【結論】
おすすめなのが珪藻土マットを設置することと、安定性がある自動給水器に切り替えることです。
猫の中には飲み水をこぼすイタズラにハマる子がいます。猫のためにも水は用意しなければいけませんが、毎回濡れた床を掃除するのは大変ですし、叱ってもやめません。
在宅中はイタズラしなくとも、帰ってきたら猫の飲み水が床一帯に飛び散っているという方もいるでしょう。
筆者「たけのこ」も同じ悩みを抱えていましたが、珪藻土マットと自動給水器で解決しました。
今回は、猫が飲み水をぶちまける悩みの解決方法と体験談を紹介します。
毎日こぼされた水を拭く生活から脱却しましょう!
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猫の水こぼし対策の体験談
前提として社会性の低い生き物である猫を「しつけ」することは非常に困難。そのため「猫が水をこぼしても問題ない環境づくり」が必要となります。
でも、高い買い物や設置に手間がかかるものはちょっと…という方のために筆者が試した対策を紹介します。
珪藻土マットが役立った
タオルやペットシーツのようにこまめに交換する必要がなく、吸水性も優れている物を探した結果「珪藻土マット」に行き着きました。
「珪藻(けいそう)」というプランクトンの化石から出来る土。吸水性・調湿性に優れている。
珪藻土マットは高い吸水性を有しており、抗菌性にも優れております。ふだんは濡れタオルでサッと拭くなどで済み、ときどき直射日光が当たらない日陰に干して乾燥させるだけで長持ちします。
除湿性能と熱伝導性があるため冬は暖かく、夏はヒンヤリな温度。居心地がいいからか猫も気に入りやすいです。
基本的に、珪藻土は猫が舐めても問題ありません。前述した通り「珪藻土」は植物プランクトン「珪藻」が化石となった物。主成分は「二酸化ケイ素」で毒性がなく体内にも吸収されません。
選んだのは「なのらぼスーパー珪藻土」
品名 | 猫ネコろぶマット日本製 |
サイズ | 37×58×0.9cm |
重量 | 約1.2kg |
材質 | 珪藻土、消石灰(国産原料使用) |
カラー | ベージュ |
販売価格(公式) | 税込6,050円(送料含む) |
原産国 | 日本 |
生産国 | 日本 |
無石綿(アスベスト)証明 | あり |
筆者「たけのこ」が購入したのは、珪藻土ブランドである「なのらぼ」が開発した「なのらぼスーパー珪藻土 猫・ネコろぶマット」。珪藻土マットの中でも性能が優れていると感じ、評判と安全性も高かったことから購入しました。
- 他社製品よりも高い吸収性
- 臭いを吸収だけでなく分解もする
- ダニやカビを寄せ付けない抗菌性
- 公式サイトで安全性の検査結果が公表されている
- レビュー評価が高くメディア掲載実績がスゴイ
- ネコ型デザインが可愛い
導入した結果、こぼされた水はしっかり吸水され、珪藻土自体もすぐに乾いていました。
使って数か月間、これといってお手入れは意識していませんでしたが、半年経ったころにはやや黒い汚れが気になり始めました。できるなら毎日軽く拭いて乾かしておくとさらに長持ちしそうです。
なのらぼ珪藻土に関しては下記の記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
珪藻土マットだけでは不十分だった
たしかに珪藻土マットを設置することで、飲み水の飛び散り被害は大きく改善されました。ただ、根本的に猫が飲み水を撒き散らすことを防げるわけではありません。
使っていた飲み水用の器が軽い素材だったこともあり、そこからしばらくは飲み水をこぼすイタズラは続きました。
そこで飲み水の器も見直しました
自動給水器も役立った
猫が新鮮な飲み水を飲める。安定性が優れている。この2つを重要視し条件に合った飲み水用の器を探した結果、自動給水器を発見し導入しました。
それまで前足で器用にちょいちょいとこぼされていましたが、自動給水器に切り替えてからはこぼされることはなくなりました。見た目以上に安定性に優れており、一度に湧き出る水の量もそこまで多くないため手で撒き散らされにくいです。
購入から1年以上使用していますが、特に目立った劣化は確認されていません。毎日こまめに洗っていれば品質・衛生面が長持ちしそうです。
買ってよかったと心から思いました!
微妙な水こぼし対策
飼い主さんの中には、タオルやペットシートを敷くことで、被害を抑えようとする方もいるはず。たしかに一時的にしのぐのであれば効果は期待できるかもしれません。
その一方で下記のような課題点も存在しているため、対策としてはやや不十分です。
- 吸水性には限界がある
- 湿って床材が傷む
- 毎回交換する必要がある
- 放置すると細菌やカビがでる
こまめに交換する必要がある他、効果もイマイチなのでコスパが悪いです。
長引きそうなら珪藻土などの対策が必要です
猫が水をこぼす4つの理由
どうして猫は水をこぼしてしまうのか?猫と水の関係には研究途中な点も多くありますが、ここでは特に可能性が高い理由を4つ紹介します。
理由①水遊びが好き
猫は水に濡れるのがキライというイメージがありますが実際は個体差があり、水遊びが大好きという子もいます。
特に好奇心旺盛な子猫に多く見受けられ、ついつい飲み水で遊んでしまいがち。大人になれば止める子もいますが、突然再開する可能性もあります。
理由②器が気に入らない
猫が前足で水を飲んでいる場合、デリケートなひげが濡れるのを嫌がっているのかもしれません。この場合は食器を交換すれば改善する可能性があります
オススメは陶器製で深みがない食器ですが、猫の好みに合わせるために複数試してみましょう。
下記の記事で食器の特徴を解説しているので参考にしてください。
理由③水が気に入らない
猫はキレイ好きで飲み水にもこだわりがあると考えられています。
- 水が冷たい
- 用意してから時間が経っている
- 異物が浮いている
などの理由から、交換しようとひっくり返す子もいます。
気に入らないからひっくり返すなんて、昔のお父さんみたいですね
理由④かまってアピール
中には飼い主さんにかまってほしいから、水をこぼしている子もいます。
ここで注意したいのが、慌てて対応してしまうと「こうすれば飼い主さんが来てくれる」と覚えてしまう点。
早く拭かないと床材が劣化してしまうため掃除は早くした方がいいですが、このとき猫に対してはリアクションをとらない方が無難です。
1回反応しちゃうと癖になっちゃう……。
ぶちまけた水を放置すると…
当然ですが、猫が床にぶちまけた飲み水を放置していると床材が傷んでしまう他、カビなどが発生する原因となります。ダニなども繁殖しやすくなるため、猫への悪影響が懸念されます。
猫に飲み水の用意は必須
猫が飲み水をぶちまけるからといって、用意をやめてしまうのは絶対NG。
元々、猫は水を飲みたがらない生き物ですが、決して水分が不要という訳ではありません。猫が水分不足の状態になると脱水の他、病気のリスクも高まってしまうため、適度に水を飲ませる必要があります。
猫のためにも、しっかり水は用意しましょう
まとめ
猫が水をこぼすイタズラ対策には、様々なものがありますが筆者の場合は、珪藻土マットと自動給水器で解決しました。
珪藻土マットは猫にとっても居心地の良いスペースを作ってあげられると同時に飛び散る水滴をガードしてくれます。自動給水器も猫に適切な水分補給をしてあげたいのであれば、検討する価値が大いにあるアイテムです。
みなさんの猫暮らしをストレスフリーにするために導入を検討してみてはいかがでしょうか。