みする
  • 壁や柱、家具で爪とぎする
  • 早朝・深夜に走り回る
  • 抜け毛がある
  • 鳴き声をあげる
  • ご飯の用意やトイレ掃除などのお世話が毎日必要
  • 必要に応じて臭い対策が求められる
  • 住居が限られている
  • 飼育費用がかかる

上記は、シンガプーラだけでなく猫全般の飼育にいえる悩みや苦労です。これらの悩みや苦労に対して飼育を後悔してしまうようであれば、そもそも猫の飼育には向いていなかった・覚悟が足りてなかったということになります。

とはいえ、シンガプーラは鳴き声が小さく性格もフレンドリーであるため猫の中でも比較的飼育しやすい品種です。実際、Instagramなどではシンガプーラと楽しく過ごされている様子を投稿されている飼い主さんが多数いらっしゃいます。

シンガプーラと他猫の大きさ比較

シンガプーラ

シンガプーラは最小の猫種と言われるだけあり、非常に小柄。実際どの程度小さいのか他猫種との大きさ比較を紹介します。

シンガプーラとアメリカンショートヘアの大きさ比較

シンガプーラ アメリカンショートヘアー

アメリカンショートヘアは、日本国内をはじめ世界中で愛されている人気猫種。サイズ的には、中型猫に分類され、成猫体重は約3〜7kgです。一方、シンガプーラは大きめの個体が4kg程度です。そのため、シンガプーラはアメリカンショートヘアよりも一回り小さいサイズといえます。

シンガプーラとシャム(サイアミーズ)の大きさ比較

シンガプーラ シャム猫

シャム(サイアミーズ)も中型の猫種で一般的な猫の大きさに育ちやすいです。オリエンタルと呼ばれる体型でスリムで体重も軽い傾向にあります。シャム(サイアミーズ)の体重は約2.5〜5.5kg程度。メスの小さい個体であれば、シンガプーラと同じくらいの大きさとなります。とはいえ、シャムの方が大きく育ちやすくはあります。

シンガプーラとメインクーンの大きさ比較

シンガプーラ メインクーン

シンガプーラが最小の猫種なら、メインクーンは最大級の猫種です。メスの小さい個体でも約5kg、オスだと10kgくらいまで育ちます。その大きさから、世界一大きい猫としてギネスに登録された個体がいるほど。

体長・体重どちらにおいても、シンガプーラでは2匹揃ってもメインクーンに敵わないかもしれません。

シンガプーラとトイボブの大きさ比較

シンガプーラと同じく最小の猫といわれているのがトイボブです。自然発生した猫種と言われており、平均体重は1.5~2.5kgとシンガプーラより小さめ。加えてしっぽも短いことから体長もシンガプーラより短くなりやすいです。

それでは、なぜシンガプーラが最小の猫といわれているのか?それはトイボブが1980年代にはじめて発見された新種猫であるから。世界の猫種機関TICAに登録こそされていますが、あくまでも予備登録。2023年6月時点でも暫定的な新種として扱われています。そのため、事実上はトイボブの方が世界最小といえますが、公認猫種の中だけだとシンガプーラが最小となります。

猫種登録機関TICA

トイボブは、まだまだ珍しい猫ですが既にその可愛らしさから世界中で人気が高まっています。公認猫種となるのも時間の問題といえます。

「シンガプーラ譲ります」とは

シンガプーラ

シンガプーラとネット検索すると、「シンガプーラ譲ります」というキーワードを見かけることがあります。これは、ジモティーなどで保護猫たちの里親を探している案件のこと。ジモティーでは、保護猫と里親とをつなぐ場としても機能していますが、里親トラブルが発生しないよう、厳格に規約を設けています。

ジモティー里親トラブルにご注意ください

そのため、ジモティーだからと気軽に引き取れるわけではなく、必要に応じて身分認証や譲渡後の定期報告が義務付けられます。その代わり生体売買が行われることもないため、お迎えの初期コストを軽くできます。

「シンガプーラ売れ残り・激安」とは

シンガプーラ

シンガプーラと検索すると、目にすることが多いキーワードとして「シンガプーラ売れ残り・激安」などもあります。これは、その名の通り何かしらの要因でペットショップで売れ残ってしまい、大幅値下げされたシンガプーラたちがいることで現れるようになったキーワードです。

ペットショップそのものを否定する意図はありませんが、将来的にこうした悲しい扱いをされる猫たちがゼロになることを祈ります。

シンガプーラのペットショップ・ブリーダー・里親事情

シンガプーラ

シンガプーラは日本でも人気が高まってきている猫種であるため、ペットショップでもお迎え可能です。生体販売の価格相場としては20~30万円前後で取引されていることが多いですが、状態などの要因によりさらに高値で取引されることもあるようです。また、シンガプーラに対応しているブリーダーも多いです。

その一方で何かしらの要因により保護猫として里親を探している子もいます。里親になるためには保護団体などが定める条件をクリアし、身分証明・飼育に責任することを署名しなければならないなどハードルがやや高めではあります。しかし、いずれも猫を飼育するためには絶対条件であることがほとんど。

シンガプーラは、ペットショップ・ブリーダーからもお迎えできますが、それ以外にも保護猫という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

シンガプーラあるある

シンガプーラ

シンガプーラは日本でも人気が高い猫種であるため、飼い主さんの体験談もSNSなどで多く見受けられます。ここでは、よくあるシンガプーラあるあるを3つ紹介します。

甘えん坊

シンガプーラは、フレンドリーで甘えん坊な個体が多い傾向にあります。そのため、飼い主さんの手足にすりすりしてきたり、添い寝してくれることも多々あるようです。もちろん、このあたりは個体によって性格のばらつきがあるため、すべてのシンガプーラがそうとは限りませんが、その一方で甘えん坊という評判も目立ちます。

意外と筋肉質で動きも俊敏

最小の猫といわれることも多いシンガプーラですが、その手足はけっこうマッチョ。遊ぶことも好きなので、室内を猛スピードで駆け巡る子も多いようです。

思ったより抜け毛は少なめ

これは飼い主さんの感じ方によって異なりますが、シンガプーラは猫種の中では比較的抜け毛が少ない品種です。原産国が気温が暖かいシンガポールということもあり、被毛はシングルコート。ブラッシングの頻度もそこまで多くなくて大丈夫です。ただし、まったくのゼロではないため定期的に抜け毛対策は施しておくことをオススメします。

スキマに入り込む

シンガプーラは体が小さい猫であるため、家具の隙間や紙袋・カバンの中など狭い場所に入り込むのが得意。スキマなど狭い場所を好むのは猫全般に言えることですが、小さいシンガプーラはより入り込みやすいのでしょう。

冬はテンションが低い

暖かいシンガポール出身のシンガプーラは寒さが苦手。そのため、冬の季節が到来するとテンションが落ちる個体もいるようです。とはいえ、室内の空調が整っていて暖かい状態であれば、特に問題ありません。できるだけシンガプーラが快適に過ごせる環境を意識してあげましょう。

シンガプーラの食事

シンガプーラ

シンガプーラの食事は基本的に総合栄養食と呼ばれるバランスが整ったフードを選べば問題ありません。ただし、小柄な分、給餌量には注意してあげましょう。

総合栄養食にはカリカリとも呼ばれるドライフードと、パウチや缶詰タイプのウェットフードが存在します。どちらも与えるメリットが大きいため、両方を組み合わせた食事をおすすめします。

食事のタイミングは、1日3回以上の給餌が好ましいです。食事を小分けすることで消化の負担を軽減させられると同時に猫が満腹感を覚え肥満を回避しやすいです。

市販フードより原材料にこだわったプレミアムキャットフードの方がいいのでは?と思われる方もいますが、そのあたりは飼い主さんの気持ちや考え方次第です。プレミアムキャットフードは、多少お金をかけても原材料の品質や添加物、食いつき具合などを優先したい方向けです。

シンガプーラと楽しく暮らそう

シンガプーラ

シンガプーラは妖精と呼ばれるだけあり、可愛らしさが詰まった猫種です。飼いにくいかもと心配されるかもしれませんが、実際は人懐っこい個体が多く鳴き声も小さめ。サイズが小さいこともあるので、猫初心者でも飼いやすい品種といえます。

今回の記事を参考にシンガプーラと楽しく暮らしてみてください。

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