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記事に登場する猫トモくん
筆者の飼い猫&編集長
運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫のオス。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中

ペットショップの売れ残り猫を引き取りたい!方法と注意点を解説

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ペットショップの売れ残り猫を引き取りたい
ペットショップで売れ残った猫を引き取るには

【結論】

売れ残ってセール対象となった子を購入するか、ペットショップが開催する譲渡イベントに参加する方法が挙げられます。

ペットショップで売れ残ってしまった猫たち。様々な理由で引き取り手に巡り合わなかった子たちですが、飼育に適したいない・劣っているという訳ではありません。売れ残った猫たちであっても、お迎えすることで家庭をにぎやかで和やかにしてくれることでしょう。

この記事では、ペットショップの売れ残り猫を引き取りたいと考えている方に向けて情報を発信します。

ライターたけのこ
黒猫トモ@猫主夫

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目次

ペットショップで売れ残った猫のその後

ペットショップで売れ残ってしまう猫は残念ながらいます。理由は成長して大きく育ってしまったなど様々。特定の毛色・毛並み模様が影響を与えるケースもあります。

とはいえ、売れ残った猫に飼育場の問題が必ずあるかというとそうとは限りません。多くの猫が問題なく人間と暮らしていける子です。引き取り手と巡り合えたことで、幸せに暮らせるようになったケースもあります。

それでは引き取り手と巡り合えず売れ残ってしまった猫たちがどうなっていくのか解説していきます。

基本的には売れるための工夫を凝らす

  • 値段を段階的に安くしていく
  • 別店舗に移動させる(地域によって人気品種が異なるため)
  • 従業員による積極的な営業

ペットショップでは売れ残りの猫を出さないよう、あの手この手で買い取ってくれる飼い主さんを探します。中には利益よりも猫たちの引き取り先確保を優先するペットショップもあります。

譲渡会などで里親を募集する

価格を安くしても運悪く売れ残った子たちは、ペットショップなどが主催する譲渡会で飼い主さんを募集します。譲渡であるため、生体料金は発生しません。

ただし、譲渡されるには飼育基準を満たす必要がある他、ペットショップ側が提示する条件を受け入れなければならないケースもあります。(フード定期便を契約するなど)

お店のスタッフがお迎えする

レアなケースではありますが、売れ残った猫をお店のスタッフが引き取る・看板ペットとしても飼育することもあるようです。とはいえ、個人・1店舗が飼育できる猫の数は限られているため非常に稀で限定的なパターンです。

ブリーダーのところに戻っていく

どうしても売れ残ってしまったとき、たまに起きるとされているのが仕入れ先のブリーダーに戻されるパターン。ブリーダーのところに戻った猫は、繁殖猫として暮らしていきます。

賛否は分かれるところではありますが、良質で健全なブリーダーであれば、戻ってきた猫たちは適切な環境下で飼育されます。

実験動物や保健所という噂はデマ

売れ残った猫は実験動物にされたり、処分されたりするという噂もありますがこれはデマです。たしかに、一昔前までは、売れ残ったペットたちが保健所に連れ込まれていました。

第四章 都道府県等の措置等(犬及び猫の引取り)

第三十五条 都道府県等(都道府県及び指定都市、地方自治法第二百五十二条の二十二第一項の中核市(以下「中核市」という。)その他政令で定める市(特別区を含む。以下同じ。)をいう。以下同じ。)は、犬又は猫の引取りをその所有者から求められたときは、これを引き取らなければならない。ただし、犬猫等販売業者から引取りを求められた場合その他の第七条第四項の規定の趣旨に照らして引取りを求める相当の事由がないと認められる場合として環境省令で定める場合には、その引取りを拒否することができる。

引用:動物の愛護及び管理に関する法律(e-Gov法令検索)

しかし、2013年動物愛護法改正以降、基本的に売れ残ったペットを保健所は引き取りを拒否するようになりました。そのため、売れ残る=処分という流れにはなりません。

悪質な引き取り屋は存在する

前述のとおり、悪質なペットショップ業者は売れ残った猫たちを保健所に引き渡すことが難しいです。そこで誕生したのが、引き取り屋というビジネス。売れ残ったペットたちを1頭数万前後の値段で引き取り、代わりに管理するというビジネスです。しかし、悪質な引き取り屋は多く度々ニュースなどでも報道されています。

事例1:産経新聞(逮捕された引き取り業者が供述するペット業界の闇)

事例2:NEWSポストセブン(繁殖させすぎた犬猫を有料で引き取り虐待する業者が暗躍中)

良識あるペットショップであれば、こうした引き取り屋に猫たちを引き渡すことはないでしょう。しかし、一部の業者が利用しビジネスとして機能してしまっているのが現実です。

引き取りを考える際のメリットとデメリット

売れ残った猫の引き取りメリットは、猫自体の購入コストが低くなること。多くのペットショップでは、売れ残った猫を早く引き取ってもらうために、価格を下げます。譲渡会であれば生体料金自体がかかりません。加えてあげるのであれば、ずっと引き取り手が見つからず寂しい思いをしてきた猫に救いの手を差し出して挙げられます。

デメリットとしては、正直そこまで特筆することはありません。売れ残りといっても必ず健康や性格に難がある、という訳ではありません。強いて挙げるとしたら長期間ケージで過ごしてきたことで、ストレスを抱えている可能性があることくらい。健康状態に関しては、基本的に引き取り時に説明されるはずです。

売れ残った猫を引き取る方法

売れ残った猫を引き取る方法は、主に2つ。値下げした時点で購入するか譲渡会で引き取るかです。ここでは、それぞれの特徴や流れについて解説します。

値下げとなった猫を購入する

まずひとつが、値下げセールの対象となった猫を選んで購入すること。ペットショップ側は、なんとしても売れ残りを出さないよう努力します。生後6か月を過ぎ体が大きく育ってきた猫は人気も下がり始めるため、価格も低く設定することでお迎えされやすいよう調整されます。

ペットショップで猫を購入するときは、だいたい数十万円ほどの生体価格で販売されています。しかし、成長し価格を安く設定された猫は、安くて5~6万円ほどで取引されるようになります。

値段が低いと何か問題があるのではと勘ぐってしまいがちですが、そういう訳ではありません。値段に関わらず猫たちは、それぞれの個性と魅力を持った可愛い生き物です。

ペットショップで猫を購入する際は、そうした値引きされた子たちにも目を向けてあげてみてください。

ペットショップ主催の譲渡会に足を運ぶ

売れ残った猫を引き取る方法として、もうひとつ挙げられるのがペットショップ主催の譲渡会に参加すること。現地で開催される以外にも、店舗ホームページなどで募集されるケースもあります。

ある程度成長した子が大半ですが、だからといって大きなデメリットがある訳ではありません。購入とは異なるので、本来数十万円かかる生体代が発生しないのも大きなメリットでしょう。

ただし、ペットショップによっては保険加入やペットフード定期便の契約などを条件として定めているケースもあります。

売れ残った猫を引き取るときの注意点

売れ残った猫を引き取る際には、いくつか注意点があります。主に譲渡会で譲り受ける場合に気を配っておきたい注意点ですが、必ず頭の片隅に入れておきましょう。

健康状態や持病のチェック

猫を迎え入れるときは、必ず持病の有無など健康状態を確認しましょう。大半のペットショップは、黙秘して販売したことで生じるトラブルを避けるため、猫にとって適切なお迎えになるよう健康状態や飼育の注意点を個体別に説明してくれます。

ただ、悪質なペットショップの場合だとその限りではない恐れがあります。お迎えしたら、実は病気や先天性のハンデを抱えていることが判明したというケースも少なからずあります。必ず購入時に健康状態の説明を求めましょう。

購入時・引き取り時にサインする契約書に特約事項があった場合は特に注意。「購入後に病気が発覚した場合、どんな事情であっても対応しない」という購入側に不利な条件が書かれていたら警戒しましょう。

条件は確認しよう

ペットショップが主催する譲渡会は基本的に生体料金は無料です。動物の譲渡において金銭を請求するのは、法律で禁じられています。ただし、別途諸経費という形で料金を請求されるケースもあります。

  • 飼育確認を兼ねるという建前で長期的なフード定期便に加入
  • 健康維持を建前としたペット保険への加入
  • ワクチンや避妊・去勢手術など健康管理にかかったコスト
  • その他、サービスへの加入費用

適正な請求であるかどうかの議論は置いておくとして、いざお迎えを決意した瞬間、上記の費用が請求されることもあります。とはいえ、詳細な条件はペットショップによって様々。あまり費用を請求しない店舗もあります。

突然になって慌てないためにも、あらかじめお迎えする場合の条件は確認しておきましょう。

飼育環境は整えていることが前提

猫をお迎えするのであれば、大前提として飼育できる環境が整っている必要があります。

  • 猫を飼育可能な物件に居住している
  • 金銭的に猫を飼育できる家計状況である
  • 家族の同意を得ている
  • 猫に対して正しい理解・良識を有しており学び続ける気持ちがある

上記はあくまでも一例ですが、譲渡を受け入れる場合はこのあたりの前提条件をクリアしているかを確認されます。この条件は猫を幸せに飼育できるか見極める大事なポイント。厳しいと評する声もありますが、悪意ある人間から猫たちを守るためにも必要な条件です。

当然、ペットショップで売れ残った猫たちを引き取る場合にも、こうした飼育条件をクリアしているかは確認されます。条件をクリアできない場合は、譲渡を断られます。

猫をお迎えする前に、今一度条件を見たいしているか見直しておきましょう。

まとめ

ペットショップの存在意義に関しては、賛否両論。他ペット先進国のように、廃止しべきという声も多いです。

ただ、ペットショップで販売されているペットたちには何の非もありません。運悪く売れ残ってしまった猫たちも含め、等しく尊い命です。

今回の記事を参考に、もしもペットショップでのお迎えを検討されるのであれば、売れ残ってしまった猫たちにも目を向けてあげてください。

ペットショップの売れ残り猫を引き取りたい

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この記事を書いた猫

猫歴20年の「たけのこ」と申します!黒猫と一緒に生活中。好きな食べ物は「きのこの山」。【猫と飼い主の暮らしを‘‘ストレスフリー‘‘に!】そんな想いでブログ運営してます。ライター依頼受付中。【保有資格:ペット看護師/ペットセラピスト/ペットフード・マナー検定合格/管理栄養士/「上級心理カウンセラー」「JADP認定メンタル心理カウンセラー®」他】

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