【結論】
黒猫には甘えん坊な個体が多い傾向があるといわれています。幸運の象徴ともされており、運気が高まるとも信じられています。
黒猫と聞くとなんだか、悪い魔女と一緒にいたり、不幸の象徴みたいなイメージを思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
むしろ黒猫は幸運の象徴であり、性格も甘えん坊な子が多いです。
今回は意外と知らない黒猫の11の秘密について黒猫推しの筆者「たけのこ」が解説します。
最後まで読めば、あなたも黒猫の虜です
猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)
プロフィール
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。
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黒猫トモくん(Tomo)
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!
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そもそも黒猫とは
黒猫とは、文字通り黒い体毛に覆われた猫のことを指します。
瞳の色はグリーンもしくはゴールドの個体が多く、日本では古くから人々の生活と馴染み深く、平安時代から一緒に暮らしていたことも確認されています。
世界には「黒猫感謝の日」という記念日が存在し、SNSの普及などによって日本でも知られるようになってきました。
猫の記念日については下記の記事でチェックしてみてください
意外と知らない黒猫11の秘密
見かける機会も多い黒猫ですが、実は意外と知らない秘密も隠されています。
ここでは黒猫の秘密を11個解説していきます。
いままでの黒猫の印象が変わるかも!?
①黒猫は不幸の象徴?
あくまでも迷信となり日本では元々、幸福の象徴。
黒猫は不幸の象徴で横切られると縁起が悪い。そんな俗説を耳にしたことがありませんか?
実は黒猫=不幸というイメージは海外由来の考え方であり、日本では元々「幸福の象徴」として扱われていました。
招き猫の黒猫バージョンもよく見かけますよね
江戸時代には黒猫ブームが巻き起こるくらい日本で人気が高かった黒猫ですが、ヨーロッパでは話が変わります。中世ヨーロッパといえば魔女狩りが有名ですが、黒猫もその風貌と魔女に関連する存在として迫害を受けていました。
そのような歴史から西洋の一部地域では未だに黒猫に対して偏った価値観が存在しており、その影響で日本にも黒猫は不幸の象徴という迷信が流れたと考えられています。
そんな迷信が存在しているにもかかわらず、日本では黒猫人気は高いです。アイリスペットどっとコムが実施した「猫の国勢調査2019」では、好きな猫の柄ランキングで4位にランクイン。
我が家にも黒猫グッズが溢れかえっています
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②黒猫に甘えん坊な性格が多いのはなぜ?
遺伝的な要素が関係していると考えられています。
黒猫の性格傾向として甘えん坊な子が多いとされています。
あくまで傾向であり、明確な研究結果はありませんが、黒い体毛が闇夜に紛れやすいため警戒心も薄くなったからではないかといわれています。
ちなみに、白猫は逆に警戒心が強い個体が多い傾向にあるとされています。特に瞳の色が青の個体は遺伝的に難聴となりやすいことから神経質になりやすいといわれています。
毛色だけでここまで性格の傾向が変わるんですね
③黒猫がペットショップにいないのはなぜ?
純血の黒猫が入手困難で売りにくいなどが理由です。
実は黒猫を取り扱うペットショップは少ない傾向にあります。考えられる理由としては以下が挙げられます。
- 展示数に限りがあるから黒猫までカバーできない。
- 純血の黒猫が入手困難だから。
- 人気猫種の方が売れ行きがいいから。
- 不吉というイメージを持つ方がいるから。
そのため、どうしても黒猫を家族に迎え入れたい方はブリーダーや里親募集から探す必要があります。
④黒猫の貰い手は少ないって本当?
写真うつりが悪いのも1つの要因。
日本において黒猫は密かに人気が高いにもかかわらず、里親募集などで黒猫の貰い手は少ないとされています。
キジトラや三毛猫などの方が人気が高いこともありますが、黒猫はとにかく上手に写真を撮るのが難しいです。光の調整などが微妙だと、黒い毛玉にしか見えない写真となってしまいます。
そのため、猫の魅力を伝えるのが他猫より難しいのです。SNS映えを意識してしまう方にも、魅力的ではないのかもしれません。
眠っていると目や鼻はどこ?ってなります
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⑤黒猫のオスは珍しい?
黒猫のオスは珍しくありません。
三毛猫や茶トラなど一部の猫柄は、たしかにオスとメスの出現率が異なる場合があります。しかし、黒猫は特別オスが少ないわけでも多いわけでもありません。
我が家のトモくんもオス猫です
⑥黒猫を飼うと金運が上昇?
金運の御利益があるという信仰はあります。
黒猫を飼うと金運が上昇するかは、スピリチュアルな分野なので根拠はありません。しかし、日本では古来から「福猫」として扱われていました。
江戸時代では商売繁盛の御利益があるとされ、商人たちから大時に飼われていたそうです。黒い招き猫やお守りがあることから、現在日本においても幸福の象徴として扱われていることが分かります。
一方、科学的な視点から解説すると、猫は見ているだけで仕事の集中力・生産性が高まることが、メルボルン大学や広島大学の研究で明らかになっています。
⑦黒猫が来る家も運気が上がる?
スピリチュアル的には運気が高まるとされています。
これまたスピリチュアルなお話ですが、幸運を運び邪気を払うパワーがあるとされる黒猫が訪れるお家は運気が上がりやすいとされています。
猫のスピリチュアルパワーについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
⑧黒猫が横切るのは幸運の前兆だから宝くじを引くべき?
縁起は良いですが当選するかは分かりません(笑)。
上記で触れた西洋の「黒猫=悪いもの」というイメージの影響もあり、黒猫が横切るのは不幸の前触れと思われる方もいらっしゃいます。
対して日本をはじめ、黒猫を幸福の象徴として扱っている国や地域では、猫が目の前を横切るのは縁起がいいとされています。
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⑨黒猫は成長すると毛色が変わる?
個体によっては変わることもあります。
黒猫に限らず、猫は子猫から成長するにつれ毛色が変化するケースがあります。
これは出生から成長にかけて遺伝子の働きが変化し始めた影響とされており、その猫本来の毛色に生え変わっています。
⑩黒猫は都会に多い?
物陰が多く隠れやすい都会は黒猫が多く暮らしている傾向にあるといわれています。
1977年に行われた調査で黒猫は都会に多い傾向にあると報告されています。その理由としては、黒猫が隠れやすい建物の影が多いためと考察されています。
⑪黒猫がかわいいのはなぜ?
フレンドリーで甘えん坊な子が多いのも1つの要因。
実際に黒猫と暮らしている筆者「たけのこ」が考える理由として、黒猫のフレンドリー・甘えん坊な一面が可愛さを際立たせているのではないかと思っています。
全身黒色でクール&カッコイイような印象もありますが、実際に暮らしてみると予想以上のかまってちゃんです。そんなギャップも黒猫の魅力かもしれません。
余談ですがイギリスの調査にて、飼育期間が2年を超えた飼い主は猫への愛情が急上昇することが判明しています。
さらに猫愛が深まるなんて…猫好きたちは一体どうなってしまうのか
猫を飼うと運気が上がる…かも
猫は古来よりご利益や幸福をもたらす存在、もしくは神として扱われてきた生き物。黒猫以外の品種も金運や縁、福を招き入れ厄を祓う存在と考える地域は多いです。
そうした背景から、招き猫をはじめ縁起物に猫がモチーフとなることも少なくありません。
その一方で、飼い方によっては風水的に微妙な扱いとなることがあります。猫も生き物なので当然排泄もしますし、毛も抜けます。そうして生じた汚れを放置すると風水的にマイナスの運気に傾く恐れがあります。猫のためにも室内やトイレはこまめに清掃してあげましょう。
また放し飼いをしていると室内の良好な気を持ち出し、外の穢れを持ち帰ってきてしまうとも考えられています。猫と暮らして運気も上げたければ、室内飼育が必須となります。
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黒猫11の秘密 まとめ
今回は黒猫にまつわる意外と知らない11の疑問について解説してきました。知っていた、という話もあれば、初めて知ったという話もあったのではないでしょうか。
黒猫は可愛らしいにもかかわらず、西洋のイメージや写真うつりが悪いことから不遇な扱いを受けてきた猫でもあります。
近年のイギリスでも、黒猫を捨てる飼い主が増加していると報じられ議論が巻き起こりました。黒猫はSNS、特にインスタ映えしないという理由から手放す方が多いとされており、筆者もSNSのために猫を飼育するのもどうなんだろう…と悲しい気持ちです。
しかし、黒猫でも写真撮影が上手であれば、とてもかわいい姿を撮ることはできます。
黒猫は可愛いですよ!