【結論】
猫ちぐらは、稲わらを使って作られた猫のための小さな家みたいな寝床です。自然素材のやさしい感じと、中でくるまるのにちょうどいい広さが、猫にとって居心地のいい場所となっています。
猫に用意してあげたい休憩場所、それが「猫ちぐら」。自然素材で作られたちぐら内部は、猫がまったりくつろぐのにピッタリな空間です。
この記事では、猫歴20年以上の筆者「たけのこ」が、猫ちぐらの魅力やお手入れのコツを紹介します。猫ちぐらがあれば、猫ちゃんの日常がもっと快適になること間違いなしです!
筆者も実際に買ってみました!
猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。
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黒猫トモくん(Tomo)
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!
猫ちぐらとは
猫ちぐらは、藁などで作られた猫用ハウスです。中は暖かさと通気性を兼ね備えており、夏冬兼用で使用可能。猫が安心して過ごせる隠れ家です。藁は爪とぎにも最適で、猫ちゃんが遊ぶのにも楽しい場所になるでしょう。ここでは猫ちぐらについて、より詳しく深ぼっていきます。
そもそも「ちぐら」とは
「ちぐら」とは、昔の人が赤ちゃんを安全に寝かせるために作った、藁(わら)でできたゆりかごのこと。その他に、農作業で使う道具のことを指す場合もあります。
本来は猫用ではなかったのですが時代が流れ、いつの間にか猫の寝床にも使われるようになりました。
猫はちぐらが好き
猫ちぐらは、冬は暖かく、夏は涼しいので、猫にとって快適な場所です。警戒心が強い猫にも安心感を与えます。また、稲わらは爪とぎに適しており、猫ちゃんがストレスを発散に役立ちます。
さらに、猫は本能的に狭い場所で隠れることを好む生態です。そのため、ちぐらのような適度に狭い場所は猫にとっても居心地がいい隠れ場所となります。
猫ちぐらの作り方
猫ちぐらを作るときは、稲わらを一本一本、ていねいに編み込んでいきます。この手間をかけた作り方が、猫ちぐらを丈夫にするようです。猫ちぐら作りは、伝統と熟練の技が要求されるといっても過言ではありません
丁寧に作られた猫ちぐらは、自然の温もりと職人の手作業の温かさが感じられる逸品となるでしょう。
筆者が購入したおすすめ猫ちぐら
実際に筆者も猫ちぐらを購入。ふるさと納税で入手するか迷いましたが、楽天市場に可愛いネコミミ仕様のちぐらがあったため、そちらを購入しました。
飼い猫の反応は、最初こそやや警戒していましたがしばらくしたら中に入るように。ただ、購入した12月から2月までは寒いからか、あまり入らず他の場所で過ごすことが多かったです。
しかし、春になった頃から猫ちぐらで過ごすことが増加。猫ちぐらはオールシーズン活躍するとは言いますが、やはり冬より暖かい春・夏の方が居心地いいのでしょう。
飼い猫はときどきですが、ちぐらで爪を研ぐこともしばしば。また、購入の決め手となったネコミミはガジガジ噛まれています。壊れてしまう日もそう遠くはないかもしれません。
購入して良かったです!
新潟県関川村のふるさと納税返礼品
新潟県関川村では、ふるさと納税の返礼品として、猫ちぐらが出品されています。
ふるさと納税は、自分の好きな自治体に寄付できる制度です。寄付した自治体からは返礼品として、地域の特産品などが贈られます。また、寄付額のうち2,000円を超える部分は所得税と住民税から控除されます。
つまり、お得に特産品などを入手できる制度です。
伝統的な昔ながらの方法で丁寧に手作りされているとのこと。100%関川村の天然稲わらで作成されているので品質も高いです。サイズは寄付額によって変動しますが、ミニから特大サイズまであります。
ちぐらに猫が入らないときの工夫
猫ちゃんがちぐらに入らない場合、いくつかの対策を試してみると良いでしょう。
まず、ちぐらの設置場所を変えてみることが大切です。猫は静かで落ち着ける場所を好むので、家の中でよく過ごす場所の近くにちぐらを設置するのが効果的。猫がよく日向ぼっこをする窓辺や、家族が集まるリビングの隅など、猫が安心してリラックスできる場所を選びましょう。
ただし、エアコンの風が直接当たる場所や通路の真ん中など、猫が落ち着かない場所は避けましょう。
また、無理強いしないことも重要です。猫は狭い場所を好む傾向がありますが、中にはちぐらが苦手な子もいます。無理にちぐらに入れようとせず、猫が自然に興味を持つのを待つことが大切です。
猫ちぐらはダニに注意
猫ちぐらは、暖かく暗くなりやすい環境であるため、ダニが繁殖しやすい場所でもあります。ダニは、猫だけでなく人間にとってもトラブルを引き起こす可能性があるので要注意。
ダニ被害を防ぐためには、定期的な猫ちぐらと室内の清掃が重要です。こまめに内部を清掃し必要に応じて拭き掃除しましょう。ただし、濡れ布巾で清掃したときは、風に当てるなどしてしっかり乾燥させてください。内部の湿度が高まるとカビが繁殖する恐れがあります。ホコリや猫の抜け毛などが、なるべく蓄積しないように心がけましょう。
ちぐらは布団などとは違い、ダニが繊維の奥に逃げ込みにくいです。そのため、日光でダニ対策を行うのもアリです。ただし、長時間日光に当て続けると、ちぐらのわらが痛み劣化が進んでしまうため短時間で仕舞うようにしましょう。
加えて、猫にもダニ避け対策を施しておくことも忘れてはいけません。猫のダニ対策については下記の記事を参考にしてください。
よくある質問
愛猫に猫ちぐらをプレゼントしよう!
猫ちぐらは、新潟県や長野県の稲わらで作られ、猫ちゃんに安全で快適な休息の場を提供します。その歴史や特徴から、選び方、猫ちぐらが苦手な猫ちゃんへの対応方法、そして重要なダニ対策まで、猫ちぐらに関する様々な情報をお届けしました。
猫ちぐらは猫ちゃんにとっての安心できる隠れ家であり、同時に飼い主さんにとっても家の中での猫ちゃんの姿を楽しむ素敵なアイテムです。しかし、その美しい外見と機能性の背後には、定期的なメンテナンスと注意が必要です。猫ちぐらを清潔に保ち、ダニ対策を行うことで、猫ちゃんも飼い主さんも快適に過ごせることでしょう。
猫ちぐらを上手に活用して、猫ちゃんとの生活をより豊かにしましょう。