【結論】
猫は嫌いな人とはできるだけ距離を置こうとします。また、猫パンチや甘噛みなどもすることもあります。
猫をお迎えしたら、幸せな猫ライフを過ごしたいですよね。なのになぜか懐いてくれず、愛情を注いでいても知らんぷり。飼い主から距離を置く猫の姿に、途方に暮れる人は少なくありません。
そこで今回は、猫が嫌いな人にとる行動と、仲良くなる秘訣を解説します。
猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。
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黒猫トモくん(Tomo)
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!
猫が嫌いな人にとる行動・サイン11選
猫が嫌いな人に見せる行動には、ある程度パターンがあります。ここで紹介する行動・サインを飼い猫がしていないかチェックしてみてください。
①威嚇
猫が頻繁に威嚇している時は要注意!強いストレスを感じているサインです。猫がストレスを感じる原因として、以下が挙げられます。
- 家族構成の変化
- 来客
- 食器やトイレを飼い主が新調した
- 飼い主がしっぽを踏んだため痛みを感じた
威嚇する際は、鳴き声や表情、瞳孔の開き、耳の状態に顕著に現れます。
人や動物に対して攻撃的になったり、トイレ以外の場所で排泄してしまうなどの問題行動が増える事があります。ストレスを軽減するために、猫から一旦距離を置いたり、猫が落ち着ける場所を確保し安心させてあげましょう。
②噛みつき
猫に触ろうと近づいた時に、猫が飼い主の手を噛んだり、足に飛びつき攻撃することがあります。猫としては、信頼していない人に触られたり、近づかれるなんてたまったもんじゃない!と拒絶しているのです。
飼い主のことを嫌っている猫は、威嚇しながら本気で噛むことがあるので、噛まれた時に怪我をする危険を伴います。
③逃げる
猫が飼い主から逃げる理由は、嫌な経験をしていることがほとんど。
たとえば、可愛いなと思って猫の目をじっと見つめていませんか?実は、目を見つめられると、猫は相手から威嚇されていると感じてしまいます。ですので、攻撃されないよう威嚇してきた相手から逃げるのです。
また、猫は嗅覚が鋭いので、香水やタバコなどの匂いから遠ざかるために逃げます。
④距離を置く
猫は飼い主のことを敵とみなすと、危害を加えられないために距離を置きます。
いくら飼い主が、やさしく撫でたり呼びたいだけなのになぁと思っていたとしても、猫は既に敵意を向けているのかもしれません。そのため、飼い主の愛情は伝わらない場合がほとんど。むしろ、仲良くなろうとむやみに距離を詰めると、さらに嫌われてしまいます。
しかし、飼い主から距離を置く時間が短い場合、猫は気まぐれで離れている場合があります。
⑤隠れる
猫は、嫌いな人から距離を置くだけでなく、自分の身を守るために物陰に隠れることがあります。
また、飼い主を警戒しコミュニケーションが不足するため、さらに飼い主との関係値が悪くなる原因にも繋がります。
ただし、猫の習性として、暗いところや狭いところが好きだから隠れているという場合があります。そのような場合はしばらく様子を見ましょう。
注意点として、猫が隠れる理由のひとつに病気を発症していることが挙げられます。突然隠れるようになった場合は、一度動物病院で診てもらうことをおすすめします。
⑥しっぽを激しめに振る
猫のしっぼには、猫の感情が顕著に現れます。1秒間隔でしっぽを激しく振っている時、猫はイライラしているのです。床にバシバシ叩きつけながら、シャーと鳴き声を出し威嚇する子もいるほど、かなりご機嫌ななめ。
しっぽの動きを見るだけで、表情よりも分かりやすく感情を読み取れます。
⑦さわると怒る
猫の体を触ると怒る理由として、下記が挙げられます。
- 触って欲しくない
- 信頼していない人に触られて不快
- 不快な刺激を感じた
爪切りで爪を切られる刺激や音が嫌で怒ったり、信頼関係ができていない人に触られた時に、恐怖で拒否反応を示します。
体を撫でられることは好きだけれど、抱っこは嫌いだから怒るという猫もいます。その場合は、抱っこの時間を短くしたり、猫が嫌がるサインをした時にすぐ対応するなどして、猫に不安を与えないよう対処しましょう。
⑧イカ耳になる
イカ耳とは、横に寝た耳を外側に向かって水平に張った状態の耳を指します。
みなさんは、猫が嫌がる行動をしていたり、猫にストレスを与えていませんか?そういった飼い主の行動に不安を感じ、自分の身を守ろうと身構える際にイカ耳になる猫がいます。
また、特定の音を耳にした瞬間にイカ耳になっていたら、不安を感じさせる音がなんなのかを突き止めることができます。
⑨ヒゲが後ろに向いている
ヒゲは猫のチャームポイントのひとつ。
実は、恐怖を感じた時にヒゲが後ろに向きます。口ヒゲを見ることで、恐怖を感じているのか判断できますよ!
口ひげに加えてイカ耳&シャーと鳴き声を出しているのであれば、確実に警戒心をむき出しにしています。その際は、無理に撫でようと近づかずに、距離を置きましょう。
⑩猫パンチ(爪あり)
猫パンチとは、猫が引っ掻くように振りかぶってくる行動を指します。
猫パンチは、遊び目的でちょんちょんと軽くくりだすこともあるため、猫パンチ自体が飼い主を嫌っているサインとはいえません。しかし、嫌いな相手に対しては、近づいてくるな!と身を守るために強烈な猫パンチをくりだします。
前足に体重がかかっているため、相手を攻撃するためにくりだす猫パンチの威力はとても強いです。また、猫の爪が伸びていると、飼い主が怪我を負う可能性が高まり危険を伴います。
⑪毛が逆立つ
猫の全身の毛が逆立った時は、嫌いな人を追い払おうとしているサインです。自分を大きく見せて、飼い主に喧嘩を売っています。
特にしっぽの毛が大きく逆立ち、膨らんでいる時は恐怖と緊張で飼い主に対し、威嚇しています。イライラを超えて、怒りをむき出しにしているので、猫に近付くと猫パンチされて危険を伴います。
猫に嫌われる人の特徴
猫に嫌われる人とは、すなわち猫に安心感を与えられていない人です。
まずは猫が嫌がるサインを理解し、どんな行動をとると嫌われてしまうかを理解する必要があります。猫に嫌われる人の特徴として、以下が挙げられます。
- 猫の目を見つめる
- 大きい音や声
- 匂い
- 猫が嫌がることをする
親密度が低い相手に見つめられると、猫は敵意をむき出しにされていると感じる恐れがあります。他にも体を長時間触られたり、しつけの一環で叩かれるとことに対しても恐怖を感じ、距離を置くようになることも。音や匂いにも注意が必要です。種類によっては、猫のストレスに繋がります。
猫に嫌われたときの仲直り方法
猫が好きな人は、安心感のある人!つまり、この人なら信頼できると猫から思われることで仲直りできる可能性があります。具体的な猫に嫌われたときの仲直り方法として、以下が挙げられます。
- しつこく触ることを止める
- ときどき、おやつをあげる
- やさしく声をかける習慣をつける
- こまめにおもちゃでの遊びに誘ってあげる
体を触ったり、爪切りやシャンプーなどのお手入れも無理強いせず、嫌がらない範囲で短時間だけ触りましょう。人差し指の腹で顎を撫でるだけでもコミュニケーションはとれます。
おやつやご飯を用意してあげることも有効です。猫としても食事をくれる人は、味方だと思いやすいため仲直りできるかもしれません。
猫と仲直りをしよう!
今回の記事で、猫が嫌いな人にとる行動が明確になり、該当していたとショックを受けてしまったのではないでしょうか。
仲良くなるには、地道に猫と向き合う必要があります。安心できる環境だと猫が理解できるよう日々の行動を見直しましょう。
猫との良好な関係を築き、幸せな日々をお過ごしくださいね!