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記事に登場する猫トモくん
筆者の飼い猫&編集長
運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫のオス。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中

ハチワレ猫は幸運を招く縁起猫!性格傾向や可愛さをペットライターが余すところなく解説

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ハチワレ猫
ハチワレ猫は縁起がいい?

【結論】

ハチワレ猫は額に見える八の字模様が末広がりだとして縁起がいいと言われています。

おでこの模様が八の字になっているハチワレ猫。街中でも、よく見かけるという方は多いはず。そんなハチワレ猫たちは、幸運を呼ぶ招き猫でもあることをご存知ですか?

今回は、ハチワレ猫の性格や意外な名前の由来など様々な魅力を解説していきます!

執筆者情報
#たけのこ

猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)

プロフィール
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。

登場する猫

猫YouTuber・ライバー
黒猫トモくん(Tomo)

プロフィール詳細
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!

目次

ハチワレ猫のかわいい魅力

ハチワレとは、品種ではなく毛並み模様の名前。そのため、毛色や血統も様々。ハチワレ猫たちは、日本で2番目に多い柄と言われています。

そんなハチワレ猫たちは可愛いだけでなく、縁起のいい福猫としても昔から愛されてきた猫です。

ハチワレと呼ばれる由来

昔はハチワレのことを「鉢割れ猫」と書いていたそうです。「鉢」という文字には「兜」という意味もあり、その鉢(兜)が二つに割れる=頭が割れると連想されることで、武士の家からは縁起が悪いと扱われていた猫でした。

その一方で、模様の見た目が八の字に似ていることから、「八割れ猫」と呼ぶ人たちもいました。末広がりの形である八の字に似ている模様をしていることから縁起が良く思われていたそうです。特に商人たちからは、人気が高い猫だったそうです。

その後、縁起が悪いとしていた武士は廃れ、八割れ猫は商人だけでなく、より多くの人に愛される猫として定着。その数を増やし、現在の「ハチワレ猫」となっていきました。

同じハチワレでも、漢字の表記次第で縁起の良い悪いが分かれてしまうのは少し悲しいと感じてしまいますね。

毛色・柄の特徴

ハチワレ猫の柄は毛色が、八の字に似たような模様が特徴的。この模様も、額の上の方から毛色が違う子もいれば、鼻の少し上から色が違う子、鼻筋の毛色の幅が太い子、細い子など猫によって個体差があります。

品種によっても傾向が異なり、マンチカンなどはこのハチワレ模様が綺麗に現れることが多いという声もあります。一方、ミックス(雑種)は、ハチワレが片側に寄っていたり、大きさが異なったりと個体差が大きく現れる傾向にあるそうです。

毛色の現れ方は両サイドが黒で真ん中の色が白いという組み合わせが多め。その他にも、茶色&白・グレー%白・など様々な毛色のハチワレ猫がいます。

ハチワレ模様があれば、猫種関係なくハチワレ猫と呼ばれます。

幸運を招くという言い伝え

八という字には、形が上(現在)から下(未来・将来)に広がっている様子から永久的に発展・繁栄する意味があります。そのため「末広がりに繁栄する」「先の見通しが明るい」と縁起の良い文字とされています。

ハチワレ猫は額部分の模様が漢字の八の字に似ていることから、「将来を繁栄に導き未来を明るく照らしてくれる福猫」「幸運を招く猫」と扱われました。商人の間では商売繁盛の招き猫として愛されていたそうです。現在でも、そのパワー・ご利益は健在かもしれません。

とはいえ、お仕事だけでなく、ハチワレ猫たちは一緒にいるだけで癒しと幸福を与えてくれる存在。ハチワレ猫の隣で仕事や勉強をすれば、幸運が舞い込んできて成功するかもしれませんね。

ハチワレ猫にもいくつか種類がある

一口にハチワレ猫といっても、実はいくつか種類があります。といっても、正式名称ということではなく見た目から発展した愛称のようなものです。SNSなどで、それぞれ呼ばれることがある程度のもの。額が八の字であったら、みんなハチワレと呼ばれます。ここではハチワレ猫の種類について深ぼっていきます。

ここではハチワレ猫の性格も解説しますが、猫の性格傾向は、生まれ育った環境によっても大きく変わってきます。あくまで種類ごとにその性格の傾向が多いという声があるだけで、実際の性格は全く異なることもある点はご了承ください。

白黒ハチワレ

ハチワレ猫の定番。生命力が強く、身体的・精神的にタフな子が多い傾向にあります。白黒の中でも、黒の部分が多いと比較的穏やかな性格となりやすいと噂されています。逆に白の部分が多い子は、デリケートでありながら利口的な性格の子が多い傾向にあるそうです。(個体差はあります。)

キジトラのハチワレ

茶色をベースに黒いトラ柄が入ったキジトラ猫のハチワレは、ハチワレ部分が白いことから「白キジトラ」とも言われます。オスの性格は天真爛漫で細かいことはあまり気にしない能天気な傾向にあり、メスは母性本能が強い子が多く穏やかな性格をしている傾向にあると噂されます。(個体差はあります。)

茶トラのハチワレ

茶トラ猫のハチワレは、茶色と白の組み合わせから「茶トラ白」とも呼ばれます。茶トラはオスが生まれることが多く、体つきが大きい個体がほとんど。性格もおっとりとして、柔和で甘えたな子が多いようです。(個体差はあります。)

サバトラのハチワレ

銀の毛色に縞模様が入ったサバトラ猫のハチワレは、やはり白い毛色があることから「サバトラ白」とも言われます。性格パターンは大きく2つ。警戒心の強いタイプと人懐っこいタイプが多めです。また、お腹部分に白色が多いほど、賢く気品のある振る舞いをする子が多いそうです。(個体差はあります。)

三毛ハチワレ

三毛ハチワレは、茶色と黒と白の毛並みを持ち、額が八の字になっている猫。要は三毛猫です。

三毛猫のほとんどはメスの個体。三毛のハチワレもメスであることが大半です。そのため賢くもマイペースな子が多い傾向にあります。(個体差はあります。)

ハチワレ猫の性格が悪いって本当?

結論から言うと、猫の性格は個体差が大きいため一概に性格が悪いとは言い切れません。そのため、必ずしもハチワレ猫の性格が悪いとは限りません。警戒心が強くあまり人に近寄らないようなハチワレ猫の性格が悪いと思われている可能性も考えられます。

最初は警戒心が強くあまり人に懐かなかったハチワレ猫も、一緒に過ごしていくうちに段々と甘えてくるようになったり、元気に走り回ったりするようになってくるケースはあります。

ハチワレ猫だけでなく、どのような猫でも最初は警戒心が強め。しかし、そこから一緒に多くの時間を共有し、たくさんの愛情を持って接していけば、その猫本来の性格が現れるようになり、より可愛い癒しの存在になるでしょう。

グレーのハチワレ猫は珍しい?

日本では、グレーの毛並みの猫が少なめ。そのため、グレーのハチワレ猫も珍しい猫の部類といえます。

昔から日本にいる猫は黒・白・茶が基本。グレーの猫は、主に外国から持ち込まれたと言われています。ロシアンブルーのような全身グレーの猫が良い例ですね。

外国から来たことでグレーの猫を日本でも見かけるようになりましたが、全体的にはそこまで多くなく、野良猫にもグレーの個体はほとんど見かけません。

ちなみに、グレーの毛色はグレーを発現する遺伝子を持っているのではなく、毛色を薄くする遺伝子を持っていることで黒色を薄くし、結果的にグレーとして毛色に現れます。専門用語ではグレーではなく「ブルー」と呼びます。

グレー猫は比較的生まれる確率が低いため、ペットショップで見かけることは少なめ。もし道端などで見かけることがあれば、それは運命的な出会いかもしれませんね。

【余談】ちいかわのハチワレは猫じゃない疑惑

ものすごい余談ですが、ハチワレ猫と聞いた方の中には漫画「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」に登場するキャラクターハチワレを想像される方も多いはず。可愛い猫らしい見た目と個性的なキャラクター性で子どもから大人まで好きな方は多いはず。

実は著者であるナガノ氏の展示会「ナガノ展」にて、ハチワレが猫ではないという設定が公開。猫ではないためチョコレートやたまねぎも食べられるそうです。(本物の猫には禁忌ですので与えてはいけません。)

公開当時多くのファンがハチワレの真実に驚いたそうです。

ハチワレ猫はかわいいぞ!

ハチワレ猫

ハチワレ猫は古来から福猫として扱われていましたが、一部の人々からは逆に縁起が悪い猫として扱われていた過去があります。ただ、現代においては福猫という価値観が定着し、多くの人々から大事に扱われています。

今回の記事をきっかけに、ハチワレ猫を大事に扱ってあげてみてください。きっと、幸運が舞い込んできますよ。

ハチワレ猫

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