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記事に登場する猫トモくん
筆者の飼い猫&編集長
運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫のオス。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中

猫が水飲まないときはちゅーる水!飼い主が作り方を詳しく解説

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猫のちゅーる水とは

【結論】

ちゅーる水とは、常温水でちゅーるを溶いただけのスープです。ちゅーるの風味が付与されるため猫の食いつきがよく手軽に用意できるメリットがあります。

祖先が乾燥地帯に生息していた猫は元々、積極的に水を飲まない動物です。しかし、水が不要という訳ではなく不足すると悪影響は起きます。適度に水分を補給しないと体に負担もかかる懸念もあります。

そこで頼りになるのが、ちゅーる水

この記事では猫歴20年以上の筆者「たけのこ」が、猫が水を飲まないときに試したいちゅーる水の作り方を紹介します。

実際に作ってみた様子がこちら

執筆者情報
#たけのこ

猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)

プロフィール
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。

登場する猫

猫YouTuber・ライバー
黒猫トモくん(Tomo)

プロフィール詳細
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!

目次

猫が水を飲まないときはちゅーる水がおすすめ!

【ちゅーる水の材料】

  • 好みのちゅーる:1本
  • 水:50~100ml

そもそも「ちゅーる水」とは、猫用ちゅーるを少量の水もしくはぬるま湯で溶かしたもの。ちゅーるで味付けした飲み水みたいなものです。人間で例えるなら、ジュースみたいなものでしょうか。

筆者宅では、ちゅーる水を作るとき上記の分量で用意しています。猫が1日に必要とする水分量は体重や出典元によって変動しますが、概ね約50~70ml/kgです。体重3kgの場合は190ml、5kgなら280mlを与えるのが好ましいとされています。ただ、獣医師・専門家によって細かい数値は異なり30ml/kgが目安と考えるケースもあります。

参考:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン~犬・猫の健康を守るために~」

筆者の飼い猫トモは体重5kgのオス猫。毎晩ウェットフードも与えており、トモ自身も自主的に用意している水を飲んでいます。ただ、それでも必要としている水分量には達しないため別途ちゅーる水を用意して水分補給を図っています。

一度に多くのちゅーる水を与えずに1回50ml、1日2回に分けています。ちゅーるは保存が手間なので一度に使い切るようにしています。

もしも、開封後のちゅーるを保存する場合は、冷蔵庫で保存し必ずその日のうちに使いましょう。水分が多いため冷蔵庫保存でもあまり日持ちしないです。

ちゅーる水を与えてみた感想

筆者がちゅーる水を与えてみた感想として、食いつきは上々。すごい勢いでぺろぺろ水分ごと水を飲んでくれています。筆者の飼い猫トモくんは尿路にトラブルを抱えている子なので、こまめな水分補給をしてくれるとは、とてもありがたいです。

毎日用意するのは手間ですが、習慣化してからは苦にならず続けられています。ちゅーるを中途半端に残すと保存の手間が増えて、めんどうに感じやすいため個人的にはケチらず一気に使い切った方が楽だと考えています。

冬の時期は人肌程度のぬるま水で作ってあげると、猫の体が冷えにくく反応も良くなります。

水分補給ちゅーるとの比較

ちゅーるの中には、水分補給と名が付いたラインナップもあります。具体的な特徴は下記の通り。

猫ちゃんの体液に近いミネラルバランスをに調整することにより、水分と電解質の効率的な補給をサポートします。

引用:いなばペットフード株式会社

元々ちゅーるは、約90%が水分のおやつ。カロリーが低く水分補給の手段として優秀です。水分補給ちゅーるは、さらにミネラル数値を調整して効率よく水分摂取できるように改良したラインナップです。

ただし、ちゅーる1本の内容量は約14g。大半が水だとしても約12~13mlしか水分を補給できません。たくさんちゅーるを与えるのもひとつですが、おやつの与え過ぎは肥満に繋がる懸念もあり家計にも負担がかかります。

そのため、筆者的にはちゅーるを水で溶かしたちゅーる水の方をオススメします。

猫が水を飲まない原因

そもそもどうして猫は積極的に水を飲んでくれないのか?その理由を知っているのと知らないとでは大きな差があります。ここでは、猫があまり水を飲まない原因について解説します。

祖先の名残

猫が積極的に水分を飲まないのは祖先であるリビアヤマネコの生態が大きく影響しているといわれています。砂漠地帯で住んでいたという理由以外に、リビアヤマネコが狩った獲物の肉から水分も補給していたという理由もあるようです。

そうした祖先の影響がイエネコとなった現在にも引き継がれ、現代の猫たちは積極的に水を飲まないようになったそうです。

飲み水が気に入らない

祖先の影響以外があるとはいえ、水そのものは猫のとっても必要なものです。それでも積極的に飲まないのは飲み水が気に入らない可能性が挙げられます。たとえば、用意してから何日も経過している水。人間の感覚で考えてもあまり飲みたいものではないはず。猫も同じで古い水よりも新鮮な水を好みやすいとされています。

少し手間ではありますが、猫の飲み水は毎日キレイなものに交換してあげましょう。

水飲み場に不満がある

【あまりオススメできない場所】

玄関

  • 冷えやすい廊下
  • 人通りが多い場所
  • 洗濯機など音が大きい家電がある場所
  • 猫トイレの近く

猫が水を飲まない理由は、もしかすると飲み水を置いている場所に原因があるのかもしれません。大きな音がする洗濯機横や臭いが気になる猫トイレ横、人通りが激しい玄関や廊下は猫にとって落ち着いて水が飲めない場所。そうした場所に水があると猫が飲むのを避けてしまいます。

猫の水飲み場はなるべく人の通りが少なく静かな場所。それでいて寒すぎない場所が理想です。家庭内であればリビングあたりが好ましい場所となります。

また、猫の水飲み場は頭数+1個が好ましいといわれています。飼育数が1匹なら2個、2匹なら3個といった具合です。

飲み水が冷たい

飲み水が冷たいのも猫にとっては死活問題。冷水を摂取することで体温が低下することを嫌がり飲むのを避けようとします。特に冬の季節は寒くなりやすいので、猫の水分摂取量は少なくなる傾向にあります。

猫に飲み水を用意するときは冷水ではなく、程よく常温となったぬるま湯がベスト。

冬はもちろん暑い夏の日でも冷たすぎる水は嫌がられてしまうので注意しましょう。

猫が水を飲まないときの対処法

  • 毎日新鮮な水を用意する
  • 猫の水飲み場を静かな場所に変更する
  • 水飲み場の数を増やす
  • 猫の水の温度を常温にする
  • 水に流れをつける給水器を設置する
  • ちゅーる水を用意する

猫が水を飲まないときの対処法として上記が挙げられます。まずは、猫が水を飲まない原因を回避。そのうえで、猫が飲み水に興味を持つよう工夫しましょう。

猫の中には流れる水に対して興味を抱く個体もいます。そうした猫の場合は、水が流れる仕組みとなっている給水器を設置するだけでも給水量が増えるかもしれません。

給水量を確実に増やすのであれば、やはりちゅーる水が確実。猫が大好きなちゅーるで味付けしてスープにしてあげることで猫もおやつ感覚で水分摂取できるようになります。

猫が水を飲まないときはちゅーる水を試してみて!

猫にとっても水分は大事なもの。しかし、肝心の猫自身があまり飲まないため困ってしまう飼い主さんも多いはず。そんなときに重宝するのが、ちゅーる水。

手軽に用意できる上、猫の反応も期待できるためとりあえず水を飲んでもらいたいときは試してみる価値があります。

今回の記事を参考に、ちゅーる水を愛猫に試してあげてみてはいかがでしょうか。

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