【結論】
黒缶は日本で40年以上に渡って販売され続けてきたキャットフードのロングセラー商品です。味は魚がメインに使用されており、栄養満点な赤身肉が贅沢に使用されています。
黒缶はアイシアから販売され続けている国内で人気のキャットフード。1977年に販売スタートして以来、40年以上の年月において日本の猫達にキャットフードを提供し続けてきたベストセラーです。
今回は、猫歴20年以上の筆者「たけのこ」が、黒缶の魅力について語ります。
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黒猫キャットフードとは
まずは黒缶がどういったキャットフードなのかについて解説していきます。黒缶には、販売実績以外にも他のキャットフードのはない魅力を数多く有しています。そうした魅力が40年以上、猫と飼い主から支持され続けている由縁です。
日本で40年以上の販売実績
冒頭でも述べた通り、黒缶は1977年に販売開始して以来、40年以上国内の猫達にキャットフードを提供し続けてきました。販売スタートしたばかりの頃、黒いパッケージだったため黒缶と呼ばれ始めたとのこと。イラストされている猫は現在だとアメリカンショートヘアーですが、当時はシャム猫だったそうです。
栄養満点な魚の赤身肉を使用
黒缶を販売しているアイシアの親会社は、日本を代表する水産加工業マルハニチログループ。そのため、フード開発がスタートされたときから、魚を用いた缶詰商品というコンセプトが推進されていたようです。その流れは現在においても変わらず、魚の赤身肉を重要視したフード開発が維持されています。
魚の赤身肉には、DHAやEPAなどの魚油・鉄分・タウリン・ビタミンEといった猫に必要な栄養素が豊富に含まれています。栄養バランスもバッチリです。
ウェットフードのみの販売
黒缶の大きな特徴として、ウェットフードのみを販売している点も挙げられます。
通常、多くのペットフードブランドでは、ウェットフードだけでなくドライフード(通称カリカリ)の販売も手掛けています。一方、黒缶は缶詰もしくはパウチによるウェットフードのみを販売しています。
加えて、黒缶のウェットフードは、どれも総合栄養食。規定量を与えれば必要な栄養素を補えます。ウェットフードであるので、水分補給もバッチリです。魚の食感・旨味・コクを感じやすいため、猫の食いつきにも期待できます。
ウェットフードは、栄養価と費用のコスパが悪く結果的に食費がかさみやすいですが、黒缶は比較的安価な価格帯で販売してくれている点も嬉しいところです。
黒缶(猫)の口コミ評判
- 黒缶の食いつきは良好
- 缶の処理はめんどう
- 安い
X(旧Twitter)にて、黒缶キャットフードの口コミ評判を調査したところ、目立った声として上記が挙げられます。
特に目立った口コミといては、食いつきが良いという声。キャットフードの食いつきは個体差が大きく現れやすいポイント。優秀なフードでも、食いつきが微妙という声も出てくることが多いのですが、黒缶は比較的そうした声が少ない印象でした。
また、価格も安いという口コミも多め。最近だと、値上げして少し高くなりましたがそれでもキャットフード全体でみれば安い部類でしょう。
黒缶キャットフードのラインナップ
黒缶には、猫が美味しくご飯を食べられるよう様々な味のラインナップが用意されています。基本的には魚の風味がメイン。缶とパウチそれぞれが用意されていますが、最近だと簡単に捨てられるパウチがメインとなりつつあります。
黒缶3P
昔ながらの缶タイプ。味のラインナップは以下の通り。
- かつお
- しらす入りかつお
- ささみ入りかつお
近年マグロの入手が難しくなってきているためか、味のラインナップはカツオがメイン。それでも、多くの猫たちに支持されている人気商品です。
黒缶パウチ
- まぐろとかつお
- しらす入りまぐろとかつお
- ささみ入りまぐろとかつお
- かつお節入りまぐろとかつお
- 舌平目入りまぐろとかつお
- サーモン入りまぐろとかつお
- 子ねこ用(まぐろとかつお ペーストタイプ・やわらかゼリータイプ)
- 15歳頃からの黒缶パウチ(まぐろとかつお)
黒缶では、ウェットフードの主流となってきているパウチも販売。どちらかというとパウチタイプの方がラインナップの種類は充実しています。缶にはなかったマグロも使用されているのが特徴的。幅広く魚の味が用意されているため、魚好きな猫にはたまらないことでしょう。
黒缶線香・ロウソク
アイシア・黒缶とロウソクや線香などの販売事業を手掛ける株式会社カメヤマとのコラボ商品も存在します。線香とロウソクタイプが存在しています。線香タイプは、黒缶をイメージしたかつおだしの香ばしい香りがするとのこと。ロウソクタイプには特別匂いはありませんが、缶の中身はツナフレークそっくり。燃焼時間も約11時間と長めです。
黒缶の一部商品が販売終了したのはなぜ?
2023年3月において、黒缶の一部ラインナップが販売終了しました。黒缶というブランド自体が終了する訳ではなく、キャットフードの一部商品が終了するのは割とよくある話。それでも黒缶を愛し続けた多くの飼い主さんと飼い猫にとっては、衝撃的だったそうです。
販売終了の理由は明示されていませんが、その理由を考察してみます。
販売終了したのは黒缶ミニ・プレミアム・グレインフリーパウチ
2023年3月時点で販売終了となったのは、以下の3種類です。
- 黒缶ミニ
- 黒缶プレミアム
- 黒缶グレインフリーパウチ
リニューアルのため
前述の通り、黒缶一部終了の理由は明言されていませんが、筆者が可能性を考察してみます。
まずひとつは多すぎるラインナップを整理する目的で、リニューアルした可能性。一時期、黒缶はラインナップを多く販売していましたが、正直商品に大きな差はなく、何が違うのかイマイチ分かりにくい・選びにくい時期がありました。実際、2023年3月に販売終了したラインナップも現在販売している商品とさほど大差はありません。
- 黒缶ミニ
:黒缶パウチとほぼ同じ。内容量がパウチの方が10g少ない程度 - 黒缶プレミアム
:正直、既存の黒缶と大差ない - 黒缶グレインフリーパウチ
:黒缶パウチもグレインフリーなので問題ない
2023年の3月のリニューアルを経て、現在の黒缶ラインナップはスッキリ整理された印象。購入者もニーズに合った商品を選びやすくなったと考えられます。
もうひとつの可能性が、年々厳しさを増す物価高騰の影響。特に黒缶の原材料である魚の物価は高くなっています。そのため、余分なラインナップの製造ラインを維持するのが経営的に負担となった可能性も捨てきれません。
よくある質問
まとめ
黒缶は日本で40年以上も猫達にキャットフードを提供し続けたロングセラー商品。そのため、信頼性は高く猫に安心して食べさせてあげられるキャットフードのひとつといえます。
今回の記事を参考に、愛猫のフードとして黒缶を検討してみてはいかがでしょうか。