【結論】
オールウェル(猫)は、食事の吐き戻し軽減を中心とした、7つの健康サポート機能が備わっている国産のキャットフードです。2種類の本物素材を使用していることに加え、香料・着色料不使用のため健康的で美味しいフードに仕上がっています。
結論をより詳しく確認する
オールウェル(猫)は、ユニ・チャーム株式会社が販売しているキャットフードのひとつ。7つの健康サポート機能をベースに、年齢や健康状態に対応したフードが販売されています。
今回は、オールウェル(猫)の口コミや特徴、安全性について解説していきます。
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オールウェル(猫)の口コミ評判
- 食物繊維を配合しフードの吐き戻しに配慮
- 低カロリー設計
- お財布に優しい価格
- フード袋にジッパーは付いていない
- ちょうどいい容量のパックがないという声が目立つ
上記は筆者がクラウドワークスにて調査した、オールウェルを実際に購入された方の声を要約したものです。
全体的には概ね良好。吐き戻しに関する声は多くみられましたが、飼い主さんが実感した変化は個体差が大きいようでした。食いつきに関してもよいという声が目立ちますが、やはり猫によって反応は異なるようです。
それぞれの口コミについて詳しく知りたい方は下記をご覧ください。
うらんくんの口コミ
(雑種・2歳・オス)
(雑種・2歳・オス)
うるるちゃんの口コミ
(ミックス・メス・1歳未満)
(ミックス・メス・1歳未満)
ちょんちゃんの口コミ
(日本猫・メス・9歳)
(日本猫・メス・9歳)
トロくんの口コミ
(スコティッシュフォールド・オス・5歳)
(スコティッシュフォールド・オス・5歳)
X(旧Twitter)での評判
その一方で、X(旧Twitter)などを見てみると穀物メインが気になるという口コミが見られました。近年では減ってきてはいますが、まだまだ穀物に懸念を抱かれている飼い主さんは多いようです。
筆者の飼い猫の口コミ
筆者の飼い猫トモもオールウェルを試食してみました。今回は室内猫用をチョイス。
結論から述べると、食いつきは良好でお皿に出してもすぐに完食。食べ終わった後はもっと食べたいと袋の中に頭を入れようとしてました。粒のサイズもそこまで大きくなく食べやすかったようで、ぼりぼり噛んで食べてました。
オールウェル(猫)キャットフードの特徴
オールウェルという名前には、すべて(All)の猫に、毎日健康的な人生(Wellness)を送ってほしいという願いが込められているようです。フード開発においては、以下の7ポイントを重視しています。
- 食事の吐き戻しに配慮
:独自の食物繊維配合 - 皮膚、被毛の健康サポート
:オメガ6脂肪酸を調整 - 低カロリー設計
- 胃での消化サポート
:吸水性の高い粒で素早い消化をサポート - 毛玉ケア
:食物繊維量を調整 - 下部尿路の健康ケア
:低マグネシウム設計 - 免疫力サポート
:ビタミンE配合
大手ペットブランド「ユニ・チャーム」のキャットフード
オールウェル(猫)は、大手のペットブランドであるユニ・チャーム株式会社が販売しているキャットフード。ユニ・チャームはオールウェル(猫)の他にも…
なども販売しています。研究に研究を重ねて、猫の毎日を支え健康をサポートする「新Wellness food」としてオールウェルを開発したとのこと。
食事の吐き戻し軽減に配慮したフード
オールウェル(猫)は、世界初の技術を採用し、食事の吐き戻し軽減に配慮したフード。
※ねこに多い食事の吐き戻しを軽減する世界初※の食物繊維配合技術 (特許登録済)(病気に由来する嘔吐に効果があるものではありません。)※軽減効果はねこによって個体差があります
引用:AllWell公式サイト
猫が食事を吐き戻してしまう原因は、おなかの中で粒が水分を吸って大きく膨らんでしまうから。オールウェル(猫)では独自の食物繊維配合技術を使用し、おなかの中で粒が素早くふやけて崩れやすくすることで、吐き戻しに配慮しています。
オールウェル猫餌のラインナップ
オールウェル(猫)では、食事の吐き戻し軽減を中心とした7つの健康サポート機能にプラスして、年齢や健康状態に配慮したラインナップが用意されています。どのようなラインナップがあるのか見ていきましょう。
子猫用
- 骨、歯の発育サポート
:高カルシウム設計 - 筋肉の発育サポート
:高タンパク設計 - 免疫力サポート
:ビタミンE配合 - 皮膚、被毛の健康サポート
:オメガ6脂肪酸を調整 - 下部尿路の健康ケア
:マグネシウム量を調整 - DHA含有
- 目の健康サポート
:タウリン配合
生後12ヶ月までの子猫に最適化した栄養バランス設計で、子猫の健康な成長をサポートしてくれます。成猫用とは異なった7つの健康サポート機能が備わっています。
高齢猫用
- 10歳以上
- 15歳以上
- 20歳を過ぎてもすこやかに
避妊・去勢した猫用
筋肉の健康維持に配慮し、高タンパク設計となっておりL-カルチニンも配合しています。
肥満が気になる猫用
肥満が気になる猫の健康に配慮して、低カロリー・低脂肪設計になっているのが特徴です。室内猫用と比較して、カロリーは100g当たり約15kcal減、脂肪は約10%減となっています。
早食いが気になる猫用
猫の早食いをケアした粒設計が特徴的。大きさや厚みにこだわった独自の丸十字形状の粒で、よく噛むことに配慮しています。チキン味とフィッシュ味から選択できます。
健康免疫サポート
抗酸化成分であるマリーゴールドミール由来のルテインを配合しています。抗酸化成分を配合することにより、免疫力保持をサポートしてくれます。こちらもチキン味とフィッシュ味から選択できます。
成猫の腎臓の健康維持用
腎臓の健康維持に配慮して、リンを制限した栄養設計となっています。室内猫用と比較して約20%減です。また、ナトリウムの含有量も調整されています。
オールウェル(猫)の安全性
オールウェル(猫)の安全性を気にしている人もいるかもしれませんが、オールウェル(猫)は安全性の高いフードです。
「原材料のミールは危険」という意見をネットでよく見かけますが、実際そこまで危険性は高くありません。ペットフード安全法により、ミールとして使用できる材料や調理方法が決まっています。低品質な原材料と思われがちですが、一定の品質は保たれているのです。
前述したとおり、日本国内を流通するキャットフードはペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)という法律によって添加物などの使用が規制されています。猫をはじめペットに与えても大丈夫な添加物、与えても安全が確認されている量に関する規制がかけられているため、猫に対して危険度が高いフードが出回りリスクはそう高くありません。
また、販売元であるユニ・チャーム株式会社の工場は、品質マネジメントの国際規格を取得しています。外部機関から品質の安全性を認められていることからも、オールウェル(猫)の安全性は高いといえます。
添加物・原材料にこだわりたい方はこちら!
猫にあったキャットフードの選び方
- 総合栄養食である
- キャットフード開発に科学的な根拠がある
- 添加物は必要最低限
- 飼い主さんの悩みや希望にマッチした特徴がある
キャットフードの選び方は諸説ありますが、ペットライターである筆者的には上記の条件を満たしたフードがベストだと考えます。
キャットフード選びで重要ではない項目
- グレインフリー
穀物不使用なキャットフードが消化に良いという説は否定されつつある - 酸化防止剤不使用
酸化防止剤はキャットフードの品質維持において大事な役割がある添加物 - ヒューマングレード
猫の食生活において人間基準の高品質な食べ物は、特別優れているわけではない
逆に筆者個人がそこまで重要ではないと考えるのが、上記の項目。
まずグレインフリー(穀物不使用)は、猫が消化しやすいと言われがちですが、元々あまり根拠があるわけではなく近年の研究で否定されつつあります。詳しくはGoogleなどで「猫 グレインフリー」と検索してみてください。
また、酸化防止剤が無添加なフードも考えもの。たしかに添加物はないに越したことはありません。ただ、酸化防止剤はフードの酸化を防ぐために使われています。噛み砕いていうと、キャットフードの美味しさと栄養をできるだけ長く保つために使われているのです。そのため、酸化防止剤不使用なフードはそのぶん、普段の保存管理により気を使わなければなりません。
最後にヒューマングレードです。これはキャットフードに使われている原材料が人間が食べるものと同じくらい高品質であるということ。ですが、そもそも人間と猫は別の動物。食べ物の価値観も異なります。
スケールが異なりますが、ライオンを例に考えましょう。野生におけるライオンは、狩った獲物の内臓、皮、血、細かな骨を生のまま食べます。それで必要な栄養を得られているのです。猫においてもヒューマングレードを重要視する必要性はあまりないでしょう。
結局オールウェルはどうなのか
総合栄養食 | 総合栄養食である |
---|---|
キャットフード開発における科学的な根拠 | 総合栄養食の基準をクリアしており、フード開発において徹底した品質管理を実行している 参考:ユニ・チャームペット |
添加物は必要最低限のみ使用 | 香料・着色料は不使用 |
飼い主さんの悩みや希望にマッチした特徴 | 吐き戻しに配慮 |
グレインフリー | グレインフリーではない |
酸化防止剤 | ミックストコフェロール、ハーブエキスを使用 |
ヒューマングレード | ヒューマングレードではない |
結論として、オールウェルは安全性・信頼性が高いキャットフード。吐き戻しに配慮している点も魅力的です。価格もリーズナブルなので、そこまで家計に負担をかけないでくれるのもありがたいところ。
食いつきの評判も悪くないため、与えてみる価値は大いにあるでしょう。
筆者が厳選した市販フードのおすすめはこちらで解説
愛猫にオールウェルを与えてみよう!
オールウェル(猫)は、ユニ・チャーム株式会社が販売している食事の吐き戻し軽減を中心とした、7つの健康サポート機能があるフードです。年齢や健康状態に合わせたフードラインナップもあります。
猫の吐き戻しに困っている飼い主さんは、与えてみてはいかがでしょうか。