【結論】
猫をタクシーに乗せることは可能です。ただし、猫をキャリーバッグなどに入れ車内で暴れる、汚すことを防ぐ対策が必要です。
動物病院などに猫を連れていくとき、自宅から距離が離れている場合は車で連れていく方がほとんどなはず。自家用車を持っていない・運転ができない方はタクシーを呼ぶことになります。
ここで気になるのが、猫を連れたままタクシーに乗れるかどうか?マナーやルールがあるのか?ということ。今回は猫と暮らして20年以上の筆者「たけのこ」が、猫をタクシーに乗せるときのマナーと注意点を解説します。
この記事を読めば猫とタクシーの悩みは解決したも同然です
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猫はタクシーに乗せてもいい
猫はマナーさえ守れば、タクシーに同乗させられます。法律的観点から考えると「旅客自動車運送事業運輸規則 第52条(物品の持込制限)」にて、猫をはじめペットを物品として持ち込むことが認められています。
タクシー運転手としても基本的には、猫を同伴するからといって乗車を拒否しません。
猫もタクシーに乗れます
猫をタクシーに同乗させる料金
基本的に猫をタクシーに乗せてもお金はかかりません。
言い方は悪いですが、あくまでも物品扱いとなるため、別途料金が発生しません。猫をタクシーに乗せるときも、料金はメーター料金や配車手数料をメインに考えましょう。
例外的に猫のタクシー持ち込みが断られるケース
猫をタクシーに乗せることは可能です。ただし、一部の例外が伴う場合においては運転手判断で猫の同乗を拒否される可能性があります。
- 安全運転に支障をきたす
- キャリーバッグに入れない
- 車内を汚される
たとえば、猫をキャリーバッグに入れず抱えて乗り込むと、運転している車内を徘徊する恐れがあります。
万が一、操作中の運転手に猫が飛びかかってしまうと交通事故を引き起こす恐れもあります。安全運転を遵守するため、仕方なく乗車を拒否されてしまうのは納得のいく理由といえます。
また、抜け毛や粗相で車内を汚す可能性もあります。タクシーには他のお客さんも利用するため、最低限キャリーバッグに猫を入れてから乗車しましょう。
猫をタクシーに同乗させるマナー
猫をタクシーに乗せるときは、安全運転を妨げないよう配慮することが大切です。運転手が問題ありと判断したら、乗車を断られるかもしれません。ここでは、タクシーに猫を同乗させるときに気を付けておきたいマナーを解説します。
運転手に確認をとる
猫をタクシーに乗車させるときは、あらかじめ運転手にペットの同乗を確認しておきましょう。確認をとるといっても一言「猫も乗るけど大丈夫ですか?」と聞くだけ。
だいたいの運転手は、あまり気にせず「いいですよ」と回答してくれます。配車アプリを利用すれば、メッセージでその旨を伝えられます。
一応のマナーとして伝えておきましょう
必ずキャリーバッグやカバンに入れる
タクシーに猫を乗せるときは、最低限カバンに入れておきましょう。猫がタクシー内で暴れることを防げる他、抜け毛や粗相を防げます。
おすすめなのが、PETKITペット用キャリーバッグ
頑丈なつくりで、後ろ開きのため猫が容易に脱走しにくいです。特徴的なフォルムなのでタクシーと合流するときの目印としても機能します。
嘔吐対策もしておく
猫は車酔いしにくい動物ですが、興奮することでパニック状態となり嘔吐してしまう子もいます。
猫をはじめて車に乗せるときは、パニックになっても事故が起きないようキャリーバッグの中に入れてあげるのは勿論、バッグ内に嘔吐対策としてペットシートを敷いておくと安心です。
車内を汚さないようにしましょう
タクシーに猫を乗せるなら配車アプリGOが便利
猫をタクシーに乗せるときは、タクシー配車アプリGOが便利です。難しい操作が不要で、初心者でも簡単にタクシー配車ができます。
配車アプリは他にもありますがGOが一番使いやすいです
タクシー配車アプリGOとは
GOとは、手軽にタクシーを配車できる機能が搭載されたアプリです。
電話をかけずにタクシーを呼べるのは勿論、アプリに表示されるマップをタップするだけで事前に乗車位置・目的地を伝えられます。また自動決済機能を活用すれば、その場での支払いは不要でスムーズに降車できます。
めんどうなタクシーとのやり取りが簡単に完了します
事前に目的地を伝えられる
GOはタクシーを手配した段階で、乗車位置と目的地点を運転手に伝えられます。
アプリ上でタクシーの現在地を確認でき、乗車したら目的地の確認を簡単に済ませるだけ。運転手側もどこにどのルートで行けばいいのか把握しやすいため、スムーズに運転してくれます。
乗車前に猫も乗ることを運転手に伝えられる
GOでは配車手配完了後、タクシー運転手にメッセージを送信できます。
主に合流するときの詳細などを共有することに使われる機能です。ここに「猫が入ったカバン」を持っていると入力することで乗車前に運転手にペット連れであることを伝えられます。
到着後そのまま降車できる
GOには、車内での支払いせず到着後そのまま降車できるGO Payという自動決済機能があります。
タクシーから降りるとき、支払方法によっては時間や手間がかかって煩わしく感じてしまうこともあります。GOを利用すれば、タクシー料金支払いにストレスを感じず、そのまま降りられます。
一見地味なように思える機能ですが、使ってみると財布を出す手間が省けるので非常に楽。運転手もめんどうな支払いがないため、楽そうな印象でした。
予約可能
GOには、AI予約という機能があります。その名の通りAIが指定エリア・時間において予約可能であるかを識別&手配してくれます。めんどうな電話での問い合わせなどはなく、GOアプリのみで完結します。
15分後から予約可能であるため、動物病院の会計待ちのタイミングでタクシーを手配しておくとスムーズに乗車できます
クーポンやキャンペーンが豊富
アプリでタクシーを手配する大きなメリットは、クーポンの存在。通常、タクシー利用においてクーポンはありませんがアプリ手配の場合は話が別です。
GOはアプリをインストールするだけで、500円割引クーポンが配布されます。500円をお得と感じるかは人それぞれですが、ダウンロードだけで1㎞程度乗ることで発生する料金が無料になると考えるとコスパは非常に優れています。
また、アプリを利用してタクシーに乗り続けることでクーポンが貰えるキャンペーンも開催している点もGOが選ばれ続けている理由のひとつといえます。
GOの利用方法
アプリをインストールします。「はじめてGOを利用」を選択。
有効な電話番号を入力する。
登録電話番号(SMS)に届く、認証コードを入力する。
名前(ひらがな)、性別、生年月日を入力。クーポンコードは未入力で問題ありません。
利用規約に同意したら、チェックを点け「登録する」を選択します。登録完了後、必要に応じてGoPayの設定を完了させておくと支払いが便利になります。
登録完了後、乗車地および行き先を設定します。マップをタップするか住所検索をかけるかで設定できます。
配車手配が完了すると、到着予定時刻と向かっているタクシーの状況がアプリで把握できます。この時点からメッセージで猫も乗ることを伝えられます。
到着したら、タクシーに近寄り予約名(名前)を告げます。タクシーの待ち時間は数分ですので早めに向かいましょう。
タクシーに乗ったら目的地に向かいます。
乗車完了後、GoPayの設定が完了していれば、そのまま降車して問題ありません。
1回使えば、アプリ操作にもなれますよ
タクシー料金を安くする方法
タクシーを利用するとき、ネックになるのが料金の高さ。距離が離れていると2~3,000円は余裕で超えます。猫を動物病院などに連れていくにしても、ここまで費用が掛かると気が重くなりますよね。ここではそんなタクシー代を少しでも安くする方法を紹介します。
クーポンを利用する
直接、道路でタクシーを捕まえている方には馴染みがないはずですが、実はタクシー利用にも割引クーポンが存在します。配車アプリでは、タクシーを呼ぶときに使えるクーポンが配布されています。
たとえばタクシー配車アプリGOの場合、初回インストール時にタクシーで使用できる500円OFFクーポンをもらえます。300円の迎車手数料を差し引いても、お得といえます。
クーポン利用で割引できる金額はささやかです。とはいえ、大した手間なくタクシー代を安くできる点においてコスパは優れています。
ある程度歩く
基本的にタクシー料金はメーター制です。
具体的なメーター料金の仕組みは地域によって異なります。たとえば、関東の東京都や神奈川県では、だいたい200mごとに100円前後が加算されていきます。関西の大阪府だと200mで80円くらい。
ここでのポイントは、メーター制を採用しているタクシーはだいたい200m(0.2km)で料金加算される点。逆にいえば200m単位を自力で歩けば、その分安くできます。あまり歩く距離を長くするとタクシーを利用するメリットが薄れますが、1km程度であればいい運動となります。
不動産でよく見かける「駅から徒歩何分」という表現は、道路80mにつき1分の計算で算出。つまり、分速80mとして扱われています。この速さで200mを歩くのにかかる時間は目安として3分未満。1㎞だと12分30秒ほど。12分程度を歩くだけで約500円ほど安くできるならコスパがいいと言えます
ただし、歩いている間、猫の脱走がコワい方はオススメしません
障がい者の方は手帳提示で割引
タクシー事業者によっては、障がい者手帳を提示することで割引してくれるケースもあります。具体的な割引額は、各タクシー会社ホームページなどを確認してください。参考例として、一般社団法人神奈川県タクシー協会の場合は、10%割引(1割引)としています。(2023年10月時点)
タクシーアプリGOホームページでは、障がい者割引を適用させたいときの対応として下記のように記載されています。
障がい者手帳での割引については、タクシー事業所の対応範囲によって異なる場合がございます。
そのため、必ず、障がい者割引を適用しての乗車を希望されます場合は、事前に最寄りのタクシー事業所へお問い合わせいただき、アプリ内でタクシー会社指定のうえ、配車していただけますと幸いです。
GO公式サイトQ&A
具体的な割引や取り扱いは各タクシー会社によって異なりますが、GO利用時でも公的割引は適用されます。配車時に決済方法でGOPayを選択しておくと、クーポン割引とも併用できるケースもあります。
ただし、GOの場合でも乗車時に障がい者手帳の提示は必須です。忘れてしまったら割引は受けられません。また、AI予約だとタクシー会社の選択ができない点も注意しましょう。
猫をタクシーに乗せたときの体験談
筆者も、飼い猫トモくんを動物病院の定期健診に連れていくためGOを利用してタクシー乗車しました。
昼過ぎにタクシーを手配しましたが、4~5分ほどで指定の場所に来てくれました。逆にいえば、すぐ来てしまうため、乗車準備を済ませてから呼ぶ方がいいです。アプリで車の位置確認や定型メッセージを送れるため乗車タクシーを見つけられないということはなさそうです。
乗車前にタクシー運転手に、カバンの中に猫がいる旨を伝えて了承を得たから乗車。運転手さんも特段気にしない様子でした。
当然ですが、タクシー運転手の対応は人それぞれ。気さくに猫に関する会話をしてくれる方もいれば、終始無口な方もいますし、運転が雑な方もいます。正直、運転手の質は運次第です。
肝心のトモくんは怯えてはいるものの、暴れたり鳴きわめいたりはせずキャリーバッグの中で大人しく丸まっていました。
ちなみに筆者は車が苦手なので、終始遠いところを眺めてました
ペットタクシー
タクシーの中には、ペットタクシーと呼ばれるサービスも存在します。その名の通り、猫や犬などペットの乗車を想定したタクシーです。
利用する主なメリットとしては、下記が挙げられます。
- 運転手もペットたちの扱いに長けている
- 粗相をしても大丈夫な仕様であることが多い
- 飼い主が抱っこしていれば、カバンに入れなくてもいい
ペットタクシーは、犬、特に体が大きい中~大型犬の運送と相性がいいサービスです
一方、猫の運送においては必要性は微妙です。まず料金は通常タクシーとさほど変わりがありません。利用方法によってはペットタクシーの方がやや割高になりやすいです。
またペットタクシーは、サービス提供エリアが限られており、都心の一部地域でしか手配できません。
タクシーと猫 まとめ
初めて猫をタクシーに乗せるときは怒られないかドキドキされる方も多いです。実際はしっかりカバンの中に入れてあげていれば、タクシー運転手も気にすることは少なく乗せてくれます。
配車アプリGOも併せて使うと手配も簡単。動物病院の会計待ち時間の間にサクッとタクシー手配を行えます。
今回の記事を参考に猫をタクシーに乗せてあげてください