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記事に登場する猫トモくん
筆者の飼い猫&編集長
運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫のオス。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中

ミヌエットがかわいそうと言われるのはなぜ?飼育は大変という理由を猫ライターが徹底解説

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ミヌエットかわいそう
ミヌエットはどんな猫

【結論】

マンチカンとペルシャを交配させた品種で、マンチカンの短足とペルシャのふわふわ被毛を受け継いでいます。その可愛らしさから比較的新しい猫種であるにもかかわらず国内で高い人気を誇ります。ただし、遺伝子疾患も多いため、飼い主にはこまめな健康管理が求められます。

ミヌエットはペルシャとマンチカンの交配種。その特徴的な外見と愛らしい性格で日本国内で人気を集めている猫種です。

この記事では、猫歴20年以上の筆者「たけのこ」がミヌエットについて詳しく紹介します。

執筆者情報
#たけのこ

猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)

プロフィール
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。

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猫YouTuber・ライバー
黒猫トモくん(Tomo)

プロフィール詳細
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!

目次

ミヌエットとは

ミヌエット
英語表記Minuet
猫の品種
人気ランキング
12位
アニコム家庭どうぶつ白書2023より
毛色の種類ブラック
ブルー
レッド
クリーム
ホワイト
瞳の色ゴールド
グリーン
体重個体差はあるが
約2.5~4kg前後
平均寿命9.2歳
アニコム家庭どうぶつ白書2023より

ミヌエットは、ペルシャとマンチカンの交配種。それぞれの特徴を引き継いでおり、短めな足にモフモフ被毛が特徴的です。元々は「ナポレオン」という品種名でしたが、猫種登録機関TICAに登録される際、現在のミヌエットに変更されたそうです。

性格傾向

ミヌエットはマンチカンやペルシャの素質を引き継いでいることもあり、好奇心旺盛でフレンドリーな性格が多く活動的。その一方で大人しく過ごすこともできる性格です。

人懐っこい性格の個体も多いため、家族や他ペットとも仲良くしやすいため比較的飼いやすい品種といえます。

ミヌエットの子猫

ミヌエットの子猫は、非常に愛らしい存在。もふもふした被毛の子猫が短い手足で駆け巡る姿は微笑ましく、見ていて心癒されます。ただ、活発な分、誤飲誤食や転落などの事故には注意を払いましょう。

また、子猫期はいけないこと・必要なことを教え込む大事な時期です。甘噛みなどのイタズラはしてはいけない、歯磨きや爪切りは必要なお手入れであることなどをしっかり教えてあげましょう。

ミヌエットの成猫(大人)

成長したミヌエットは、子猫期よりは落ち着いた性格になります。とはいえ、その程度には個体差があり、成猫になっても甘えん坊で活発に走り回る子もいます。

大きくなっても可愛らしさは変わらず、被毛がしっかり伸びよりペルシャ猫に似てくる子も多いようです。

短毛・長毛

ペルシャ猫との交配種であるためミヌエットには、長毛なイメージが強いですが実は短毛ミヌエットも存在します。短毛のミヌエットは、マンチカンにそっくり。被毛が短いため、長毛よりはお手入れに苦労はしません。

一方、長毛ミヌエットの場合は、被毛が美しくボリューミーな分お手入れも一苦労。毛球症などを防ぐため、週に数回以上の定期的なブラッシングが必要です。

どちらの毛並みのミヌエットを可愛らしさは変わりませんが、それぞれに合ったお手入れをしてあげることが大切です。

マンチカン・ペルシャとの違い

ミヌエットは、マンチカンとペルシャの交配種であるため、それぞれの特徴を受け継いでいます。

まず、マンチカンからは短い足と丸い体がミヌエットに反映されています。マンチカン同様、短い手足は意外とガッチリしています。一方、ペルシャからは、豊かな被毛を引き継いでいます。

ミヌエットの鼻(マズル)はやや低めですが、ペルシャのようなつぶれ鼻というほどではありません。

ミヌエットの大きさ比較

ミヌエット

ミヌエットは、その特徴的な短い足が注目される猫種。体重はだいたい2.5~4kg程度で猫の中では比較的小柄な品種です。個体差があるとはいえ体重だけで考えれば、交配元となったペルシャよりは小さめ、マンチカンとは同じくらいの大きさになりやすいです。

猫種の体重平均がだいたい3~5kgと言われていることから、全体的に見ても小柄な品種といえます。

ミヌエットはブリーダーからもお迎えできる

ミヌエット

ミヌエットは希少な猫種と言われていますが、日本国内では人気が高く取り扱っているブリーダーは多いです。地域やタイミングによっては、対応していないケースもありますがオンラインで探せば比較的情報がたくさん出てきます。一方、ペットショップでは、なかなか取扱いがないようです。

ただ、ペットショップやブリーダーからミヌエットをお迎えする場合は、しっかりと評判の調査や情報収集を行い、信頼できる場所と取引しましょう。

ミヌエットを保護猫として迎え入れるときのポイント

ミヌエット

ミヌエットは、ペットショップやブリーダー以外に里親・保護猫として迎え入れるお迎え方法もあります。希少性が高いため、里親を探しているミヌエットはそう多くありませんが、ネットでは里親募集サイトなどに掲載されている子も時折見かけます。

ミヌエットを里親や保護猫として迎え入れる際は、下記のポイントに留意し適切なお迎えができるか確認しておきましょう。

  • 信頼できる保護施設や里親団体を選ぶ
    :ミヌエットを保護猫として迎え入れる場合、信頼できる保護施設や里親団体を選ぶことが重要です。
  • ミヌエットとの相性を考慮する
    :ミヌエットの性格や飼育要件を理解し、自身や家族との相性を考慮することも大切です。
  • 必要な飼育環境を整える
    :ミヌエットを迎える前に、必要な飼育環境を整えることが重要です。適切な猫用品や猫のための安全なスペース、遊び道具、食事の準備などを行いましょう。
  • 適切な医療ケアを提供する
    :ミヌエットを迎えたら、定期的な健康チェックや予防接種、適切な餌の与え方など、適切なケアを提供することが必要です。
  • 愛情と忍耐をもって接する
    :ミヌエットは人懐っこい性格を持ち、飼い主とのコミュニケーションを楽しむことが好きですが、やはり猫。時々イタズラして飼い主さんを困らせることもあります。そんなときでも愛情は変えないと覚悟を決めておきましょう。

「ミヌエット あげます」とは

ミヌエットとネットで検索していると、時折みかける「ミヌエットあげます」というキーワード。これは、ジモティーなどで保護猫たちの里親を探している案件などを指すことが多いです。ジモティーなどは、保護猫と里親とをつなぐ大切な役割を果たしています。ペットの里親トラブルが発生しないよう、厳格に規約を設け殺処分・虐待ゼロを目指しているそうです。

ジモティー里親トラブルにご注意ください

そのため、ジモティーだからと気軽に引き取れるわけではなく、必要に応じて身分認証や譲渡後の定期報告が義務付けられます。その代わり生体売買が行われることもないため、お迎えの初期コストを軽くできます。

ミヌエットの里親になる方法

前提として、ミヌエットなど純血種の猫種を里親(保護猫)としてお迎えできる可能性は、そこまで高くないです。絶対に無理なわけではなく、募集しているケースもあります。ただし、基本的には雑種(ミックス)が多め。加えて、純血猫の里親募集は人気も集中しやすいです。

どうしても里親でミヌエットをお迎えしたいときは、里親募集サイトで定期的にのぞいてみましょう。おすすめは株式会社PETOKOTOが運営しているOMUSUBIというサイト。里親希望者と保護団体をマッチングしてくれます。

保護団体は審査をクリアしたところだけが掲載できるため、しつこく個人情報を必要以上に聞いてくる、高圧的な人などにあたる可能性が低めです。保護猫や犬の掲載数も多いため、試しに見てみるのもアリです。

猫の里親を検討されるときは、ぜひ一度、純血猫以外の子たちにも目を向けてあげてください。猫種や年齢、毛色などはあくまで特徴に過ぎず、どの子も等しく猫という生き物です。雑種猫たちも可愛いですよ。

ミヌエットかわいそうと言われる理由

ミヌエット

ミヌエットは交配元となったペルシャやマンチカンから可愛さだけでなく、遺伝的な課題も引き継いでいます。遺伝的疾患も起こしやすいことから、「かわいそう」と言われることが多くオランダでは繁殖が禁止、一部猫種登録機関からは認定しないといった対応がとられています。

ミヌエットがかかりやすい病気
  • 骨軟骨異形成症
  • 多発性嚢胞腎症
  • 肥大型心筋症
  • 流涙症

どちらかというとペルシャ由来の遺伝子トラブルが多いですが、マンチカンからも骨軟骨異形成症の懸念が引き継がれています。ミヌエットだけでなく交配元となったペルシャ・マンチカンも道徳的価値観から、かわいそうではないか?と価値観が議論されることが多いようです。

実際、ミヌエットの平均寿命は8.3歳と他猫種よりも短い傾向にあるようです。(アニコム家庭どうぶつ白書2022より

ミヌエットの飼育は大変?

ミヌエット

ミヌエットは、そこまで性格に難があるわけではなく、むしろフレンドリーな傾向にあります。体もそこまで大きくならないため、猫初心者でも飼いやすいでしょう。

ただし、ミヌエットはダブルコートであるため、抜け毛の量は多めです。

ダブルコートとは

被毛が二重構造になっているタイプ。体を覆うオーバーコートとその下に生えるアンダーコートの二層となっています。

ダブルコートの猫種は抜け毛の量がシングルコートの品種よりも多め。長毛ミヌエットの場合は、定期的にブラッシングをしてあげないと、部屋が抜け毛だらけになる他、毛球症などのリスクを高める懸念があります。

ミヌエットには短毛種もいますが、そちらも抜け毛量は比較的多め。長毛ミヌエット同様に、定期的なブラッシングを心掛けましょう。

また、ミヌエットはペルシャとマンチカン譲りの遺伝子トラブルを抱えがちな品種です。涙やけが起きないよう目元のケアをこまめに心掛ける他、定期的な動物病院での検診も欠かせません。

そうした配慮が必要な点で言えば、ミヌエットの飼育にはそれなりに大変で苦労も多いといえます。

ミヌエットの飼いやすさ

ミヌエット

上記でミヌエットの飼育において苦労しやすい点を述べましたが、逆に飼いやすいポイントも紹介します。

ミヌエットはのんびりとしていてフレンドリーな性格の個体が多め。温和である子も多いため、家族や他ペットとも比較的仲良くなりやすいでしょう。また、来客に対しても、そこまで警戒心を強く向けることは少ないようです。

フレンドリーな一方、猫特有のマイペースぶりも併せ持っているため、しつこく付きまとわれ続けることもないようです。また、知能も高く賢いため聞き分けがいい子も目立つとされています。

ただし、これらはあくまでもそうした声が多いというだけで実際は個体差があります。お迎えした子がどういった子に育つかは飼い主さんの飼育方法によっても左右されます。

とはいえ、SNSなどを見るとミヌエットたちと楽しく暮らしている飼い主さんも多いです。配慮してあげるべきポイントは多いですが、それ以上にミヌエットと一緒に過ごす日々は楽しそうです。

よくある質問

ミヌエットのデメリットは?

飼育する苦労という意味では、抜け毛が多いことが挙げられます。また、希少性が高い猫でもあるため、お迎えするのに一苦労することもあります。

ミヌエットは飼いやすい猫ですか?

全体的には飼いやすい猫種といえます。温和な性格の個体も多いため、猫初心者でも育てやすいでしょう。

ミヌエットの平均価格は?

販売している場所やサイトにもよりますが、18~20万前後。高く値段が付いた個体だと50万もしたケースがあるようです。

ミヌエットの寿命は短いですか?

他の猫種と比較すると、短いケースが目立つようです。ただし、寿命は猫の個体が過ごす環境などによって大きく左右されるので一概にそうとは言い切れません。

ミヌエットの平均寿命は?

アニコム家庭どうぶつ白書2023によると9.2歳とされています。

ミヌエットはどこまで大きくなりますか?

マンチカンと同じくらいの大きさ、ペルシャ猫よりもやや小さめです

ミヌエットの大人は何キロ?

個体差はありますが約2.5~4kg前後くらいになります

ミヌエットは人気ランキング何位ですか?

アニコム家庭どうぶつ白書2023よりのデータでは、12位となっています

ミヌエットはうるさい猫?

基本的にはそこまでうるさい猫ではありません。ただし、発情期になると頻繁に鳴く個体もいます。これはどの猫種でもだいたい同じです。

ミヌエットと楽しく暮らそう!

ミヌエット


ミヌエットは人懐っこく愛情深い性格を持っていますので、日常的な愛情とコミュニケーションも大切です。おもちゃでの遊びや日頃のお世話を通じて、信頼関係を築きましょう。ミヌエットが安心してくつろげる環境を提供することも重要です。

また、ミヌエットは遺伝的に課題が多いため飼い主になるのであれば、健康管理にも気を遣ってあげることも忘れてはいけません。飼うのが大変という声も多いですが、大事なポイントさえ押さえれば家庭を明るくしてくれる天使みたいな存在です。

今回の記事を参考にミヌエットと楽しく過ごしましょう。

ミヌエットかわいそう

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この記事を書いた猫

猫歴20年の「たけのこ」と申します!黒猫と一緒に生活中。好きな食べ物は「きのこの山」。【猫と飼い主の暮らしを‘‘ストレスフリー‘‘に!】そんな想いでブログ運営してます。ライター依頼受付中。【保有資格:ペット看護師/ペットセラピスト/ペットフード・マナー検定合格/管理栄養士/「上級心理カウンセラー」「JADP認定メンタル心理カウンセラー®」他】

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