【結論】
キウイはマタタビ科なので猫が反応する可能性はあります。ただし、マタタビ効果が強いのは枝や根です。実には反応が薄く、食べて喜ぶわけではありません
キウイフルーツは栄養素を多く含み、絶妙な酸味と甘みが特徴の果物。生食としてはもちろん、スムージーやジャムにしてもおいしいです。
そんなキウイは猫が大好きなマタタビの仲間。キウイの枝にメロメロになったりする猫もいます。
この記事では猫とキウイの関係、キウイ農家さんの悩みについてペット資格を保有している筆者「たけのこ」が解説します。

猫は果実ではなく枝や根が好きです
- 猫とキウイの関係
- キウイの枝の購入方法


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猫とキウイの関係


前述した通り、猫はキウイを好むケースがあります。猫とキウイの関係について詳しく解説していきます。
①キウイフルーツはマタタビ科マタタビ属


科名/属名:マタタビ科/マタタビ属
別名:「オニマタタビ」
学術上の分類では、キウイフルーツもマタタビの一種。猫が好む植物です。
マタタビ科の植物には「マタタビラクトン」という成分が含有されています。猫はマタタビラクトンを吸収することで酔っ払ったような状態になります。
キウイフルーツにも他マタタビ科植物と同じく、このマタタビラクトンが含まれています。ただし、キウイフルーツのマタタビラクトンは枝や根、葉に多く実にはほとんど含まれていません。
②猫に害がある果物ではない
キウイフルーツは、猫が食べても必ず害がある果物ではありません。特別嫌う果物でもないため、中には食べる猫もいます。
ただし、キウイフルーツアレルギーや過剰摂取には注意する必要があります。
特にアレルギーはアナフィラキシー反応を起こしてしまうリスクがあるため、初めて食べさせるときは少量で様子見しましょう。



無理に与えるメリットはありません
③猫害はキウイフルーツ農家にとって大問題


前述の通り、キウイフルーツの枝や根、葉っぱにはマタタビ成分が含まれています。そのため、マタタビに引き寄せられた野良猫たちがキウイ農家の樹木を噛んでしまう「猫害」が問題視されています。
キウイフルーツに誘われた猫が樹の根を掘ったり、かじったりすると大事な樹がダメになってしまいます。
かわいい猫といえどキウイ農家の方からすれば、たまったものではないですよね。



キウイフルーツ農家では、猫避け対策に奮闘されているそうです
④猫はキウイの実を好んで食べるわけではない
甘味と酸味が特徴的なキウイフルーツ。しかし、猫は甘味を感じず酸味は腐っていると捉える生き物です。中には、キウイを食べる猫もいますが「甘酸っぱさがおいしい!」と喜んで食べている可能性は低いです。
また、市販で売られている食用のキウイ果実では、猫の反応は薄いです。酩酊効果があるマタタビラクトンは枝や葉に多く含まれています。果実では猫がゴロゴロ喜ぶ反応は期待できません。
猫向けにキウイの枝を買うならAmazonや楽天
愛猫のために、マタタビ効果があるキウイフルーツの枝などを買うならAmazonや楽天などのオンラインショップが便利です。ふつうだとキウイ農家が近くになければ、そうそう手に入りませんがオンラインショップであれば簡単に入手できます。
猫とキウイフルーツのQ&A
猫とキウイに関する疑問を下記にまとめました。
- キウイの猫害対策は?
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キウイ農家によって様々ですが、樹のまわりに柵を立てて囲っているケースもあります。
- マタタビなのにどうして「キウイフルーツ」という名前?
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名前の由来はニュージーランドの国鳥「キーウィ」に外観が似ているためです。
- 猫はキウイの皮に反応する?
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反応する可能性は低いです
- 他にも似たマタタビ科は存在する?
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サルナシという果実もマタタビ科に属します。
小ぶりなキウイフルーツのような物で食用にも向いています。
猫とキウイ まとめ
キウイフルーツは、ビタミンやカリウムが豊富ですが、近年の総合栄養食は猫に必要な栄養バランスが含まれているため、積極的に果物を食べさせる必要はありません。
むしろ、キウイフルーツアレルギーの危険性や消化器官に負担をかけるリスクを考慮するとおやつとしても与えないほうが無難です。



猫には果物より専用おやつをオススメします