この記事では、筆者「たけのこ」と約20歳まで長生きしたキジトラ猫「モモ」の出会いから別れについてを語ります。私とモモの思い出が、猫と一緒に暮らされている方達のお役に立てば幸いです。
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たけのこの飼い猫「モモ」は日本猫のキジトラ
名前 | モモ |
名前の由来 | 百(モモ):百回(たくさん)幸せが訪れますように |
性別 | メス♀ |
享年 | 20歳前後 |
誕生日 | 捨て猫なので不明 |
品種 | 日本猫・キジトラ柄・雑種 |
性格 | 強気 |
好きなもの | カツオ・筆者の私物(おもちゃ扱い) |
モモ様の享年はだいたい20歳くらい。捨て猫で誕生日が不明、迎えた当時の日付入り記録がないため少し曖昧です。
少し古ぼけていますが、下記の写真はモモ様を拾った直後の写真になります。とんがり耳が特徴的な、かわいい女の子でした。
キジトラ猫「モモ」との出会い
モモ様は長野県の山奥に捨てられていたところを発見され、偶然居合わせていた筆者家族が迎え入れました。当時の筆者が子どもの癖に「ちゃんと世話するから!」と駄々こねていたのはいい思い出です。
家族も猫好きであったため、モモを家族として迎え入れることが許可され一緒に暮らすことになりました。
お世話に関しては子どもながら努力しましたが、なんだかんだで家族に甘えていた時期もあり、よく叱られていました。そのおかげで、社会人になってモモと一緒に家を出てからは、しっかりお世話できました。
何度か命の危機を潜り抜けた猫
20歳近くまで長生きしたモモですが、順風満帆な猫生とは言い難く何度か命の危機を潜り抜けております。
生まれたての頃から暗い山奥にダンボールに入れられて捨てられており、その猫生は波乱万丈続きでした。それでも力強く生き抜いた自慢の強い子です。
①一時期預けていた家で火事が起きた
筆者は家庭の都合で数か月の間、猫の扱いに長けていた親戚にモモを預けていました。モモも親戚に懐いていたので、お世話に関してはあまり心配していませんでした。親戚が元々飼っていた猫達とも仲良く過ごせていたみたいです。
しかし、その親戚の家で火事が発生。燃えて無くなってしまいました。
幸い、モモは火事が発生したとき、大慌てで親戚に駆け寄ってしがみつき生存できました。ただ、一緒に暮らしていた同居猫たちは虹の橋へ渡ってしまいました。
②癌の可能性もあると診断された
火事から数年後、筆者と一緒に暮らしていたモモでしたが口腔内がひどく腫れあがってしまった出来事がありました。当時のかかりつけ獣医師からは「詳しく検査をする必要があります、もしかしたらガンの可能性もあるかもしれません…長期戦は覚悟してください」と宣告されました。
あのときはすごくショックを受け、早く気付けなかった自分を責めました…。悲しみに暮れつつも数日間、処方してもらった薬をモモに投与。
数日後…治りました。
お世話になっていた当時のかかりつけ医と一緒に「治まったの!?」と驚きました。
最終的に進行した歯周病という診断結果になりました。癌ではありませんでしたが、歯周病も猫にとって危険な病気のひとつ。決して油断なりません。
当時の先生が、その後の経過も親身に対応してくださり、なんとか歯周病は乗り越えました。本当にお世話になりました。
③慢性腎臓病と診断
モモは、虹の橋を渡る5年前から、慢性腎臓病と診断され闘病生活を過ごしていました。
闘病生活は筆者と家族との話し合いの結果、私達とモモがお互いツライ最期にならないよう緩やかな治療を優先しました。
- 食事療法に切り替え
- 投薬治療(ラプロス)
- 月1~2回の定期的な検査
- 必要に応じて動物病院で点滴
数日おきの点滴治療も検討しましたが、筆者の家計・時間の限界とモモの体力を考慮し投薬治療(ラプロス)メインの方針を選択しました。
猫の盗み食いは油断した頃に…🤔
— 黒猫ともくん (@nekotoikiwarau) March 20, 2021
対策しても攻略され続けたので、最終的には鍵付きで管理することにしました…😌#猫腎臓病#キドニーケア#ドクターズケア #猫の盗み食い pic.twitter.com/CXbOtcKdzv
猫の中には、療法食が嗜好に合わず、うまくいかない子もいると聞き心配していました。幸い、モモは食欲と食い意地がすごい子だったので、すぐ食べてくれました…大袋ごと…床にばらまきつつ…。
食欲があり、かかりつけの先生の親身なサポートのおかげで、診断から5年も長生きしてくれました。本当に強い子でした。
キジトラ猫モモは享年約20歳で虹の橋を渡りました
モモは約20歳になるまで、筆者の傍に居続けてくれました。
虹の橋へ旅立つ直前になると
- 食事はスポイトで口に垂らす方法
- まともに立てなくなる
- 自力でトイレにいけなくなる
満足に動けなくなったので、定期的に体を拭いてあげる・粗相したらタオルを交換するなどの介護が必要となりました。正直、介護の疲れよりも日に日に弱っていくモモの姿を見ているのがツラかったです。
それでも周囲の方達の協力もあって、なんとか介護できていました。当時お世話になった方々、本当にありがとうございました。
さいごに
モモと暮らした20年間は筆者にとって、かけがえのない日々でした。
その力強く気高い生き方から得た学びは多く、私にとって宝物です。モモと過ごした時間の中で、悔いがない訳ではありませんが、最期に「20年間分のありがとう」を伝えられたのは本当に救いでした。
みなさんが飼われている猫ちゃんにも、いつか別れの日がやってきます。悔いが少しでも残らないよう、1日1日を大切にお過ごしください。