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記事に登場する猫トモくん
筆者の飼い猫&編集長
運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫のオス。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中

猫の歯磨きしてないとヤバい?やり方と工夫を猫の飼い主が体験談付きで解説

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猫歯磨きしてない
猫の歯磨きしてないとヤバい?

【結論】

猫に歯磨きをしていないのはヤバいです。健全な口腔環境を保つことが難しくなり様々なリスクを抱えることに繋がります。

歯磨きは猫に必要なお世話のひとつ。しかし、動きを拘束する必要があるため嫌がる猫は多め。口に歯ブラシを入れ慣れてない子は大暴れすることでしょう。

それでも、猫に歯磨きが必要な理由を猫歴20年以上の筆者「たけのこ」が解説します。

執筆者情報
#たけのこ

猫ブロガー
たけのこ(Takenoko)

プロフィール
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猫と暮らして20年以上。猫ニュースメディアのライターとして活動。いままで500本以上の猫に関する記事を執筆!猫たちの幸せに繋がればという想いで当サイトを運営しています。ペットフード/ペットマナー検定合格。飼い猫を主役とした絵本も出版。

登場する猫

猫YouTuber・ライバー
黒猫トモくん(Tomo)

プロフィール詳細
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運営者の飼い猫であり当サイトの編集長。保護猫出身。黒猫。甘えん坊な男の子。猫専門配信アプリnekochan公式ライバー。YouTubeも配信中!

目次

猫の歯磨きはしてないとヤバい!

猫歯磨き

結論として、猫の歯磨きをしていないのは控えめに言ってヤバいです。人間の場合で考えると、歯磨きしないことによって様々な口腔トラブルが起こりますよね。それは猫も同様です。

歯磨きをしない習慣が続くことで歯周環境が悪化し、口だけでなく全身の健康被害も心配になります。

猫の歯磨きの仕方

猫歯磨き

まずはハブラシを使用した猫の歯磨き方法について解説します。ハブラシは使用前に水で軽く洗いましょう。

ハブラシを持ったら猫の歯に当て優しくゆっくり、小刻みにブラシを揺らします。このとき、ブラシの毛先が歯と歯肉の間、いわゆる歯周ポケットを磨けていると好ましいです。奥歯の方が歯石が沈着しやすいため、優先的に磨いてあげたいところ。

1回の歯磨きで全部の歯を磨き切らなくてもOKです。あまり無理して歯磨きしようとすると、猫が歯磨きに対して警戒してしまい、今後嫌がるようになる恐れがあります。

歯磨き中、猫が嫌がる素振りを見せたら中断し、翌日磨き残している歯を綺麗にしてあげましょう。

頻度

猫の歯磨きの頻度として、毎日1回が理想的です。とはいえ、毎日の歯磨きは、習慣化していないと骨が折れるもの。うまくいかず途中で挫折してしまう飼い主さんも少なくありません。

そのため、はじめて猫の歯磨きに取り組まれる飼い主さんには、スモールゴールの考え方を推奨します。スモールゴールとは、何か大きな目標に取り組むとき最初は低めのハードル(簡単に達成できる目標)を設定しクリアしていくことで達成感・成功体験を高めていく手法。

猫の歯磨きの場合は、最初の1週間は毎日猫の歯を触るだけなど簡単な目標を設定。1週間クリアしたら、次週は実際にガーゼなどで少しだけ磨いてみるなど、段階的に難易度を高めていくと習慣化させやすいです。

猫への慣らし方

飼い主さんの中には、肝心の猫が嫌がって歯磨きできないと諦めているケースもあります。そうした悩みに対してもスモールゴールの考え方が有効です。少しずつ歯を触られる行為に慣らしていくことで、最終的にハブラシで磨くことへと繋げていきます。

STEP
口周りや歯に触ることを慣れさせる

まずは猫に歯を触られることに慣れてもらいましょう。方法はシンプル。猫の機嫌が良いときを見計らい、口元や歯をゆっくり触ってみましょう。このとき、猫が嫌がる様子を見せたら撤退しましょう。無理は禁物です。1週間程度慣らしてみて、慣れてきたなと感じたら次のステップへと進みましょう。

STEP
ガーゼや歯磨きシートを指に巻いて歯磨きする

猫が歯に触られることを許してくれるようになったら、様子を見ながらガーゼや歯磨きシートなど柔らかい布を指に巻き歯を磨いてみましょう。口の端から滑り込ませるように指を入れていくとスムーズに始めやすいです。このとき、力加減はやさしくすることを意識してあげましょう。やはり嫌がる素振りが見えたら中断することも大切です。

STEP
ハブラシで磨く

ガーゼや歯磨きシートで問題なく磨けたら、ハブラシへの移行に挑戦してみましょう。歯石落としや歯周ポケットへの清掃がより本格的に行えます。ハブラシが苦手な子は指サックタイプの歯ブラシもあるので、そちらを使用するのも良いでしょう。

どの段階でも、猫が良い子で歯磨きトレーニングできたらご褒美におやつをプレゼントすると歯磨きに対してポジティブな印象を持ってくれます。

また、嫌がるときは、ちゅーるや猫用歯磨きジェルなど猫が喜ぶ風味を指や歯磨きシート、ハブラシにつけると抵抗が和らぎやすいのでオススメです。

歯磨きは子猫期から慣らすのが理想

猫の歯磨きは子猫期から慣らすのが理想。小さい頃から口の中に歯ブラシを入れる習慣があると、大きく育てってからも歯磨きを嫌がりにくくなります。

では、子猫の頃から歯磨きしてこなかった猫はもう遅いのかというとそうとは限りません。もちろん、嫌がりやすいですが飼い主さんが根気強く歯磨き習慣を続けることで、ある程度協力的になってくれる子もいます。

猫の歯磨きができない・無理なときの工夫

どうしても猫が嫌がって歯磨きできないとき、強行するのは厳禁です。いったん猫の気持ちが落ち着くのを待ちましょう。無理やり歯磨きをしようとすると、猫は歯磨きという行為に対して警戒心を抱くようになります。警戒の対象には、歯磨きしようとする飼い主さんが含まれることもあります。そうなると、さらに猫の歯磨きが困難となります。

どうしてもできないときは、無理に磨こうとはせず歯磨きおやつやサプリメントなどを取り入れるのもひとつの工夫です。あくまでサポート程度の効果しか期待できない場合が多いですが、やらないよりは格段にマシ。

サポートグッズを活用する一方で、少しずつハブラシにも慣らしていけると好ましいです。できる範囲の口腔ケアから始めてみましょう。

前述しましたが、ちゅーるや猫用歯磨きジェルなど猫が喜ぶ風味を指や歯磨きシート、ハブラシに付与すると抵抗が和らぎやすいです。猫の歯磨きに苦戦するときは、こちらも試してみるのも良いでしょう。

おすすめの猫用歯ブラシ

猫歯磨き

筆者が好んで使用しているのは、シグワン(SigOne)の猫用歯ブラシ。ヘッド部分が360°型なので、磨きやすいのが特徴。

お値段は少々お高めですが、どの面でも磨けるためブラシの向きを調整する手間が省けます。短時間で行わなければならない猫の歯磨きにおいて重宝してます。

たけのこ

歯ブラシの毛も柔らかいため、優しく磨きやすいです

猫の歯磨きをするサポートおすすめグッズ

猫の歯磨きケアには様々な商品が販売されています。上手に使うことである程度、ハブラシでの清掃代わりとして機能する商品もあります。ここでは、歯磨きサポートグッズの中でもオススメな商品を紹介します。

ライオン「歯磨きシート」

ライオンが販売している歯磨きシートは、猫に歯磨きを慣らす段階で重宝することが多いグッズです。シートを指に巻き付けて歯をこすることで歯石や汚れを拭きとることが可能。ハブラシのように歯周ポケットの清掃は苦手ですが、歯石や汚れ除去の手段としては優秀です。

猫も信頼している飼い主さんの指なら、あまり抵抗せず口に入れさせてくれことが多め。ハブラシが苦手な子にもオススメです。

おやつ「グリニーズ」

猫用おやつの中には、歯垢落としも想定した商品が数多く存在します。グリニーズもそのひとつ。独自の粒製造によって歯磨きに近い効果を追求しています。

グリニーズは味の種類も豊富なので、飼い猫に合ったフレーバーが選べるのもメリットと言えるでしょう。

デンタルガム「Plact」

Plactはペティオから販売されている猫用おやつブランドです。そのラインナップの中に、デンタルガムも用意されています。噛むことでコラーゲン繊維が歯の汚れを絡めとってくれます。

また、オボプロンやオメガ3脂肪酸などの成分も配合。香料・着色料・保存料も不使用の国産おやつなので安心して与えられます。

PETKISS歯みがきジェル チキン風味

ライオンから販売されている歯みがきジェルのチキン風味。ハブラシや歯磨きシートに塗ることで、猫の抵抗を和らげることが期待できます。歯磨きにまだ慣れてなく、警戒が強い子に対して使ってあげると、歯磨きしやすくなるかもしれません。

風味は色々ありどれも犬猫どちらにも使えますが、猫に対してはチキン風味をオススメします。

ちゅーる

歯磨きジェルの代わりに、ちゅーるを代用するのもひとつの工夫です。指に塗って口周りや歯に触るトレーニングをするのも効果的です。

ただ、ちゅーるは猫用食品。ハブラシに使用した際はより念入りに水洗いして清潔さを保ちましょう。

おもちゃ

噛むことで歯垢除去を狙うおもちゃも販売されています。おもちゃの繊維で歯に接触することで、汚れを絡めとるといった仕様。繊維質な素材であるヘチマを用いたおもちゃや、噛むことでストレスを発散させるけりぐるみなど幅広いタイプのおもちゃが販売されています。

猫も遊んでいるうちに歯のケアができるため一石二鳥といえます。

水に入れるだけなのでおすすめ「リデンタウォータープラス」

近年、飲み水に混ぜるタイプの歯磨きとして注目を集めているのが、「リデンタウォータープラス」。プロアントシアニジン・抗バクテリア・サポニンなどの成分を配合し、水分摂取から口腔内環境のケアをサポートするようです。使用方法はいつもの飲み水に入れるだけなので、ケアを継続しやすいのが最大のメリット。

筆者は試したことはありませんが、多くの動物病院でも採用していることから期待値は高そうです。ただ、気になるのは、成分にハーブが使用されている点。猫とハーブの関係は明確になっていませんが、少なからず懸念は残ります。猫用にハーブ成分を少なくしているタイプも販売されていますので、気になる方はそちらを選んでみてください。

どうしても気になる方は、かかりつけ獣医師に相談&与え始めは様子を見守ると、より安心ですよ。

歯磨きサプリメント「プロバイオD」

獣医師97%が薦めたいデンタルケア
プロバイオD

  • 動物医療で採用No.1口腔善玉菌
  • 長年にわたる販売実績と評価
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歯磨きのサポートとして、サプリメントも有力な選択肢。ペット用歯磨きサプリメントも中でもオススメなのがプロバイオDです。2600件以上の動物病院および施設において、14年以上採用され続けている実績と信頼性を兼ね備えています。

Zendaman口腔乳酸菌などを配合し、口内フローラのバランス改善をサポートします。継続して与えやすいパウダータイプのサプリメントである点も嬉しいところ。

歯磨きガムなどを使えばブラシは必要ないは勘違い

猫歯磨き

世の中には、上記で紹介した猫の歯磨きをサポートするガムやサプリメント、おやつなどが販売されています。そうしたサポートアイテムを使っていると、歯ブラシで磨く必要はないと思いがちですが、それは勘違いです。歯の汚れをしっかりに取るには、やはり歯磨きをするに越したことはありません。

人間を例に考えてみましょう。歯ブラシで磨かずガムなどのデンタルグッズだけで済ませていた場合、歯石は十分取り入れず衛生状態が汚いままなので、すぐに口腔トラブルが発生します。

猫の場合も同じです。歯磨き以外のグッズはあくまでもサポートを目的とした商品。歯石発生を予防はしてくれますが、既に発生している口腔内の汚れを除去し切るのはなかなか難しいところです。ドライフードも歯石がつきにくいだけでケアの代わりにはなりません。

猫が嫌がって歯磨きできないときは使わないよりマシですが、効果は過信せず歯磨きのサポート程度のものと考えておくのが無難です。

よくある質問

猫に歯磨き必要か?

正常な口腔環境を整えるために必要です。

猫に歯磨きをしたほうがいいですか?

口腔トラブルを防ぐため猫に歯磨きは行った方がいいです。

猫の歯磨きはどれくらいの頻度ですればいいですか?

できれば毎日行うのが理想です

猫の歯磨きは最初どうしたらいいですか?

歯・口周りに触ることに慣れてもらうトレーニングをしましょう

猫の歯磨きの代用になるものは?

サプリメントやおやつ、おもちゃなどが挙げられますが完全な代用とするのは難しいです。

猫の歯磨きはどうやる?

歯と歯周ポケットを磨くようにブラシを優しく左右に揺らします

猫の歯磨きは大人になってからじゃだめですか

ダメではないですが根気強く歯磨きに慣らす必要はあります。

猫に歯磨きのおやつはいつからあげられますか?

商品にもよりますが生後6か月ごろから対象となるケースが多めです。

猫に歯磨きをさせるタイミングは?

リラックスしているときや眠そうなタイミングがおすすめです

猫の口が臭いのはなぜですか?

口腔トラブルが発生している恐れがあります。動物病院に相談されることを推奨します。

猫のドライフードには歯磨き効果があるのですか?

ドライフードを噛むことで歯に付着している歯垢を削り落とす効果があると言われていますが、歯磨きと同等という訳ではありません。

猫の歯石を爪で取ってもいいですか?

猫の口腔内を傷つける心配があるのでオススメしません。

猫の息が臭いのを防ぐには?

定期的な歯磨きと動物病院での検診が大切です。

猫のために歯磨きを頑張ろう!

猫歯磨き

歯磨きも猫にとって大事なお世話。当の猫自身が嫌がることが多いため心折れることは多々あるでしょう。

それでも、歯磨きを怠ると将来的に猫の健全な口腔環境が損なわれる心配もあるため、飼い主さんが頑張ってあげることが重要です。

猫の歯磨きを始めるのに遅いということはありません。何歳であっても歯磨きを習慣化させてあげましょう。

猫歯磨きしてない

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この記事を書いた猫

猫歴20年の「たけのこ」と申します!黒猫と一緒に生活中。好きな食べ物は「きのこの山」。【猫と飼い主の暮らしを‘‘ストレスフリー‘‘に!】そんな想いでブログ運営してます。ライター依頼受付中。【保有資格:ペット看護師/ペットセラピスト/ペットフード・マナー検定合格/管理栄養士/「上級心理カウンセラー」「JADP認定メンタル心理カウンセラー®」他】

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