【結論】
トイボブは、体重1.5～2.5kg程度の小柄な猫で、短く丸い尻尾が特徴です。その小ささから世界最小の猫といわれることも。シャム猫のようなポイントの他、タビーの個体、長毛・短毛などバリエーションは多め。活発で遊び好きな性格をしているとされています。
トイボブはその小さな体と愛らしい外見で人気を集めていおり、「世界最小の猫」とも言われています。
この記事では、トイボブの特徴や性格、起源について、猫に精通したライターである筆者「たけのこ」が詳しく解説します。トイボブとの生活を考えている方にとって必見の情報が満載です。
トイボブはまだまだ珍しい猫種であるため、記事作成に利用できる画像はほとんどありません。そのため、当記事に掲載している画像はトイボブのイメージに近いものとなっており、そのものではありません。あらかじめご了承ください。
トイボブの画像を確認したい方は、Google画像検索などでご覧ください
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トイボブとは
トイボブとは、ロシアで生まれたとされる小柄な猫です。体のサイズは非常に小さくて、体重は1.5～2.5kgしかありません。尻尾も短くて丸いのが特徴的。その小ささから世界最小の猫として扱われることもあります。
TICA（アメリカの猫種登録機関）では、予備登録として認められた新しい品種です。まだまだ珍しい猫なので、買うときはちょっと高いかもしれません。
トイボブの性格
トイボブは、甘えん坊な個体が多いとされる猫種。個体にもよりますが犬みたいに人になついて、愛情を示すことも多いであろう品種です。一般的に猫は気まぐれでマイペースで行動することが多いですが、トイボブはたくさん甘えてくれるかもしれません。
また、鳴き声も小さいため飼いやすい猫種として今後、人気が高まっていくという意見もあります。
トイボブの起源
トイボブは、1980年代にロシアで見つかった小柄でしっぽが短い2匹の猫が起源とされています。現在のトイボブはその猫たちから生まれた猫に由来しているようです。
当初、トイボブは「スキフトボブテイル」と呼ばれていましたが1990年代に現在の「トイボブ」に変更されました。誕生してから年数は経過していますが、TICAではまだ予備登録の段階で完全に猫種として認定されてはいません。（2024年2月時点）
トイボブ成猫の大きさ
トイボブは成猫になっても小さくて、体重は1.5～2.5kg程度。他の猫種と比べてとても小柄です。もちろん個体差はありますが、大きい子でも一般的なメスの成猫よりもやや小さめです。特徴的なしっぽにおいてもまん丸なボブテイル。長さは短くて3cm程度です。
体は小柄ですがトイボブ自体は比較的丈夫な猫種として知られています。
トイボブとシャムの違い
| トイボブ | シャム | |
|---|---|---|
| 体の大きさ | 小さい（1.5～2.5kg） | 大きい（3～6kg） |
| 尻尾 | 短い | 長い |
| 体型 | セミコビー | オリエンタル |
| 毛の長さ | 短毛・長毛 | 短毛 |
| 毛色 | ブラック、ブルー、ホワイトなど | ブルー、チョコレート、ライラックなど |
| 性格 | 遊び好き | 社交的 |
| 歴史 | 比較的新しい | 古い |
トイボブとシャム（サイアミーズ）は似ていますが、体の大きさや尻尾、毛色などに大きな違いがあります。トイボブは体重が1.5～2.5kgと小柄で、短い尻尾が特徴です。対してシャムは体重が3～6kgと大きく、長い尻尾を持っています。
トイボブは新しい猫種ですが、シャムは500年以上昔からいる歴史ある古い猫種です。
似通っているのは、ポイントと呼ばれる耳や鼻まわり、足先やしっぽ先の毛色が濃くなる毛並みパターンがポピュラーな点。ぱっと見、シャム猫そっくりなトイボブもいます。
トイボブとシンガプーラの違い
| トイボブ | シンガプーラ | |
|---|---|---|
| 体の大きさ | 成猫で1.5～2.5kgととても小さい | 1.8～3kgで、トイボブより少しだけ大きい |
| 尻尾 | 短く丸い | 長く細い |
| 体型 | セミコビー | セミコビー |
| 毛の長さ | 短毛、長毛 | 短毛 |
| 毛色 | ブラック、ブルー、ホワイトなど | 淡いブラウン色 |
| 性格 | 遊び好きで活発 | 遊び好きで活発 |
| 歴史 | 比較的新しい | トイボブよりも少し古い（1979年にTICAに公認） |
トイボブは体重1.5～2.5kgで短く丸い尻尾を持ち、シンガプーラは1.8～3kgで尻尾が長いです。公認猫種の中で最小はシンガプーラですが、実質的な世界最小の猫はトイボブです。トイボブの猫種登録が公認されたら、名実ともに最小猫となるでしょう。
どちらも国内で珍しい品種ではありますが、シンガプーラの方が歴史が古く知名度も高まってきているため、国内でのブリーダーは多いとされています。お迎えしやすさでいえば、シンガプーラの方が上でしょう。
日本でトイボブを扱っているブリーダーやペットショップの有無
日本では、トイボブを取り扱っているブリーダーやペットショップはまだ多くありませんが、いるにはいます。トイボブの注目度は高まりつつあるため、将来的には数を増やすことでしょう。Googleなどで検索したら簡単にヒットします。
ただし、トイボブは希少性が高い猫種。そのため、取引価格も高くなりやすいです。安く見積っても50万は覚悟しておいた方が無難です。
猫をお迎えするのであれば保護猫という選択肢を！
ブリーダーやペットショップ経由で猫をお迎えすること自体は悪いことではありません。トイボブをはじめ、純血猫や特定の猫種をお迎えするのであれば、そちらの方が巡り合える可能性は高いです。
一方、猫種などにこだわりがない方であれば保護猫の里親になることも検討していただきたいと筆者は考えます。世の中には、引き取り手を探している猫たちがたくさんいます。そうした猫たちをお迎えすることもぜひ選択肢に入れてみてください。
保護猫の里親になるにはトライアルや書類を出すなど手間もありますが、お迎えの初期費用を抑えられるというメリットもあります。
トイボブは小さくてかわいい猫
トイボブは小さな体と飼いやすさで世界中の多くの人々を虜にしています。猫との生活を考えている方々にとって、トイボブのお迎えは素晴らしい選択肢のひとつと言えるでしょう。ネックなのがまだまだ希少性が高く国内で対応しているブリーダーやペットショップの数も少ない点。取引価格も高くなりやすいので、初期費用が高騰するのは覚悟しておくべきです。
今回の記事を参考にトイボブのお迎えを検討してみてはいかがでしょうか。
