猫を飼っていると、ある日ふと気づくと「うちの子、シンクの中に入ってる…!」という場面に出くわすことはありませんか?キッチンシンクは、猫にとって魅力的な場所のひとつですが、実は多くのリスクが潜んでいる危険地帯でもあります。
この記事では、猫がなぜシンクに入りたがるのか、どんな危険があるのか、そして安全・清潔を保ちながら愛猫を守る「シンクカバー」の活用法について、プロのペットライターがわかりやすく解説します。
実際にシンクカバーを設置した様子はこちら


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猫がシンクに侵入する危険性

一見するとただの「いたずら」のようにも見える猫のシンク侵入。しかし、実際には以下のような危険が潜んでいます。
- 食器や調理器具を落として割ってしまう
- 洗剤や漂白剤の成分を誤って舐めてしまう可能性がある
- 濡れたシンクで足を滑らせてケガをすることも
- 衛生面での問題(菌の持ち込みや、猫の毛が調理器具に付着)
猫がシンクに入ってしまう理由

猫がシンクに入るのは、単なる気まぐれや悪さではありません。猫の本能や好みによる行動であることが多いのです。
水の音や匂いに惹かれる
猫は、動いている水の音に敏感。シンクに残った水滴や水道の音に興味を持ち、「ここに何かあるかも」と思って入り込んでしまうことがあります。特に流水が好きな猫にとっては、シンクは絶好の遊び場になってしまうのです。
また、シンクの三角コーナーなどにある生ゴミ・食材の匂いに惹かれるケースも。猫にとって人間の食べ物は危険なケースが多いため、なんとしても誤食は防ぎたいところです。
シンクがひんやりして気持ちいい
夏場など暑い季節には、ひんやりとしたシンクの素材が猫にとって心地よく感じられることがあります。ステンレスなど冷たい表面は、熱を逃がしたい猫にとって最高の避暑地。快適さを求めて自然とシンクへ足が向いてしまうのです。
高いところや狭い場所が好き
猫は本能的に「見晴らしのいい場所」や「囲まれた狭い空間」に安心感を覚える動物。シンクの位置が高かったり、蛇口や壁で囲まれていたりすると、猫にとっては魅力的な落ち着けるスペースになります。
シンクカバーを活用するメリット

猫の侵入を防ぐためには、物理的なブロックが最も効果的。その中でも、シンクカバーは手軽に取り入れられ、見た目もすっきりする便利アイテムです。ここでは、シンクカバーを設置することで得られる主なメリットをご紹介します。
物理的にシンクを塞いでブロック
シンクカバーの最大の利点は、物理的に猫の侵入経路を遮断できること。猫はジャンプ力こそありますが、着地スペースが不安定だったり、モノで塞がれている場所には無理に入ろうとはしません。しっかりしたカバーでシンク全体を覆えば、「ここには乗れない」と判断して自然と避けるようになります。
猫がシンクに「乗れない場所」だと認識する
猫は一度「ここは不安定」「なんだか居心地が悪い」と感じると、その場所に対する興味を失いやすいです。滑りやすかったり、安定しないシンクカバーを設置することで、「シンク=居場所ではない」と猫に印象づけることが可能。学習能力の高い猫ほど、この認識の切り替えが効果的に働きます。
水回りの掃除も楽になる
シンクカバーは、猫対策だけでなく日常的なキッチンの清潔維持にも便利。シンク内にホコリや猫の毛などのゴミが入るのを防げるため、食器洗いや調理のたびに洗い直す手間が減少。また、来客時にシンクを隠せることもメリットのひとつです。
シンクカバーの選び方

シンクカバーは素材や形状によって機能性が大きく異なります。猫の侵入防止とキッチンの快適性を両立するためには、以下のポイントを押さえて選ぶのがコツです。
滑りにくい素材を選ぶ
猫は「滑る場所」を嫌がります。ステンレスやプラスチック製でも、表面に凹凸があるタイプや滑り止め加工がされたものを選ぶと効果的。滑ることで「ここは居心地が悪い」と猫が判断し、近寄らなくなる可能性が高まります。
耐久性と清掃のしやすさをチェック
日常的に使用するアイテムだからこそ、耐久性のある素材を選ぶことが大切。ステンレスや厚手の樹脂素材であれば、猫の爪にも強く、傷がつきにくいため長持ちします。また、水や汚れを弾く素材であれば、サッと拭くだけで清潔を保てるため、お手入れも簡単です。
インテリアに合うデザインも大切
キッチンは生活感が出やすい場所だからこそ、見た目にもこだわりたいところ。インテリアにマッチするデザインを選べば、猫対策アイテムとは思えないほどおしゃれに仕上がります。「生活感を隠しつつ猫対策も万全」なアイテムとして、訪問客にも好印象です。
おすすめは「キッチンシンク用Ag+抗菌シンクの目隠しカバー」


数あるシンクカバーの中でも、猫の侵入防止と衛生面の両立を求める飼い主さんにおすすめしたいのが「キッチンシンク用Ag+抗菌シンクの目隠しカバー」です。
この商品は、抗菌効果のある銀イオン(Ag+)加工が施されており、キッチンを常に清潔に保ちたい方にぴったり。猫がうっかりシンクに乗ってしまった場合でも、抗菌仕様で安心感が高いです。また、程よい重さと厚み、裏面に滑り止めがあるため、簡単にズレたり浮いたりしません。表面は凹凸構造となっているので、猫にとって居心地が悪め。シンクへの長居を防ぎやすいです。
また、シンクカバーとしての機能だけでなく、使い方によっては作業台や物置きスペースとしても活用可能。軽い調理器具や食材程度であれば乗せられるので、料理中のちょっとしたスペース不足解消も期待できます。ただし、重いものを乗せると壊れる要因になる点はご注意ください。
実際にシンクカバーを使ってみた!

筆者宅でも、「キッチンシンク用Ag+抗菌シンクの目隠しカバー」を導入。今回は幅70cmでジャストサイズでしたが、シンクのサイズに応じてカットすることも可能なようです。

筆者の飼い猫トモくんは、大人猫になってからはキッチン・シンクに登る機会は少ないですが、油断は禁物。環境が変わればキッチン・シンクに登ることもありうるので、シンクカバーで対策を講じておくことにしました。
まず、重さに関してサイズ・耐久性の割には非常に軽く女性でも扱いやすいです。コンパクトに折り畳めるので収納時も省スペースで管理可能。

蛇口の部分が出っ張っていたので、その個所だけ空きスペースが生じてしまいましたが、そこまで広い訳ではないため妥協点かなと感じています。
さらに、ちょっとした作業台としても重宝。あまり重いものは置けませんが、料理中の一時置きスペースや布巾を広げて乾かす場としても活躍。掃除も簡単で、汚れてもサッと拭くだけで済む点がとても便利でした。

キッチンシンク用Ag+抗菌シンクの目隠しカバーの口コミ評判

- 5キロの猫が乗っても大丈夫でした。
- 軽くてすごく利用しやすいです。
- 我が家のキッチンにはピッタリの大きさで使い易いです。空きスペースに収納もできるので満足しています。ぶっちゃけて言えば小さめのお風呂の蓋ですのでもう少し安ければ満点です。
- シンクに食器を入れっぱなしにしても安心出来るようになりました
- うちのシンクの場合 水道が邪魔をして完全に塞ぐことができないため 隙間から開けてはいってしまいました。あと、お風呂の蓋と同じなので軽いのだと思います
参考:楽天市場
楽天市場にて、キッチンシンク用Ag+抗菌シンクの目隠しカバーの口コミ評判をチェックしまとめました。
良かった点として、軽さや耐久性が挙げられていました。そのため、使い勝手も良く目的である猫のシンク侵入防止も成功しやすかったようです。
ただし、必ずではなかった模様。好奇心旺盛でアクティブな猫の場合は無理やりこじ開けてしまうケースもあるようです。これに関しては、こじ開けられないように別の物で隙間を埋める、四隅に重みを乗せるなどの追加対策が必要そうです。
シンクカバー以外の猫のキッチン侵入防止対策
シンクカバーは非常に効果的な対策ですが、猫の性格や行動パターンによっては、カバーだけでは完全に防ぎきれない場合もあります。そんなときは、シンクカバーと併用できる他の対策を組み合わせることで、より安心・安全なキッチン環境を整えましょう。
キッチンへの立ち入り自体を制限する
最も確実な方法は、猫をキッチンに入れないようにすることです。ペットゲートや脱走防止扉などを設置することで、猫の侵入を物理的にシャットアウトできます。調理中や不在時など、目が届かない時間帯に効果的です。
猫が嫌がる素材を活用する
アルミホイル、両面テープなど、猫が「不快」と感じる素材をキッチン周りに一時的に置くのも手です。触り心地が悪いと感じると、猫はその場所を避けるようになる可能性もあります。
しつけや環境づくりも重要
猫は一度「ここに乗ったら怒られた」「楽しくない場所だ」と認識すると、その場所を避ける傾向があります。「ダメだよ」と優しく声をかける、乗った瞬間に別の部屋へ連れていくなどのしつけも有効です。また、キッチン以外に楽しい居場所(キャットタワーや日向のスペース)を用意してあげると、自然と興味が移ることもあります。
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シンクカバーで猫との快適な生活を守ろう

猫がシンクに入ってしまうのは、好奇心や快適さを求める自然な行動。しかし、衛生面や安全面を考えると、そのまま放置するのは危険です。そこで活躍するのが「シンクカバー」。物理的にシンクへのアクセスを遮断し、猫が自然と近づかなくなる環境をつくることができます。
「キッチンシンク用Ag+抗菌シンクの目隠しカバー」のような、抗菌性と安定感、デザイン性を兼ね備えたアイテムなら、猫にも飼い主にも嬉しい効果が期待できます。
シンクカバーを上手に活用し、大切な愛猫との快適な暮らしを守っていきましょう。